VILLA D'EST GARDENFARM AND WINERY に行く

 エッセーや絵画などで活躍されている玉村豊男さんが、2004年に長野県東御市にワイナリーをオープンされました。
 それに先だち、お友達のお誘いで我が家も苗木会員になることに。
 その後、シーズンごとにワイナリーから送られてくるクラブレポートを眺めつつも、なかなか現地へ出向くことができないでいたのですが、今年はようやくワイナリーを訪れることができました。

 上信越自動車道の東部・湯の丸インターを降り、途中途中に立っているヴィラデストの道案内の看板を頼りに進んでいくと、“最新式”と聞いていた仕立て方のぶどう畑が広がっていました。

 想像していたよりもこぢんまりとした建物。段差のある土地を利用して、この中にショップ、カフェ、ギャラリー、そしてワイン工場も組み込まれています。

 まずは何よりもお庭の美しさに目を奪われます。さっそく散策することに・・・。

 山の気候が適しているのはもちろんのこと、手入れがよく行き届いているのがうかがえます。我が家ではすぐ気温差や湿気にやられてしまう草花も、ここではとても元気。ガーデンシェッドや椅子などが木々や植物たちとよく馴染んで、ゆったりとした雰囲気を醸し出しています。


 ランチの受付のためにカフェの入り口に行くと、ちょうど玉村さんが気さくに応対くださり、これはまたとないチャンス!と思って厚かましくもサインをお願いしてしまいました。

 そこで私が咄嗟に差し出したのは、家から出かける時に主人が偶然手にしたワイナリーのオープン前のパンフレット。玉村さんがすぐお気付きになり、「あ、懐かしいなぁ。これはレアだ!」とウケてくださいました(笑)。

 さあ、今回の大きな目的のひとつ。ショップのかたに見取り図で場所を教えてもらい、我が家の苗木に会いに行きました。

 メルロー(赤)の畑。さてさて、どれかな〜・・・。

 お、あったあった!我が家のぶどうの木です。

 ほら、ちゃ〜んとぶどうの実が!

 実は以前、厳しい寒さが災いして、うちの最初の苗木は枯れてしまったらしいのですが、すぐに別の苗を用意してくださいました。今度はずっと元気に、美味しい実をたくさん実らせてネ♪と声をかけてきました。

 お楽しみのランチタイム!私達が頼んだのは「ランチプレート」。右が自家製ソーセージ、左が信州サーモン。それぞれに自家製のパンと食後の飲み物が付きます。素材の味がしっかりしていてとても美味しかった!!

 土日は工場見学もさせていただけるということで、ワイナリーツアーに参加しました。(朝のうちに予約をしておきました)

 ワイン製造スタッフさんによる作業の説明を聞きながら、樽や機械を見てまわります。小さい工場だけれど、きれいにしてあって清潔な印象です。

 ヴィラデストご自慢のオリジナル蒸留機とのこと。蒸留酒を作ります。
 ここは狭い小部屋になっていて、しかも蒸留されたお酒はアルコール度がとても高く、お酒に弱い人がここにこもって作業するとすぐに酔っぱらってしまうとか・・・。

 完成したワインを寝かしておく貯蔵庫です。低い温度が保たれていてひんやり〜。

 ワイナリーツアーを終え、お買い物もあれこれした後、休憩がてらお庭をもう一度探索。先ほどのランチでいただいたような野菜やハーブが生き生きと育っています。


 来て良かったね〜!と素直に思えた楽しい時間でした。いつもにこやかな玉村さんやスタッフさんたちが、日々手をかけ愛情をかけていらっしゃる様子が伝わってくる素敵な場所。またぜひ遊びに行きたいと思います。