Jig Blank ---JIG偽造 その2
 




以前製作したジグは40gとか60gの浅場用。 しかもセルロースで失敗こいてジグ同士がくっついて、

無理に剥がしたら塗膜まで剥がれたり、ジグケースのメッシュ模様がプリントされたりで踏んだり蹴ったり。

それに最近では殆ど使うことが無いので、50m前後のポイントで多用することの多い100gを作ってみることにした。










左側は某有名な○4、右側は安定した釣果を叩き出してくれたが、現在は入手困難となってしまったロング系ジグから型取りした。

○4は普通鉛でも特に問題は無さそうなので錘を溶かし、ロング系は変形しやすいので硬質鉛とした。



ここからは下地処理の後、アルミホイル、ホログラムシートを貼って塗装工程に入るのだが、

セルロース(
もちろんナ○シマ製。何があってもア○セル製は二度と使わない!)で根気よくディッピングするか、

ウレタンで手早に仕上げるか、どうしようか考えていた。 ウレタンは一度に厚い塗膜ができるが、

一度開栓してしまうと空気中の水分を吸い、栓をしてもやがて固まってしまい、残りの長期保存が利かないのが泣き所。

以前、残りを冷蔵庫に入れ、濃くなって来たらシンナーで薄めて騙し騙し使ってみたが、

変質して売りである筈の、一度で厚い塗膜を作ることが出来なくなってしまった。(^^;)

やはりケチ臭い考えは捨てなければいけないようだ。(笑)


そんなことから一度に乗る塗装の幕は薄くなるが、残った液も固まってダメになることのないセルロースに落ち着いた。





NISE SEAS LONG  100g

Z 5  100g




この2種類の鋳型を作るのに耐熱シリコンを1.2Kg使ってしまった。

ロングジグの方は新品の缶から開けて使用したので、肌の綺麗な鋳型を作ることが出来たが、

○4の方は以前の使い残し(10年くらい前(^^;))のものを使用したので、シリコンの粘度が上がり固くなっており、

流し込んだ、と言うよりも拭いつけた後、筆でよく擦り付けたにも拘わらず気泡が抜けきらずに

凸凹だったり巣が入ったりして、鋳造したら肌のきめの粗いものとなってしまった。

耐熱シリコンは硬化剤を混ぜなければ固まることは無いが、10年ともなると粘度が高くなってしまって、

使えないこともないが、良いものを作ろうとしたら短期間のうちに使いきってしまうのがbestのようだ。











QUICK NISE 1  130g

QUICK
NISE 1  100g

KICHIGAI OCEAN Ocean Flash 100g






まるでボッタクリのような値段で売られているメタルジグ。

最初は買うのがバカらしくて作るのを思いついた。 だが最近では作ること自体が面白くなってしまった。

そんな訳で最近では300g前後の大型ジグ以外は、1本に付き1000円以上出したことが無い。

買うのは大体ワンコイン以下で買える値下がりした籠盛セールのジグ。

だから釣り仲間からは「見たことも無いようなジグが付いとるね〜」など言われている。(笑)

でもそれがクソ高いジグより良く釣れたりするから面白いものだ。




しかし…

そんなナ○シマ製のセルロースにも問題が発覚してしまった。(ー_ー)!!






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