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平成17年12月定例議会に会派(親和クラブ)単独での「議員の定数を定める条例の一部改正」の制定 を提出したが、委員会及び閉会日の採決において他会派の全議員の反対で否決された。 議員提出第10号議案 |
【提出の理由】 社会情勢の変化や地方分権が進み、様々な「改革」が叫ばれ求められている中で、行政に「行財政改革」を求める議会においても自らが率先して自主的・自立的な「議会改革」を行うべきであり、「議会改革」のひとつとして議員定数についても「あるべき姿」を議論し、見直し、合理的な議会定数に改める必要があるため。 「改革」とは、単なる人減らしや、金減らしではなくその時代や状況に合わせた「あるべき姿」を再構築するものと考える。 【議案の審議状況】 12月5日(月):開会日 会派の代表が議案提出の提案理由を述べる。 12月9日(金):議案質疑(議案に対する質問) 共産党より、市の人口が増える中で議員定数の削減は、市民の声が聞けなくなる。議案の十分 な審議ができなくなるが、どのように対応をするのかといった質問がされた。 12月15日(木):議会運営委員会(委員会での議案審議) 各委員が見解を述べ、賛成・反対の意志表明をする。賛成2名、反対6名で否決される。 (委員からの主な反対意見) ・地方議会の役割と責任、チェック機能の充実をする時代を迎えており、現状定数は必要である。 ・民意の理解の反映とその声を大切にする。少数議員となると目線が高くなる。 ・議員定数削減ではなく、議員報酬を引き下げなら賛成。 ・平成15年度に議員定数を論議し、多数決で現状維持となったことを守るべき。 ・議員定数を減らすのが改革ではない。市民・住民の意見を聞いて議員定数の見直をすべき。 ・議員は町内の代表。議員削減は、市民の声が届かなくなる、人口増から2名増やしても減らす ことはない。 ・主旨は理解するが、議会提案をする前に新聞報道されたことに理解ができない。議会内のこと であり他会派と調整をした対応をとるべきである。やり方、手段が我会派にそぐわない。 ・近隣自治体として比較して議員定数が多いということはない。 ・議員は住民の声を議会に届ける役割、地域住民の信頼を得るためには、現状の議員数が必要 である。 等などの委員の議員定数現状維持の見解が述べられた。 12月20日(火)閉会日 会派の代表が賛成討論、社会党・共産党が反対討論をし、採決をし賛成5名、反対24名で否決 をされた。 【議員提案しながら実現しなかった反省】 提出理由の如く、議員定数の見直しを論議しなくてはならないというよりも見直す(勿論、定数削減) 時を迎えていることは事実ですが、残念なことに仲間の議員に理解を得られませんでした。 仲間の議員に賛同を得られなかった理由として、5人削減数の問題、他会派との調整をしない中で の新聞報道など色々なことが取り上げられますが、一番大事なことは「話し合い」の欠如がこのよう な結果を招いたと強く感じています。今の時代最も大切な事は「コミュニケーション」であります。話 し合いは「労力が掛かるのとエネルギーを消耗」し、つい手を抜きたくなるものです。それを惜しまず に「地道に努力すれば、必ず無理と感じることも実現の道が拓ける」と思っており、今後こうしたこと にならないようにしていきたい。 尚、今回の件で申し上げるならが、委員会での意見にあったように、定数削減が改革ではないと いうことを心の片隅に思いながら取り組んできたことを申し述べておきます。 是非皆さまも感じたことがあればメールなりいただけたら幸いです。 「取り組みの報告」の見出しに戻る |
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