◆荒船山 (あらふねやま・経塚山):1,423m ◆所在地:長野県佐久市、群馬県下仁田町 ◆山行日:2023年 5月25日(木) ◆メンバー:単独 〔登山コース〕 内山峠駐車場―(50分)→鋏岩修験道場跡(休憩5分)―(25分)→一杯水― (15分)→ロープ場―(15分)→艫岩(休憩20分)―(10分)→皇朝最古修武之地石碑 ―(5分)→クリンソウ群生地(休憩5分)―(25分)→荒船山(経塚山)山頂(休憩15分) ―(30分)→艫岩(休憩10分)―(10分)→ロープ場―(5分)→一杯水―(20分)→鋏岩修験道場跡 ―(45分)→内山峠駐車場 〔所要時間〕 総時間=5時間10分 〔距離と山のしんどさレベル〕(後期高齢者基準) ★★☆☆☆ 距離=9.8km 歩数=19,200歩 累積標高差=650mもし 本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください |
1泊2日の長野遠征の2日目は荒船山とそのすぐ近くにある物見山です。2山登るので早朝出発としました。
その点
時間的な自由がきく車中泊は便利です。4時に起きて車内整理、朝食もとり、車中泊した道の駅・ヘルシーテラス南佐久を
5時に出発して30分で内山峠の駐車場に到着。広い駐車場ですがもちろん一番乗りでした。そして
5時40分に登山口を出発。たぶん午前中に下山してくることができるでしょう。一応
熊鈴を鳴らしていくことにしました。
〔内山峠駐車場 NAVIマップコード:292 194 278*05〕 ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください |
内山峠駐車場登山口 内山峠駐車場には簡易トイレが2基あります。その奥が登山口でした。 〔内山峠駐車場登山口 発=5:40〕 |
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ツツジに彩られる登山道 ヤマツツジでしょうか オレンジ色の花がそこここに咲く登山道を行きます。 |
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鋏岩修験道場跡 展望はほとんどないので、新緑とツツジの花を見ながらひたすら歩きます。 出発して50分、むかし修験道場があったというところまできました。大岩壁に4つばかり岩屋があります。 〔鋏岩修験道場跡 着=6:30〕 |
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岩屋の中から見た鋏岩修験道場跡 ここで寝起きして修行を積んだのでしょうか、岩屋のなかから外を見た写真です。 さて、先を急ぎましょう。 〔鋏岩修験道場跡 発=6:35〕 | |
浅間山を望む 歩きやすい登山道ですが展望はほとんどありません。 そうした中 木の間から浅間山を覗き見できるところがありました。荒船山の北側に続く熊倉峰と物見山も見えます。 | |
一杯水 修験道場跡からしばらく歩くと《一杯水》の目立つ案内板がありました。 すぐ先にある滝のような水場が一杯水ですね。 〔一杯水=7:00〕 | |
艫岩大岩壁 一杯水の前にかかる木の橋をわたって進んでいくと 艫岩の大岩壁が見えてきました。ここも木の間から見る岩壁ですが垂直で巨大な岩壁であることがわかります。 | |
ハシゴ場 登山道は次第に厳しくなり、ハシゴ場も現れます。 | |
ロープ場 続いて大きな岩場に取りつけられたロープ場を登っていきます。このあたりが一番厳しいところでしょうか。でも 特に難しいところではありません。 | |
懐かしいマツダランプの案内板 急登を登り切るとそこは山上台地の歩きやすい道に変わります。巨艦の甲板の上に出たということでしょう。 そして 懐かしいマツダランプの案内板。いつごろ設置されたものでしょうかねえ。 〔マツダランプ案内板=7:20〕 | |
キケン崖のぞくな 緩やかになった道を歩いていくと、《キケン崖のぞくな》の注意書き。 こういうの見るとのぞいてみたくなりません? それでどうしたかって? それを聞いちゃいけないよ。 〔キケン崖のぞくな=7:25〕 | |
荒船山避難小屋 少し下ったところに荒船山避難小屋がありました。 年代物の小屋といった感じで、ここで休憩したいとは思えませんが・・・ | |
艫岩(ともいわ)展望台 艫岩展望台は前の写真・避難小屋の左下にありました。 垂直の崖の上ですがちょっとした広場で、北側がほぼ180度開けています。 〔艫岩展望台 着=7:30〕 |
艫岩展望台からの眺望
荒船山へ来ることを決めた2日前の天気予報が外れたようで青空でないのが残念ですが艫岩からのパノラマ展望 はなかなかのものです。 浅間山が中央に見え、左奥には北アルプス、浅間山の右には志賀高原、さらに榛吊山方面まで展望が広がります。 |
西に蓼科山 西から北、東へとぐるっと景色を見てみましょう。 西側の近くに見えるこの山は蓼科山ですね。 |
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北アルプス 蓼科山の右奥には北アルプス。穂高連峰から槍ヶ岳が勢ぞろい。 |
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後ろ立山 北アルプスの右、北西方向に後立山。 |
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白馬岳など さらにその右には白馬岳も確認できました。 |
