平成17年12月定例議会 | ||
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【議案質疑で質問:12月7日】 =指定管理者の指定議案に関して質問= 「指定管理者の指定(民間委託)」において「総括的な観点」から質問をする。 (指定管理者の指定は、所属委員会での審議議案もあり、全体的なことを問う) Q1:指定管理者の指定の5施設の経費削減はどの程度あるのか。 A1:平成16年度実績比較で総合計3,500万円削減 (内訳)勤労福祉会館:84万円減、丈山苑:735万円減、安祥閣:240万円減、 レジャープール:1,700万円、有料駐車場:750万円 Q2:指定管理者の指定先は、サービスが高く、経費が安い業者に委託するのが理想であるが、サービ スとコストは相反する面があり、どこに重点をおいて委託業者を決定してきたか。 A2:業者選定は、7名(4名は市職員外者)の委員で構成された選定委員会で経費を含め、施設の特徴 が活かされた計画がされているか、施設の管理能力等総合的に評価して決定した。 一番安い経費での委託決定しなかった業者の差額は、2,200万円(3年間)あるが、事業計画及 び内容に不明確な点が多々あった。 Q3:指定管理者に切り替えによるメリットを市民に見えるようにする必要性があると思う。市民への周知 方法をどのように考えているか。 A3:市の広報やHPを通じて、委託先や効果を報告していく計画をしている。また、市民の声は、ご意見 BOXの設置、利用者アンケートなどの定期的な実施をして、苦情・要望に対応していく。 =要請= 市民は、指定管理者と聞いても何のことか理解できないと思う。公共施設の管理・運営を民間に委託 する制度であることを分かりやすく伝えることが必要である。市民から公共施設の管理を民間に委託し たらコスト削減できるのではないかという声があり、そのためにも導入後の結果・効果の公表の徹底を 要請。 |
【所属委員会(市民文教常任委員会)で質問:12月13日】 1.指定管理者の指定議案で質問(丈山苑) Q1:委託先の業者(潟sーアンドピー)は、イベント・音響関係の会社との ことで、文化施設の管理運営の実績と決定した根拠は何か。 A1:委託業者は、市民会館や福祉会館などの公共施設の管理・運営をし ている会社で、県内に15施設、県外に8施設の実績などを踏まえて 決定した。 |
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Q2:丈山苑は、地元の町内会や老人クラブの方が月2回程度の清掃活動を展開しているが、施設管理 を民間に委託することになり、ボランティア的活動はどのようになるのか。 A2:業者選考において地元からの支援活動があること条件で決定してきた。町内会とも話しをして、清 掃活動は継続してお願いをすると共に、公園愛護会より報償金を出していく。 2.指定管理者の指定議案で質問(レジャープール) Q1:委託先の業者(活、知スイミングクラブ安城支店)は、現在と同じ業者でありながら、経費について 平成16年度実績と比較して1,700万円の削減と聞くが、その内容は何か。 A1:差額の1,700万円は、利用者増、スイミングスクールの開催、催しものなどの計画による増収益 によるもの。 =指定管理者の指定に関してのコメント= 公共施設の民間委託による成果を期待したい。特に、レジャープールのように新たな企画が計画をされ ており大変期待をするところであります。 また、利用者の声により委託業者の運営・管理の充実に結び付けていくことが今後の課題と考える。 3.交通災害共済条例の廃止で質問 Q1:昭和44年からスタートして36年間の実績と互助の精神を柱とした制度である。実績から市民の声 からスタートしたのか。行政主導でスタートしたのか。スタートの経緯はどのようであったか。 A2:制度導入の経緯は把握していないが、全国の自治体が導入しており、行政主導で発足したと受け 止めている。 Q2:最長36年間加入されている人が見えると思うとと、加入者に対しての廃止連絡方法を考えなくては ならないと思うがその対応と廃止後の浄財はどのように処分をするのか。 Q2:交通災害共済廃止は、平成18年1月のHP、1月15日号の広報に掲載。また加入者にはダイレクト メールで通知をする。浄財の基金が1,600万円程度あるが、1年間給付に当てそれ以降は一般会 計繰り入れる。 |
【一般質問の関連で質問:12月7日】 =児童の通学路の安全確保から質問= 児童を持つ保護者からの相談内容を基にして「児童殺傷事件(広島 市、栃木県)から通学路の再点検」と「通学校区」について質問をする。 【児童を持つ保護者からの相談内容】 家から数メートルの所に小学校があるのに、通学校区から家から 1km離れた小学校に通っている。 具体的にいいますと、徒歩1分程度の北部小学校ではなく、徒歩 で20分程かかる里町小学校へ通っており、世間の事件から少しで も危険から回避するために近くの小学校へ変更できないか。 |
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市へ相談したが、学校の適正規模や通学校区は地元住民の協議で決めており、通学校区を変更するこ とは難しいという回答から相談を受けた。 【相談を受けての考え】 通学校区は、小学校規模のバランスを考えると通学地域範囲を決めることの必要性は感じるが、子ども たちを取り巻く環境変化から、今までの規則なり慣例にとらわれない対応・改善を図ることが大切だと判断 した。 【質問内容】 Q1:市内の小学校でこのような地域があるのか。 A1:市内で通学校区を変更した地域は、篠目中と西中学校区がある。小学校ではない。 Q2:近い学校へ通学できるように通学校区に見直すことが安全・安心な学校づくりである。今後の対応を どう考えるか。 A2:歯切れの悪い答弁で「申し出があれば検討しますので、声を上げて下さい」 (再質問) 世間の事件を考えて「申し出があれば検討する」ではなく、両小学校に対応できるかの確認なり、保護 者と話し合う機会を早急につくるべきではないのか。申し出がなければ行動をとらないという姿勢に理解 しがたいと強い口調で述べる。 【今後の対応】 私が議員になって「通学校区」の質問は新設小学校の立上げ時にあったが、現在の実態を踏まえた見 直し要望は初めてであった。 児童の登下校の安全確保が叫ばれており、子どもたちの安全確保に学校だけでなく地域上げて取り組 みがされており、大変良い事だと思うが、もう少し視点を変えた対応も考える必要があると思う。そうした 点から考えると今回の相談は、大変良い切り口であり、地域なり保護者とも話し合い是非要望に応える対 応をしていきたい。 「議会での発言」の見出しに戻る |