五要穴

原穴 >>> 五臓六腑の病気に応じて反応が出るところ。陰経(腑)では兪土穴が兼ねる。
絡穴 >>> 疾病の際反応のよく現れるところ。表裏の経を同時に治療したり、腑病・慢性疾患に効果があるとされる。
げっ穴(げき穴) >>> 急性疾患で反応が現れ、その治療に用いる。
募穴 >>> 経気の集まるところで多くは腹部。他経上の場合もある。陽病に効く。
兪穴 >>> 背部(膀胱経)にあり、陰病に効く。(膀胱経参照)

◎原穴 (陰経=兪土穴)

LU9 太淵 手関節
前面横紋の
橈側端の陥凹部、動脈拍動部
HT7 神門 尺側、豆状骨の上際で
尺側手根屈筋腱の橈側
心包 PC7 大陵 中央
SP3 太白 足の第1中足指関節の後、内側陥凹部
KI3 太谿 内果の最も尖ったところの高さで、
内果とアキレス腱の間の陥凹部、
動脈拍動部
LR3 太衝 第1・第2中足骨底間の前、陥凹部
大腸 LI4 合谷 第1・第2中手骨底間の下、
陥凹部の第2中手骨寄り
小腸 SI4 腕骨 手背尺側、第5中手骨底と
三角骨の間の陥凹部
三焦 TE4 陽池 手関節後面横紋のほぼ中央にあり、
総指伸筋腱と小指伸筋腱の間
ST42 衝陽 足背にあり、第2・第3中足骨底間の前、陥凹部
膀胱 BL64 京骨 第5中足骨粗面の後下際、表裏の肌目陥凹部
GB40 丘墟 外果の前下方、足部を外転背屈し、
最も陥凹するところ

△げっ穴

LU6 孔最 前腕前橈側、太淵穴の上7寸、
尺沢穴の下3寸
HT6 陰げき 前腕前尺側、神門穴の上5分、
尺側手根屈筋腱の橈側
心包 PC4 げき門 大陵穴から曲沢穴に向かい上5寸
SP8 地機 内果の上8寸、脛骨内側縁の骨際
KI5 水泉 太谿穴の下1寸、踵骨隆起の前陥凹部
LR6 中都 内果の上7寸、脛骨内側面上の陥凹部
大腸 LI7 温溜 前腕後橈側、陽谿穴から曲池穴に向かい上5寸、
長・短橈側手根伸筋の間
小腸 SI6 養老 陽谷穴の上1寸、尺骨茎状突起と尺骨頭の間の陥凹部
三焦 TE7 会宗 支溝穴の尺側1寸、小指伸筋腱と尺側手根伸筋腱の間
ST34 梁丘 大腿部の前外側、膝蓋骨外上角から
髀関穴に向かい上2寸
膀胱 BL63 金門 申脈穴の前下方、踵立方関節の外側陥凹部
GB36 外丘 外果の上7寸、陽交穴の後方で長腓骨筋とヒラメ筋の間
陰きょう脈 KI8 交信 復溜穴の前方、復溜穴と脛骨内側縁の間
陰維脈 KI9 築賓 太谿穴の上5寸、腓腹筋下垂部とヒラメ筋の間
陽きょう脈 BL59 ふ陽 崑崙穴の上3寸、アキレス腱の前
陽維脈 GB35 陽交 外果から陽陵泉穴に向かい上7寸

▽絡穴

LU7 列缺 前腕前橈側、太淵穴の上1寸5分、
動脈拍動部のやや橈側
HT5 通里 前腕前尺側、神門穴の上1寸、
尺側手根屈筋腱の橈側
心包 PC6 内関 大陵穴から曲沢穴に向かい上2寸
SP4 公孫 太白穴の後1寸
KI4 大鐘 太谿穴の下5分で踵骨上際、
アキレス腱の前陥凹部
LR5 蠡溝 内果の上5寸、脛骨内側面上の陥凹部
大腸 LI6 偏歴 前腕後橈側、陽谿穴から曲池穴に向かい上3寸
小腸 SI7 支正 陽谷穴から小海穴に向かい上5寸、
尺骨後面のほぼ中央
三焦 TE5 外関 陽池穴の上2寸、総指伸筋腱と小指伸筋腱の間
ST40 豊隆 外果の上8寸、条口穴の外方に
一筋へだてた陥凹部
膀胱 BL58 飛陽 崑崙穴の上7寸、腓腹筋下垂部の外縁、
腓腹筋とヒラメ筋の間
GB37 光明 外果から陽陵泉穴に向かい上5寸
任脈 CV15 鳩尾 胸骨体下端の下1寸、神闕穴の上7寸
督脈 GV1 長強 尾骨下端と肛門の間 ※伏臥位で取穴
脾の大絡 SP21 大包 腋窩中央の下6寸、中腋窩線上の肋間

◇募穴

LU1 中府 雲門穴の下1寸
CV14 巨闕 胸骨体下端の下2寸
心包 CV17 だん中 両乳頭を結ぶ線が
胸骨体正中線と交わるところ
LR13 章門 第11肋骨前端下際
GB25 京門 第12肋骨前端下際
LR14 期門 第9肋軟骨付着部の下際
大腸 ST25 天枢 臍の外2寸
小腸 CV4 関元 神闕穴の下3寸
三焦 CV5 石門 神闕穴の下2寸
CV12 中かん 神闕穴の上4寸
膀胱 CV3 中極 神闕穴の下4寸、曲骨穴の上1寸
GB24 日月 期門穴の直下5分

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経脈

性質
手の太陰肺経
手の少陰心経
心包 手の厥陰心包経
足の太陰脾経
足の少陰腎経
足の厥陰肝経
表示 経脈 性質
大腸 手の陽明大腸経
小腸 手の太陽小腸経
三焦 手の少陽三焦経
足の陽明胃経
膀胱 足の太陽膀胱経
足の少陽胆経