1.予算規模について 一般会計は、前年度当初予算に比べて5.1%減の515億円の規模であるが、平成16年度の減税 補てん債(35.7億円)の借り換え分を除くと実質1.6%増(7.9億円余)の規模。 節減を図る中で増額となったのは、学校建設費34億円余の予算が主要因。款別規模での上位は、 民生費 123億円余、教育費 103億円余、土木費 92億円の順。 単位:億円 ( )内は減税補てん債の借り換え分を除いた数値
特別会計は12事業あり、国民健康保険事業、作野土地区画整理事業、介護保険事業の3事業が 増加しているが、他事業は水道会計とともに前年度を下回る規模で、一般会計・特別会計・水道会計 全体では、895億円余の予算編成。 2.歳入の概要について 歳入の特徴は、個人市民税、法人市民税、固定資産税では、自動車産業を中心とする地域経済の 好況により16億円余の増額見込みで、軽自動車税、市たばこ税等を合わせた市税は前年比5.7% 増の310億円余を計上。国県支出金は、三位一体改革の影響で、基金から総額25億円余の繰り入 れ、市債では、義務教育事業債、一般公共事業債など総額28億円を計上。 3.歳出の概要について(主な事業内容) (新)は新規事業 (継)は継続事業 (1)地震対策事業 (新)家屋転倒防止器具取付の支援(170万円) 対象は65歳以上の独居高齢者、高齢者世帯や、 身体障害者1・2級、知的障害者A判定、精神障害 者1級で同一世帯に健常者がいない家庭の家具 転倒による事故防止として支援。金具は個人負担。 (新)緊急通報システム配信の実施(120万円) 緊急時の伝達として携帯電話のメールを使った配信の実施。 (継)学校校舎、体育館耐震補強の実施(1億4,700万円) 平成17年度補強学校 ◆校舎耐震補強(5校):西部・錦町・作野・丈山小学校、東山中学校 ◆体育館耐震補強設計(10校):北部・志貴・桜林小学校 南・北・西・安祥・明祥・桜井・東山中学校 (継)民間木造住宅の耐震診断及び耐震改修費の支援(4,500万円) 支援戸数は、耐震診断500戸、耐震改修50戸。 (2)教育振興事業 (新)中学校に少人数学級の実施 (6,060万円:小学校1・2年生の少人数学級の市費負担分含む) 中学校1年生に少人数学級(1学級あたり35人)を実施し、非常任講師は市費で採用。 (新)新設(校名:梨の里小)小学校の建設(22億 134万円) 二本木小学校及び作野小学校の児童増加に対応。 校舎等建設:平成17年度 開校:平成18年度 (新)児童・生徒の愛 地球博への見学支援(5、368万円) 環境をテーマとした愛 地球博に参加し、児童・生徒の環境教育として入場・交通費支援 (3)高齢者福祉支援事業 (継)在宅介護の支援強化の実施(8,356万円) 在宅ねたきり老人等の介護人に対して、専門員2名配置し、24時間体制で支援 (継)老人給食サービス支援の充実(3,147万円) ひとり暮らしの老人等へ給食サービスを平成15年10月から週2回から3回に 増やし、食生活向上とふれあいの機会の充実 (継)高齢者筋力向上トレーニングの実施(316万円) 65歳以上の高齢者を対象に加齢による身体機能の低下防止のために、トレーニング機器を使用 して筋力保持を図り、高齢者の健康増進と介護予防 (4)子育て支援事業 (新)育児支援家庭の訪問支援の実施(73万円) 児童の養育に支援が必要な家庭に、育児指導や簡単な家事を支援 (新)子育て支援コーディネート支援の実施(291万円) 子育てサービスの情報を集約し、市民への情報提供や相談や助言を行い、状況に応じた子育てサ −ビスの提供 (継)放課後児童健全育成の実施(2億 47万円) 児童クラブは、公立20クラブ(市内全小学校)と私立4クラブで実施 (5)防犯対策事業 (新)地域防犯環境の整備充実(1,479万円) 犯罪抑止のためモデル地区を指定して、地域の防犯意識の高揚や、青色回転等を装着した車によ る巡回パトロールの実施。また、警備会社に委託をした地域安全パトロールを実施。 (新)小学校の防犯対策の強化(6,380万円) 小学校の入り口に門扉を設置し、不審者の容易な侵入防止 18小学校(桜町小学校は対策済み。桜井小学校は移転後)で総設置数は68ヵ所。 (6)環境対策事業 (新)リサイクルステーションの新設(290万円) 新幹線三河安城駅南に進出する大型店舗(ユニー)にリサイクルステーションを設置。 開始予定は平成17年8月から。 (継)レンタサイクルの充実(24万円) 平成16年からJR安城駅とデンパークに自転車(リサイクル自転車で30台設置)を置いて、環境都 市としての意識啓発を図っている。平成17年度は、桜井公民館にも自転車置き場の設置を予定。 以 上 |
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