ピンケーブルの試作

2018.7.01 Ｋａｔｏｕ＠刈谷

　 RCAケーブルの試作

試作ピンケーブル　３種

３種のＲＣＡコネクタ部

　
左： RP-1020N　＠250(秋月で入手)

中： RC52　＠280（名古屋第二アメ横で入手）

右： RP-1316GG-B　＠180（同第一アメ横で入手）

RP-1020Nのみ同軸構造、
RC52とRP-1316GG-Bは装飾差以外ほぼ同一
全てホット・コールド共に金メッキです。

＜１．経緯＞
・３C-２Ｖを使ったピンケーブルを試作してみました。
　　我が家を訪れた友人が持込んだ高級ケーブルと手元の安物を比較した結果、以外な程の差異を感じました。
　　安物ケーブルに疑問を持ったことから巷で評判の同軸ケーブルを試すことにしました。

＜２．比較＞

１．安物ケーブル	約４０年前に購入したパイオニア製プリメインSA-810に付属していた（と思われる・・(汗)）ケーブルです。全長　：　１ｍ直流抵抗：　0.23Ω 容量　：　106ｐＦ
２．一般 3C-2V　＋　RP-1316GG-B	ごく一般的な単芯線の３Ｃ-２ＶとRP-1316GG-Bの組合せ。全長　：　1.3ｍ直流抵抗：　0.15Ω 容量　：　94ｐＦ
３．カナレ L-3C2VS　＋　RC52	より芯線のカナレＬ-３Ｃ２ＶＳとRC52の組合せ。全長　：　1.0ｍ直流抵抗：　0.10Ω 容量　：　76ｐＦ
４．カナレ L-3C2VS　＋　RP1020N	より芯線のカナレＬ-３Ｃ２ＶＳと同軸プラグRP1020Nの組合せ。全長　：　1.0ｍ直流抵抗：　0.10Ω 容量　：　73ｐＦ

＜３．試聴結果＞
　・安物ケーブルと同軸ケーブルの比較では明確に差異がありました。
　　同軸ケーブルは何れも低域の量感に富み音像がスピーカー前方に広がると共に楽器がしっかり定位します。
　　高域も解像度が１段向上した様に思えます。

　・同軸ケーブル３種間の比較では単芯線３Ｃ-２ＶとRP-1316GG-Bの組合せが最も好みに合うと感じました。
　　他２種と比較して音が弾み楽しいと感じます。
　Ｌ-３Ｃ２ＶＳ＋RC52とＬ-３Ｃ２ＶＳ＋RP1020Nは何れも落ち着きある音で、忠実度ではこちらが上かと思います。
　　この２種間ではほとんど差異はありません。

　※ソース：ＣＤプレーヤーＤＥＮＯＮ　DCD-SA500　アンプ：自作2A3PP　スピーカー：ＤＥＮＯＮ　SC-R88Z
　試聴曲JAZZ各種

＜４．まとめ＞
　・同軸ケーブルの音質は安物と比べ特に量感が大きく向上しました。
　　３種の内、最も抵抗値が高く容量が大きい単芯線３Ｃ-２Ｖ＋RP-1316GG-Bが良いと感じたことは意外でした。
　・コネクターによる差異はほとんどありません。　そこまで同軸構造品に拘る必要はないと思います。

・僅か数百円/本のケーブル、極めて価値有りでした。

　・また機会があれば他種ケーブルも試ししてみたいと思います。

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