アルミ・タイヤ

サイズ選定
デザイン選定
ショップ選定
取り付け
交換
交換2


サイズ選定

まずはサイズを決めなくちゃ。純正サイズの外形にできるだけ近いものを選ばなくてはいけない。さもなけば、スピードメータに狂いを生じるからだ。まっ、モスギア(スピードメータ補正装置)を付ければ済む事だけど、それももったいないので、まっとうな道を選んで、各サイズを計算してみる。(単位はmm)

サイズ タイヤ厚み ホイール外形 タイヤ外形 純正との差
215/65/15-6.5J 215*0.65=139.75 15*25.4=381.0 139.75*2+381.0=660.4 0(純正サイズ)
225/60/16-7J 225*0.60=135.00 16*25.4=406.4 135.00*2+406.4=676.4 +16
225/55/16-7J 225*0.55=123.75 16*25.4=406.4 123.75*2+406.4=653.9 -6.5
225/50/17-7J 225*0.50=112.50 17*25.4=431.8 112.50*2+431.8=656.8 -3.6

以上の結果から明らかなように、225/50/17インチが最も純正サイズに近い。あくまでも計算上の話しで、実際にはメーカーごと、ブランドごと、タイヤの空気圧ごとにサイズは微妙に違ってくる。いずれにしても、車検から考えると、スピードメータの誤差がプラス方向は規格幅が広いが、マイナス方向は規格幅が狭い。これからすると、外形は純正サイズよりも大きくなるとスピードメーター検査で引っ掛かり易いことになる。かといって、上記表の範囲ではまったく問題無いことは明記しておこう。

ここで、一応サイズは225/50/17-7Jに決めた。(個人的主観だが)薄過ぎず厚過ぎずでちょうど良い感じだ。ご存知無い方のために補足しておく。225はタイヤの幅で単位はmm。50はタイヤの偏平率で、幅に対して50%の厚みがあるということ。17はホイール外形で単位はインチ。最後の7はホイールの幅で単位はインチだ。

ちょっと余談かもしれないが、ホイールの幅がちょっと気になっていた。フロントはこの幅でいいのだが、リアはどうしてもトレッドが狭い分だけ内側に入ってしまう。ルックスからすればボディーと面一にするのが基本だが、そのためにはホイールのオフセットを変えるか、ホイールの幅をリアだけ7Jから7.5Jなどにして幅を広くするかになる。スペーサーをかましてやる手もあるが、これは理論上薦められる話しではない。なぜかって?それは、よくスペーサーが割れたとか、この部品のおかげ?でハブボルトが緩み易くなるとか、ろくな話しを聞いた事が無いからだ。ルックスのために機能を損ねることをするのは本末転倒と考える僕には到底許す事ができない。よってスペーサーは論外とした。

かといって、リアとフロントで異サイズとすれば、ローテーションができなくなるので、タイヤの持ちが違ってくる。あれこれ考えたが、結局前後とも同サイズにすることにした。


デザイン選定

次にデザイン選定だ。アルミホイールのデザインは様々だ。どれにしようか結構悩む。基本的にアメリカンをと思っていたので、それなりのものを考えていた。従ってヨーロピアンタイプのディシュ系、メッシュ系、それに走り屋系のスポークタイプは外した。今の流行からするとどうしてもメッキタイプあるいはSMC(スパッタリング)である。これは考慮するに値する。ちょっとおじさんには派手過ぎるかもしれないが...。

で、候補に上がったのが、ブリジストンのビブラムSP、WORKのクラッグVX-6と、IMPULのブロンクスデュラル。ビブラムはSMC、クラッグとブロンクスデュラルはメッキタイプだ。価格には結構違いがある。候補に上げては見たものの、クラッグVX-6はどう見てもクロカン4駆的要素が強いので、早くも候補から外れた。また、ブロンクスデュラルはちょっとデザインがコテコテ過ぎて、おじさんにはつらいかもしれない。で、これも却下。残るはビブラムSP。デザインはシンプルであるがゆえ、これならおじさんにも絶えられるかな。

タイヤの銘柄にもこだわっていた。RV向けタイヤをターゲットに銘柄を選ぶ。どうしても背の高い車は、その分だけタイヤの肩に負担がかかるのでいわゆる肩落ちが激しく、それが偏磨耗という形で現れてくるからだ。ブリジストンにはRV向けの50偏平がないので諦めるが、2流メーカーのトラ?パスなどを選ぶ気にもなれない。結果ダンロップのルマンRVにした。左右非対称パターンがそれらしさをかもし出している。


