謎の細道1
 



2006年、中古で買ったジムニーJA11が嬉しくて、林道探索というか、ダートを探し回ってた頃のことだった。

「時」がまずかったのかもしれない…。 ちょうど盆の15日だったから。

K渓谷を通り過ぎて峠の上りになる。その中程、つづら折れを外れて1本の林道の入口があった。

最近舗装路の林道が多い中、待ってました!のようなダートである。

そのダートに誘われるようにして進入したのは言うまでもない。


入口から軽快なダートが延びていたが、御多分に漏れずここも奥から舗装化が進んでいた。

奥からというか、たぶん反対側の入口から舗装されてきているのだろうか。

ダートが舗装路に変わり、しばらく走行していたがダートに戻る気配が無い。

「な〜んだ、入口だけか…」とUターンする場所を探して走行を続けた。

そしてあるコーナーに差し掛かると、路肩に献花と思われるペットボトルにさした花が倒れてた。

「ああ…、誰かここで事故で亡くなられたのかな…」

その時は普通にそう思っただけで、別に同情の気持ちがあった訳でもない。


そこから少し進むと転換出来そうなスペースがあり、そこで方向転換した。

来た道をサクサクと戻り、ダートになった所まで戻ると、せっかく来たのだから写真でも1枚…。

そして何事もなく帰路に就いた。





家で早速パソコンにデジカメのデータを取り込んだ。

そしたらその中の1枚に異変が、、、、、、

ジムニーの向かって左のフェンダー部分に、顔面から血を流したような男性の顔のようなものが…

その時ふと、あのペットボトルの献花のことを思い出したのである。


上の写真がそれだが、気持ち悪いので「ペイント」で塗りつぶしてしまったので痕跡は無い。

はては、中古で買ったから車自体に曰くがあるのかな?とも疑ってみたが、

後にも先にも何か写り込んだり、乗っていて何も違和感も感じないので大丈夫だろう。

ショップの提示した「修復歴なし」を信じていいだろう。







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