■ Promenade
ラインシステムノットについて考える
 

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現在ではPEラインとリーダーの接続はPRノットだかFGノットだか知らないが、

摩擦系ノットが主流になっていると思う。

接続箇所が小さくでき、トップガイドに引っかかり難い点は確かに優れていると思う。

…が、あれは相当熟練した者が行ってこそ、初めてその性能が保証されるものであり、

下手な私はPRノットで過去に2回、魚を掛けてすっぽ抜け現象が発生したため、以後2度とやらなくなった。

かなり締めこまないとダメなことは予想の上でのことだったが、

何より、揺れる船上で簡単に作ることがほぼ不可能に近いと判断したためだ。

時代遅れの私は、ナイロンラインが主流だった頃の延長で

先ずPEをトリプルクロス(三つ編み)、もしくはビミニツイストでダブルラインを作り、

エンドノットを行った後、ダブルライン部分をよりつけてショックリーダーと

フィッシャーマンノットだったか何ノットだか忘れたが接続する方法に戻った。



この方法で今まで一度もトラブルは無いし、強度的にも何ら支障も無く満足している。

この方法ならば、もし根掛り等でリーダーが切れても揺れる船上でも簡単に作れて

早い戦線復帰を可能としてくれる。


あと1回1回編み込んで、その都度締め付けてゆくFGノットを試験的に採用してはみた。

これも慣れないと作るのに時間がかかるが、特に専用の道具が要らないことと、

接続箇所が比較的スリムにできること。

感覚的にノッターでテンション掛けくるくる巻きつけて、最後に編み込むPRノットよりも、

その都度編み込んで作るFGノットの方が、まだ私的には気持ちがイイ。

いずれにせよ、ナイロン全盛の時代を過ごしてきたジジイ世代の私は

1本のPEラインから直接ショックリーダーが出ているのは精神衛生上良くない。

最強度的にはどれが秀逸なのかは分からないが、

結局はコレといったトラブルの無い、三つ編み+ダブルライン+ショックリーダーを信頼してしまう。(笑)

実用的にも弱いと感じたことは無い。


--- 追記 ---

私の作った半信半疑のFGノットであるが、取り敢えず問題なさそう。(^^;)

リーダーをエンドノットぎりぎりでカットして、切り口をライターで焼くのではなく、

誰かがやってた、エンドノットから1cmくらい残してカットして安全マージンを確保する方法。

心配していた巻き取る時のトップガイド通過時においても、特に引っ掛かることなく意外とスムーズです。

フィッシャーマンノットよりもコブが小さくできるのでかえってスムーズかもしれません。

疑うよりも取り敢えずやってみるものですねぇ…(笑)





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