ショップ選定

物が決まったところで、ショップを回ることにした。まず最初に立ち寄った小さな個人店。ここでは話しを色々とした。やはりこのショップのオーナーも「クラッグのデザインはどうしてもクロカン4駆的要素が強いので止めたら」、などとアドバイスしてくれた。それでアルミはビブラムSPで、タイヤはルマンRVとして見積もりをしてもらった。見積もりは\190、000程度だったと思う。雑誌の通販価格\176,000とはかなり違っていたので、そそくさとそのショップを出てきた。

次に向かったのが、大きなカーショップ。ここでは、\172,000+工賃+ナット代金+消費税だった。見積書だけもらって、次のショップへ向かう。今度はタイヤ専門店で、県下一の安さを売り物にするショップである。最初の提示額は\180,000程度だったと思う。そこでスカサず、先程もらった大きなカーショップの見積書を提示する。すると、態度が一変した。「絶対に負けません。」とセールスマンは言い放し、再度見積もりを提示してきた。結果は、消費税、ナット代金(ロックナット含む)、工賃、それから特典付きメンバー入会金\8,000をすべて込みで\172,300と提示してきた。これは先程の店よりかなり安いことになる。それでも僕は、「端数の300円落としてくれたら買おうかな〜。」なんて言うと、「これ以上は難しいので、僕が出します。」と思いがけない言葉。セールスマン自ら自腹で300円を出すと言うのだ。これには流石に僕も驚いたので、「そこまでしてもらわなくても結構です。」とは言ったが、結局お言葉に甘えた。

このショップは、お薦めですよ。特にメンバーになると、会誌が送られてくるし、割引券も送られてくる。ローテーションとバランスは無料になるし、良い事づくめです。


取り付け

1998/06/11、物が入荷したとの連絡を受け、早速ショップに向かう。ほんの10分もしたら、交換は完了した。まっ、あらかじめバランスは取っておいたようだから、当然か。

ホイールを変えると車のイメージは一変する。SMCコーティングのホイールが目に眩しい。ちょっとおじさんにはつらかったかなとも思いながらも、個人的には気に入った。


交換

2002/08/02、距離17,352kmにて、新品に交換。RV用タイヤは片減りを抑えるためにどうしても肩が硬いし、私のように普段乗らないと余計にひび割れも進行する。7〜8分山ではあるが、肩がひび割れてきて気持ちが悪いので、交換に踏み切った。(タイヤは命を乗せてるということで。)

まぁ、ほとんど乗らない車に高いタイヤを付けてももったいないかと思ったりもしたんだが、ロードノイズがうるさいのも嫌だし、やっぱりそれなりのブランド物をということで、ルマンRV501にした。先回と同じルマンRVではあるが、モデルチェンジしパターンも新たになり、静けさ、排水性など、以前より進歩したようだ。

購入先は以前と同じショップ。メンバーは20%オフということで、かなりお得にしていただいた。

高速でのインプレはまだしてないが、一般道での感触はかなりいい。前のタイヤが4年経って固くなっていたものと比べるといいのは当たり前だが、かなり静かだ。


交換2

2007/04/30、距離29,569kmにて、新品に交換。前の日に伊東温泉からの帰りの高速で、突然後部からの振動を感じた。数日前にタイヤのバランス取りとローテーションをしたばかりだったが、バランス用のウェイトが飛んだぐらいにしか思わなかった。まずは行きつけのタイヤ屋さんに出掛けて見てもらう。「お客さん、原因分かりました。タイヤが膨らんでますよ。こりゃぁ危ないですね〜。後ろの2本とも駄目です。前輪は良さそうですが。」と言われ、「4本とも交換してください。」と。もちろん手持ちの金はなく、カード払い。先回の交換からたったの12000km程度で交換となってしまったが致し方ない。まぁ5年近くも経ってるしね。

同じルマンRVをお願いしようとしたが、なんとサイズが無くなってるではありませんか。吸音スポンジのLM703にしてもらった。

数日後飛騨高山まで高速で出掛けたが、感触はかなりいい。ハンドリングが素直になった気がする。気持ち良く飛ばすことが出来た。