セルロース ---JIG偽造 その後
 



ルアー製作において、出来、不出来を左右するのが大体最後の塗装にきてからです。

それも最終段階のドブ付けで。(笑)

以前、私はナ○シマ製のセルロースを愛用してました。

仕上がりはガラスをコートしたような硬質な仕上がりになり、カツオを釣ってジグを咥えたまま船上で

ドタバタされると、まさにガラスのようにセルロースコーティングが稀に割れたこともあったくらいだ。(笑)

ただひとつ、夏場にドブ付けすると、湿気によってほぼ100%くもって白濁してしまうことか…。

それでも気に入って愛用していた訳なのだが、近くの釣具店(量販店)で見かけなくなってしまった。

それに代わってノントルエンを謳ったア○セル製のものになっていた。

まぁ同じセルロースに違いないから買って使ってみたところ、

うん、確かに下に塗ったカラーの侵され方が軽く、塗装の流れ方がナ○シマ製に比べて少ない。

それに湿度の高い夏場でも白濁することが殆どない。

「あっ、コレなかなかイイじゃん♪」と使ってみたのだけれど…

このセルロース、私が買ったものが配合ミスとかの不良品ではないとしたら、これ
完全に硬化しません!

1ヶ月程吊るしておいたので、もういいだろうとジグをケースに仕舞ったところ、

ジグ同士がくっついてしまい、「何じゃこりゃあ?」とはがしたところ、塗膜まではがれてしまった。

本の上に置いておいたら紙がくっついてしまった。

メッシュタイプのジグケースに入れておいたら、ジグにメッシュの模様が付いてしまった。

「何ぃ〜コレ??」 使い物にならんじゃん?!?



そんな訳で、最近になって新しくオープンした釣具量販店にナ○シマ製のセルロースを見つけた。

缶のデザインは一新されていたが、「おっ、あるじゃん♪」と買って来たのだった。

だが新しくなったのは缶のデザインだけでなく、中身も新しくなっていた。

ガラスのような仕上がりはそのままに、以前のものより白濁しにくく改良されていた。

さすがにこの長雨の7月にドブ付けしたら白くなったが、以前のもの程ではない。

それにエアコンが効いてからは大丈夫のようだ。


それなら!ということで、完全硬化しないセルロースに漬けたものを

上からドブ付けしたら… 下のセルロースが侵されてエクボができたり、

土砂崩れのように流れてしまったりで墓穴を掘ってしまった。(笑)

アカン、塗装を全部剥がして一からやり直しじゃん…(^^;)


やはり、失敗の大半は塗装(ドブ付けを含む)で起こるようだ。(笑)









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