2013年、とある秋の日曜日。
去る3月の春分の日の祭日、私が所用で釣りに行くことが出来なかった日に、塩犬氏が単独で、そこそこいい思いをしたのを思い出し、
久しぶりに神越渓谷でも行ってみようと、今度は私単身、朝早く家を出た。
ここの身上は、自家養殖の鱒であり、ルアー・フライエリアには平均40cm以上の鱒が入っていることだ。
そこが最近の良く釣れる小型主体のエリアと一線を画しているところだ。 その分アタリは遠いが…(笑)
現場に着いてみると予想に反してアングラーの姿がない。
「おっ、ラッキー♪」 と思ったのは束の間、水深のある堰堤付近はしっかり場所取りがしてあった。
ここは大抵早朝から水深のある堰堤付近には、「常連」と思しきアングラーがスカリを入れて場所取りしてあるのだ。
そんな訳で流心がある、奥まった所で竿を振ることにした。
それでも上流からの土砂が堆積して全体的に浅く、堰堤付近以外は底が丸見えである。
ここのエリアは後方にバンクを控えているので伸び伸びとフォルスキャストが出来ない。
そこで、2011年に新調した『スコット』の11’#6のスイッチロッドを繋ぐ。
開始後15分くらいでマーカーがビューッと水中に消し込んだ。 軽く合わせたがすっぽ抜けてしまった。
「おっ、居るじゃん♪」
すかさず同じポイントに投げ直すと、今度はモゾモゾ…ス〜ッと、ゆっくりと消し込んだ。
ロッドを立てると、ズシッ!とテンションが伝わった。
「ヨッシャ〜♪」と思ったが、ランディング直前にまさかのフックアウト。(T_T)
その後アタリは途絶え、少ししたら放流のトラックがやって来た。
これでまたアタリが復活するか?と、思いきや、予想に反して沈黙が続く。
放流したばかりの鱒をめがけて一斉にルアーが飛び交う。よくある光景だ。(笑)
7、8人も入ればもういっぱいだと思える、狭いエリアに今日は7人。
フライフィッシャーは私1人で、他は全てルアーアングラー。
あちこちで「ポチャン」、「ピチャン」とルアーが飛び交う。
これじゃあ、鱒もすぐにスレちゃうわなぁ…(ー_ー)!!
底が見えるような浅い場所では遂に鱒の姿は見えなくなっていた。
この場所に見切りをつけると、対岸の「山側」に移動した。
竿は振り難いが、やや水深があって、何年か前に爆釣とまではいかないが、いい釣りを経験している。
しかしここも以前に比べ随分浅くなっていて底が見える、と同時に何匹か鱒の姿も見えた。
そっとロールキャストで送り込むが、フライの着水音に興味を示すどころか、逆に脅えて逃げて行く。(笑)
やはりルアーに脅えて、山側に身を寄せていた鱒たちであろうが、これはかなりのハイプレッシャーだ。
フライを軽くしようが、タナを深くしようが全く手立て無し。(笑)
ただ竿が振り難いだけなので、再び道路側の場所に戻るが同じこと。
午後3時頃まで粘ったが、アタリがあったのはバラしたのも含めてたったの2回。
結果的に綺麗さっぱりの「No Fish」
トイレに行きたくなったのを機に竿を畳んだ。
結論から…
ルアーアングラーの多い今日、ここは休日アングラーには厳しいね…(ー_ー)!!
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