〜信州〜 蓼ノ海(たてのうみ)
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***** いま、会いにゆき鱒 *****


 
映画「いま、会いにゆきます」のロケ地となった長野県、蓼の海(たてのうみ)。

ここには鱒が放流してあり、ルアー及びフライフィッシングで楽しむことができる。

そこで「いま、会いにゆき鱒」ということで、キャンプを兼ねて楽しんできた!





世間様はゴールデンウィークの真っ只中、やっとの思いで仕事を終わらせると、前々

から少しずつ準備しておいた荷物のチェックを済ませ、最終的な食材等を詰め込んだ

クーラーボックスをラゲッジに積み込むと、夜の我が家を出発した。夜間の住宅街に於

いては確実に近所迷惑なエキゾーストを遠慮気味に響かせたJB23で、鼻の下を長

くして
首を長くして待つワンワンを拾うと、再び近所迷惑なエキゾーストを響かせて

夜の旅路へと向かうのであった。


普段はスキスキな東海環状道もゴールデンウィークの真っ只中とあって交通量はそれ

なりに多い。 特に「御上」がETCならば何所まで行っても上限¥1,000とい

う、馬鹿か、キチガイか、間抜けか、ボケナスか、アホタンチンかというような、普

通常識で考えてもダメなことが分かりそうな間抜けなことを平気でやっていた頃のこ

とでもある。私もその“恩恵”を受けたことになるからあまり強く言えないが…(笑)

土岐JCTを過ぎて中央道に合流すると、更に交通量は増していった。 高速道を降り

る前に手前の諏訪湖SAで仮眠することにした。駐車場も車で溢れ返っていたが、隅っ

こで静かそうな場所にスペースを見付け、そこで仮眠する。 時が時だけに「族」と思

しき“カッコイイ御兄ちゃん”たちのバイクの音で煩いこともあったが、時折パトカー

の巡回もあり平和に寝付くこともできた。  ところが流石に山間部。寒さで目が覚め

る。エンジンをかけて暖房を入れるが、もう爆睡したら起きられない。(笑) トイレ

に行ったついでに白々と明け始めた諏訪湖を見ながら大きく背伸びした。


ここからは一応ナビをセットして、最寄りの諏訪ICより一般道へと進む。以前なら各

所で停まって地図を確認しながら進んだものだが、便利な時代になったものだ。まぁそ

の分面白みは無くなったのだが…。それでも出発前に地図で要所要所を確認しておけば

ナビのルート案内に頼ることなく、画面にリアルタイムで表示される地図で確認しなが

ら確実に目的地に辿り着くことができるから便利なものだと言えよう。 それはさてお

き、迷うことなく無事現地に到着した。  でもまだ裸族と思しき現地人の面々は家で

コテカを装着中なのか当然ながらまだ着いていない。 

駐車スペースに車を停めると早速釣り準備の開始だ。



 (湖畔に駐車場があり、その脇が芝生スペースになっていて、そこにテントを設営し
昼間は釣りを楽しむことにした。)

 正直なところ、入漁料からしてそんなに釣れないだろな…?と思っていたのだが、

それは良い方の意味で見事に裏切られた。想像していたサイズは渓流サイズ。(笑)

だから私はシルバークリークのパックロッド、8’ #4−5で臨んだ訳だが、これ

ならば9’#6クラスでも何らオーバーパワーにならない。それどころか地元のアン

グラーは2ハンドで大きな「春蝉フライ」を遠投していた強者も居たくらいだ。どれ

くらい経っただろうか? 塩犬氏が1匹バラした。そしてその後、私にも40cmク

ラスがヒット! 幸先の良いスタートとなった。 そして気を良くしていると…、



今度は塩犬氏が遠吠え▼・。・▼」」」」ーワンワン!! と雄叫びを上げた!


 ロクマルはあろうか?と思えるニジマスがヒット! リールファイトを十分に楽しん

でいる。静かな湖面にリールの逆転する音と、ワウ〜〜!ウォ〜〜ン!と犬の遠吠えだ

雄叫びだけが響いている。もう十二分に満足した。 あとは裸族のコテカを装着した

信州連合のメンバーの到着を待ち、テント設営をするだけだ。そうこうしている間に尾

張藩から頭の天辺が火災に見舞われ、焼け野原と化したのではないか?と思わしきオヤ

ジが到着して、カメラで動画を撮っているではないか。(笑)


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 塩犬氏の「雄叫びファイト」の図。瞬間的なシャッターチャンスは逃したが、水中に

突き刺さるラインと、その向こうに残る波紋。
         

 とりあえずやりましたぁ〜! ▼・。・▼」」」」ーワンワン!!


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無事にランディングを果たすと、頭の天辺が火災に見舞われ、焼け野原と化したオヤジ

のキャンピングカーで朝から酒を御馳走になった。(笑) 今夜はここに「お泊り」だ

から気楽に呑めるぞ〜♪



しばらくして裸族コテカの面々信州連合の面々も合流しテント設営にかかる。そして我々

も早々テント設営を終えると第2ラウンド開始。だがさすがに真昼間はアタリも無く、

他のアングラーの様子を見ながら湖畔を一周して回る。何せ釣りをするのは私と塩犬氏

だけで、他のメンバーは真っ昼間から酒を喰らい、呑んだくれてヨイヨイである。(笑)

しばし様子を見物するとしよう。 そして陽が傾くと再びチャンス到来となった。

もう完全に満足してサイトに戻ると、もう一人インチキおじさんが尾張藩は知多の国か

ら到着していた。 そして言うまでもなく血祭り晩餐会の始まりだ。



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 5月の蓼の海。まだ少し寒々とした様子。映画では梅雨時の設定だ
ったから6月頃だろうか? もう少し緑が溢れていた気がする。

 焚火を囲んでアホな話を肴に仲間との夜は更けてゆく。


 平野部の桜は終わったが、ここはGW頃がちょうど見頃。日本酒に
桜を浮かべて粋な桜酒を楽しむ♪

 余りの寝相の悪さに、朝になったらテントが転倒していた! …ん
な訳ないでしょ! テントを日干し中です。

 朝食を終え、サイトを撤収するとビーナスラインを一路、霧ヶ峰へ
と向ける。 辺りはまだ寒々とした風景だ。

 夏に来てみたいところだが… 人が溢れてるだろうな?

 ミラー越しに後ろ撮り。 ビーナスラインを白樺湖方面へ下る。

最後はみんなで蕎麦屋で昼食。そして自由解散。

白昼の中央道で、頭の天辺が火災に見舞われ焼け野原と化したオヤジの

キャンピングカーとランデブーじゃ洒落にもならんが、
チンタラと後をついて行こう。

環状道に入ると、呑み過ぎ食べ過ぎのオヤジの腹はクーデターを起こし、「せと赤津PA」に消えて行ったのだった。




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