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浅間山ご一族 ほぼ北方向になりますが間近に目立っているのが浅間山ご一族。手前の物見山へは荒船山下山後に行く予定です。 |
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志賀高原の山 浅間山の右奥には志賀高原の山々が見えます。 |
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浅間隠山など 東の方から見ると浅間山を隠してしまうという浅間隠山。以前登ったことがあります。登ってしまえば浅間山が目の前によく見えます。あたりまえか。 |
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上州の山 そしてこちらは上州の山。 掃部ヶ岳などの背後に至仏山や武尊山も見えますね。 ということで展望を十分楽しんだので荒船山の山頂、すなわち経塚山へ向かいます。 〔艫岩展望台 発=7:50〕 |
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相沢方面分岐 避難小屋の前を南へ進むとすぐ分岐がありました。 群馬県の相沢方面への道を左に分けて直進します。 |
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皇朝最古修武之地石碑 艫岩、すなわち船尾から船首の経塚山に向けて巨大な甲板を歩いていく感じですね。途中に案内板があったので 立ち寄ってみました。『皇朝最古修武之地石碑』だそうです。 生きていく食材確保のために軍神たちが戦を起こしそうになった。戦いとなれば国が荒れることを心配した天照大神が 孫であるニニギをこの地に使わせ 三神の和議を結ばせた。この言い伝えを記したものと言われているそうです。 ―― 昭和初期に地元の人たちによって建てられた石碑〔皇朝最古修武之地石碑=8:00〕 |
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クリンソウ群生地 少し行ったところに今度はクリンソウ群生地。 残念ながらちょっと早かったようでつぼみができつつある状態でした。その中で2株だけけなげにも花を咲かせていました。 私のために咲いていてくれてありがとう。 〔クリンソウ群生地=8:05~8:10〕 |
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星尾峠分岐・経塚山入口 さらに歩いて星尾峠分岐まできました。経塚山へはここを左へ登っていきます。 〔星尾峠分岐・経塚山入口=8:25〕 |
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経塚山山頂(1,423m) 荒船山は総称で 最高点は経塚山。 茂来山や虚空蔵山から昨日見た通り、荒船山の船首に当たる経塚山は三角錐。最後の急登をこなして山頂まで登ってきました。 石祠と二等三角点があります。 〔経塚山山頂 着=8:35〕 |
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荒船山登頂記念に 荒船山登頂記念の写真を撮っておきます。 この山頂は全く展望がないところなので小休憩をして下山にかかります。 〔経塚山山頂 発=8:50〕 |
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艫岩展望台 経塚山から下り、往路を戻ります。途中で艫岩展望台にもう一度立寄りました。あいかわらず 時々陽がさすものの曇りベースの空なので眺望は改善されていませんでした。 〔星尾峠分岐・経塚山入口=8:55〕 〔艫岩展望台=9:20~9:30〕 |
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内山峠駐車場に戻る 次々と登ってくる人たちとあいさつを交わしながら内山峠駐車場まで戻ってきました。 今日は20数人に出会いましたが、駐車場にはそれに見合う14台に車が増えていました。 〔一杯水=9:45〕 〔鋏岩修験道場跡=10:05〕 〔内山峠駐車場 着=10:50〕 |
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艫岩を望む 荒船山のあと物見山へも登る計画です。 そのため物見山登山口の神津牧場へ向かう道から艫岩の写真を撮りました。こうしてみると改めてすごい岩壁だなと思います。 |
遠征2日目の1座目として荒船山へ登ってきました。急登部分は比較的短く、山上台地まで登ってしまえば あとは遊歩道のような道でした。気分良く歩くことができ、2株だけでしたがクリンソウの花にも会えてよかったです。 ただ、この山の良さは艫岩からの眺望にあります。2日前に荒船山行きを決めたわけですが、いいと思っていた天気の予報がはずれたのが誤算でした。 時々陽がさしますし、一応アルプスや上毛の山々も展望できたので文句を言ってはいけないかもしれません。 それでも私の登山は天気最優先主義なので、青空の下での眺望とはいかなかった荒船山はちょっと残念な気がしています。 まあ、思った以上にいい時いいこともあるので良しとして、もう一山、物見山へ登ってくることにします。 |
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