☆自経の自穴
肝(木)=大敦、心(火)=少府(心包→労宮)、脾(土)=太白、肺(金)=経渠、腎(水)=陰谷

○難経69難による取穴→五行の母子関係
虚→自経の母穴・母経の母穴を補す。(例:腎虚→腎経の金穴・肺経の金穴)
実→自経の子穴・子経の子穴を瀉す。(例:肝実→肝経の火穴・心経の火穴)

病のある経 虚→補 実→瀉
曲泉、陰谷 行間、労宮(少府)
中衝(少衝)、大敦 神門(大陵)、太白
大都、労宮(少府) 商丘、経渠
太淵、太白 尺沢、陰谷
復溜、経渠 湧泉、大敦

○難経75難による取穴→五行の相克関係
東方実し西方虚せば、南方を瀉し北方を補せ
→実している経の子経・子穴を瀉し、母経・母穴を補す…病が次に進んだときに実する経を瀉、虚す経を補す。

実経 虚経
労宮・少府 陰谷
太白 大敦
経渠 労宮・少府
陰谷 太白
大敦 経渠

 

○奇経八脈

名称 別名 宗穴 おおよその流注
任脈 陰の海 列缺 会陰→前正中線→下歯
督脈 陽の海 後谿 長強→背部〜顔面部正中線→上歯
衝脈 経脈の海 公孫 胞中・気衝→腹上→胸中
帯脈 (横隔膜?) 足臨泣 季脇・章門→帯脈→五枢、腹部を一周
陰きょう脈 足少陰の別脈 照海 跟・照海→缺盆→睛明
陽きょう脈 足太陽の別脈 申脈 踝・申脈→ふ陽(脛骨N)→肩→顔→内眥
陰維脈 諸陰の会 内関 少陰・築賓→期門→側腹部→廉泉
陽維脈 諸陽の会 外関 太陽・金門→陽交→肩後→後頭部→本神

○八宗穴
組み合わせて通電治療等に用いる。

列缺〜照海、後谿〜申脈、内関〜公孫、外関〜足臨泣

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