議会改革検討委員会報告(平成20年度)
 

 議会改革検討委員会メンバーとして平成20年度取り組んできた結果を報告いたします。
 
 木村議長より平成20年6月23日付けで2項目の議会改革の諮問がされ、議会改革検討委員会で検討してきて、平成21年3月17日に答申をした。

ー委員会メンバー(11名)ー
 親和クラブ2名(現市民クラブ:坂部市議・土屋)、自民党市議団6名、公明党安城市議団・日本共産党議員団・新社会から各1名の11名で論議をした。議会改革検討委員会は平成20年度8回開催した。

《諮問事項と答申結果》
諮問1:委員会及び部会の充実強化について
答申1:(1)行政調査の事前学習会及び事後報告会並ぶに常任委員会、特別委員会の勉強会は、有効に
       機能しており今後も継続して実施していきたい。
       これまでの行政調査は、各人の報告書提出で終わっていたが、事前に調査内容を所管より説明
       を受け、本市の実態を踏まえた上での調査や調査後のそれぞれが感じたことや反映事項を提言
       する機会を設けたことは、今後の議員活動にとっての大きな成果と判断をする。

     (2)地方自治法の改正に伴う議会活動の範囲の明確化に関する事項については、全員協議会を会
       議規則に定めて整備していただきたい。
       全員協議会が本会議と同様の扱いとなり、議会公開・情報公開からより良くなったと判断する。
   
諮問2:議員定数の適正化について
答申2:全国の類似団体及び近隣市の状況調査を実施し、比較研究して十分協議した結果、現行の議員定
     数が適正であると判断いたしました。
     全会派(5会派)構成で検討してきたが、議員定数を見直すべきと示したのは、委員会の発言ので
     きる10名の議員(委員長はしない)中で坂部市議と私の2名だけであった。
     取り巻く社会情勢を踏まえた時の選択肢として「継続審議」もあったと思うが、委員の意見や論議の
     中から、これ以上引き伸ばしても議員定数見直しの進展は望めないと判断しました。



“議員定数の適正化についての会派としての対応と総括”
 私が議員となり10年が経過しますが、この間に議員定数論議は3回目ありました。つまり、議員となり毎期議員定数問題を取り上げ検討してきました。取り巻く社会情勢・環境(市の財政、住民の生活環境)を鑑み、議員自ら律する環境下(行政への無駄の排除、改善・改革などの行革要求)に置かれていると考え、常に議員定数の見直し(議員定数削減)を主張してきているのですが、残念なことに実現できずという形で終結をしています。
 今回の「議員定数の適正化」は、論議をする前に「毎年人口が伸びている現状から議員定数を見直す必要はない。むしろ議員定数を増やすべきだ」という意見がだされ、「議員定数を人口数だけで論議をしてよいのか。自治体の面積や産業構造など多面的な比較の中から結論付けをすべきではないか」と提言をし、全国の本市と産業構造などが似ている自治体を調査して多面的な見方をした上で結論付けをした点については一定の評価をしたいと思います。これまでは「近隣市の議員定数の取り組み状況を参考にして現状維持」の結論付けがされてきた。

 各会派の代表委員の意見を詳しく知りたい方は安城市議会ホームページ 議会議事録検索でご確認ください。



      

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