名鉄西尾線碧海桜井駅付近鉄道高架事業について

 
 平成17年9月定例議会において、名鉄西尾線碧海桜井駅付近の鉄道高架事業の債務負担行為が上程され、今後名鉄との工事協定を結び事業開始される。

1.鉄道高架事業の概要
(1)事業区間      堀内町カラ桶地内〜小川町御林地内   
                                総延長 L=約2.1Km
(2)事業認可期間   平成14年度〜平成20年度
(3)鉄道高架本体工事費    76億円
   ◆事業主:安城市  ◆鉄道事業者:名古屋鉄道梶@  
   ◆工事期間:平成18年度〜平成20年度

2.鉄道高架本体工事(負担金)の債務負担について
(1)債務負担行為の内容
   ◆事  項:名鉄西尾線碧海桜井駅付近鉄道効果事業負担金
   ◆限度額: 71億円
     (安城市及び名鉄の負担金)
      ◇安城市:71億円
        国庫:15億3000万円 県負担金:18億3000万円 
        安城市:37億4000万円

      ◇名 鉄: 5億円
   ◆債務負担の期間:平成17年度〜平成20年度
(2)名鉄との工事協定の締結時期
   ◆仮協定:平成17年11月
   ◆本協定:平成17年12月(平成17年12月定例市議会)
(鉄道高架事業による効果)
   鉄道高架による道路状況効果は、除去踏切数4箇所、都市計画道路4道路と区画9道路の計13路線
  が東西を結ぶ。
   一般的に鉄道高架事業による効果は、工事費の1.5倍と言われているが5倍の試算をしている。


   神谷市長の選挙公約は、“鉄道高架事業は凍結”ではなかったのか?と思ってみえる方へ!

  確かに公約では、凍結という言葉、表現がされ議会の中でも幾度となく論議されてきたことは事実で あります。市長は、緊急に対応すべき地震や安全対策を先行し、一定のメドがたったらという答弁であり、初期の目的に一定のメドがつき、今回事業展開の運びとなった判断をしています。
  また、平成20年度中に完成させないと、上記に記載しました国や県からの負担金を受けることが出来なくなり、鉄道高架をしようとした時に工事費の全てを市が負担しないと実現しないという現実もあります。
  確かに、対象となる地域に住んでいる方々には、多大なご迷惑とご協力をお願いするわけですが、将来の碧海桜井駅周辺のことを考えた時、やってよかったと思っていただける時が必ず来る事業であると考えます。



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