平成21年度
     当初予算編成
          要望書提出


 平成20年11月4日に所属会派(親和クラブ)は「平成21年度 安城市当初予算編成に関する要望書」を神谷市長に提出をした。

 要望内容は、生活者、勤労者、納税者の立場から環境変化や情勢を踏まえて要望内容を作成した。基本柱は、第7次総合計画に基づき6テーマ97項目の諸施策の実現を要望した。(昨年と比較して7項目追加)

 冒頭に私が会派を代表して挨拶をし、会派の各議員がテーマごとに新たに追加してことを重点に要望内容を説明した。
 
 冒頭の挨拶では、日ごろの市政運営・取り組みへの感謝をするとともに、来年度予算編成に際しては見通しが大変厳しい状況にある。そうした中で、愛知県は会計検査院から不正経理問題で指摘を受け、大きな問題となっている。この原因は、当初予算編成において、信頼性の高い見積もりをしないことが上げられる。行政の財源は、住民の貴重な税金で賄われていることを認識した予算編成をすることが大切である。今後の本市の財源見通しを考えると、補助金の減額や工事・事業の先送りなどを考えなくてはならないと思う。真に必要なものは取り組む層別した事業展開を図り、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりをお願いをする。


1.安全で循環型社会を築く環境づくり(19項目)
  −新規要望事項のポイントー
  ◆犯罪・不審者情報は近隣市を含めた広域的な情報提供の発信を要請
  ◆住宅用太陽光システム報奨金制度の改正と報奨金額の引き上げを要請
  ◆生ゴミ減量化のための発生抑制策の強化を要請
  ◆レジ袋有料化の検証と対象店舗・対象品目の拡大を要請
  ◆路上喫煙区域の設定をして美しいまちづくりを要請
 
2.健康で安心して暮らせる環境づくり(15項目)
 −新規要望事項のポイントー
  ◆西三河南部医療圏域合意による救急医療機関の設置の検討を要請
  ◆全中学校区での地域福祉センターの建設と地域コミュニティーの活性化を要請
  ◆公私幼稚園・保育園を含めた幼児教育・保育のあるべき姿の構築を要請
  ◆あんくるバスの効果的で効率的な市内全域・隣接市を含めた路線運行を要請

3.自然と共生した環境づくり(14項目)
 −新規要望事項のポイントー
  ◆名鉄駅親駅の利用客の確保の実現を要請
  ◆新安城駅の再開発に併せた南北交通問題の解消を要請
  ◆中心市街地の総合的な都市形成の構想案を要請
  ◆北部地区工業団地の周辺地域の道路網整備と地域安全を要請

4.個性と文化を育む環境づくり(17項目)
 −新規要望事項のポイントー
  ◆少人数学級導入から常勤教員採用を要請
  ◆子どもたちの健康づくりのための安心・安全な学校給食の提供を要請
  ◆将来的な児童生徒に対応するための校舎老朽化への計画的な対応を要請
  ◆自己評価・外部評価を含めた学校評価システムの全小学校での構築を要請

5.活力にみちた環境づくり(11項目)
 −新規要望事項のポイントー
  ◆零細・中小企業に求められる支援対策の検討・実施を要請
  ◆安城七夕まつりの市民総参加の開催を要請

6.市民が主役となる環境づくり(21項目)
 −新規要望事項のポイントー
  ◆衣浦東部広域行政圏計画策定のおいて市民主役の地域自治のあり方や行政経営を要請
  ◆男女共同参画社会構築に向けた拠点施設建設など諸施策の充実を要請
  ◆住民・地域自治の観点から行政と地域(町内会)の役割や責任の明確化を要請
  ◆公共施設の予約方法の一元化と開館時間の延長や休館日廃止の検討を要請


     《平成21年度 安城市当初予算に関する要望書》
               マスキング部は新規に追加した内容や項目です。


ー市長よりコメントー
 ◆ごみ減量化に対して計画的な推進ができなく大きな課題となっている。
 ◆救急医療の拠点づくりは行政と医師会との話し合いに不十分な点があった。
  (現段階では、現状の環境で対応できると判断)
 ◆少人数学級は非常勤教員から常勤教員採用をしていく。
 
 平成21年度予算編成に当たり編成方針を示してあるが、必要なことは実施していくとともに、今後10年先まで安定した財政基盤を保つための健全財政計画を進めていくなどが述べられた。

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