花ことば物語
【レンゲソウ】
ギリシヤ神話のひとつです。
ある日、仲よしの姉妹二人は祭壇に捧げる花を摘みに野に出て、水辺に咲いているレンゲソウを見つけました。
姉のドリュオペが摘むと、折った茎から血が流れました。
その花はいやな男から逃れるために、ニンフが姿を変えたものだったのです。
ニンフの代わりに、彼女の足は草に変わり、根が張っていました。「花はみな女神が姿を変えたもの。もう花は摘まないで」と言い残して、ドリュオペはレンゲソウになってしまったということです。
レンゲソウは、肥やしとしての価値も高いため、秋に収穫した後の田にレンゲの種をまき、春の満開時にその田の中にすきこみます。
薬効もあり、そこから「私の苦しみを和らげる」という花ことばになりました。
花色:赤、白
開花期:4月から5月
花持ち:4日から5日程度
花言葉:私の苦しみを和らげる、あなたは幸福です