DAIWA Phantom PPF765 (改) 7'6" #5
--- 1982使えるグラスロッド ---


当時はグラスロッド=普及品みたいな扱いで、チープ感満載なロッドが多かったが、

ファントムは少し違っていた。捨てられちゃうようなビニール袋じゃなく、

小洒落たレザーケースに入っており、デザインも然ることながら”使えるグラスロッド”だった。







DAIWA PHANTOM PPF765 7'6" #5 Bending curve
----- スロー寄りのミディアムといったところか。フィーリングはいい。




スコット風に改造されているが、正体はダイワのファントム「PPF765」グラスロッド。

グリップを修理交換する際に、遊び心で改造した。(笑)

今思うともったいないことをしたなぁ…、と思うが、ロッドとしては気に入っていた。

'82年頃か、このPPF765はワンワンも持っていて、いい竿だなぁ、と思っていたら

ワンワンがフライを挫折した友人が持っているということで、ABUディプロマットとセットで手に入れることができた。


当時流通してたグラスロッド群の中では軽い部類ではないだろうか。

ロッドアクションも素直で振りやすい。

当時、一部のフライフィッシャーの中では「ファントムかぁ…」と見下していた者も居たようだが、

私に言わせれば「そうですね。あなた様の、その高級な竿と比べたらゴミみたいなものですよね。」と

鼻で笑って言いたくなるくらい、当たり前だがちゃんと指定ラインは投げられるし、

作りとしてもそれほど引けを取るものでもないように思う。

グラスロッドの持つ素直なフィーリング。

NOXON GF703と共に渓流の”御供”として開けた場所で活躍してくれた。


この頃のダイワのフライロッドは良かったなあ・・・。

「お日様マーク」のダイワのロゴが無ければもっと素敵だったのに。

・・・と言うか、「お日様マーク」が無ければこんな姿にならなかっただろう。(笑)









REEL



ABU Diplomat 156






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