◆茂来山 (もらいさん):1,718m ◆所在地:長野県佐久穂町、小海町 ◆山行日:2023年 5月24日(水) ◆メンバー:単独 〔登山コース〕 鍾乳洞前駐車地―(5分)→霧久保沢登山口駐車場―(20分)→登山道入口―(30分)→コブ太郎(休憩10分) ―(10分)→水源地―(5分)→大王トチノキ―(45分)→槙沢登山口分岐―(10分)→茂来山山頂(休憩55) ―(5分)→槙沢登山口分岐―(25分)→大王トチノキ―(10分)→コブ太郎(休憩5分) ―(20分)→登山道入口―(15分)→霧久保沢登山口駐車場―(5分)→鍾乳洞前駐車地〔所要時間〕 総時間=4時間35分〔距離と山のしんどさレベル〕(後期高齢者基準) ★★☆☆☆ 歩行7.4km(14,300歩) 累積標高差=770m |
登りたい山は
たくさん計画を作成してありますが、天気優先主義の登山者なので今回は長野・群馬方面の山を選択しました。
高気圧が東へ移動しそうだったので列島の西部、海沿いよりも東の山手の方がいいだろうと思ったからです。
行先は茂来山と荒船山。まずは茂来山で
登山コースは主に2つあるなかで、山友の仁べえさんが
おすすめだという霧久保沢コースの方にしました。 それはよかったのですが、国道から林道に入ってゆっくり走っていくと、道端で草刈りをしていたおじさんが 何か言いたそうなそぶり。降りて聞いてみたところ『この先に倒木があって通れない。今役場に連絡したところだ』とのこと。 もう少し先までは行けるというので、行けるところまで行って後は歩けばいいと考えて車で進んでいきました。そしてありました 大きな倒木。道路わきに駐車していたところに係りのお兄さん2人が到着。重機を手配するというので倒木の手前から歩くことにして 出発することになりました。最初からとんだトラブルに巻き込まれちゃった感じです。 〔霧久保沢登山口駐車場 NAVIマップコード:359 742 788〕 ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください |
登山道入口へ 国道299号線を十石峠方面へ走っていくと 茂来山登山道入口の標識がありました。 ここからいい道を走っていくと何か言いたげな草刈りおじさんに出会いました。倒木で駐車場まで行けないよ、だって。 行けるところまで車で行って歩くことにします。 |
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洞窟前の駐車地 開田橋をわたってT字路を右折。ダートに変わった道を行くと前方に大きな倒木。ここに駐車して歩きましょう。 〔洞窟前の駐車地 発=9:55〕 |
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倒木 倒木が林道を半分くらい通せんぼしています。 私のすぐ後から役場の職員が2人きましたが 人力では除けられないので重機を手配するといって戻って行きました。 |
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霧久保沢登山口駐車場 1kmくらい歩くことを覚悟していましたが、歩くこと5分、300mくらいで広い駐車場に着きました。 案内板の赤矢印の方が近道ですが、渡渉がありそうです。2日前に雨が降ったので青矢印の林道コースで行きます。 〔霧久保沢登山口駐車場=10:00〕 |
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登山道入口 林道を緩やかに登ること20分で登山道入口に到着。 〔登山道入口=10:20〕 |
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コブ太郎分岐 歩きやすい新緑の道を行くこと登山口から20分、コブ太郎への分岐がありました。といっても右へちょっと下るだけでした。 |
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コブ太郎 森の巨人たち100選に指定されているだけあって でかいトチノキですねえ。 ◇樹種 トチノキ〔コブ太郎 着=10:50〕 |
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トチノキのコブ コブ太郎というだけあって大きなコブ。 |
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コブ太郎付近に咲く花 茂来山は花の多い山で、 登山道沿いにも咲いていますが、コブ太郎のまわりにもいろいろな花が咲いていました。 まずはラショウモンカズラ。 |
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コンロンソウ こちらはコンロンソウでしょうかね。 |
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ヤマブキソウ このヤマブキソウも目立って咲いています。 さて、山頂はまだ遠いので出発しましょう。 〔コブ太郎 発=11:00〕 |
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水源 登って行くと水源の案内板。そばまで行きませんでしたが水場で水源地のようです。 〔水源=11:10〕 |
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花を見ながら登る 登山道沿いに咲く花を見ながら登ります。これはニリンソウでしょうか。ひょっとするとチチブシロガネソウかもしれません。 |
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大王トチノキ 登って行くとまたトチノキの巨木がありました。 コブ太郎の弟かどうか知りませんが大王トチノキというそうです。 〔大王トチノキ=11:15〕 |
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シロバナエイレンソウ 大王トチノキからは急登になりました。 もちろん急斜面でも花は咲いています。これはシロバナエイレンソウかな。花を眺め写真を撮ることを言い訳に休み休み登ります。 |
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ルイヨウボタン 家に帰って調べたらこの花はルイヨウボタンらしい。 類葉牡丹と書くそうで、葉が牡丹の葉に似ているからといいます。 |
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マムシグサ おっとー、マムシグサの団体さんではないですか。 |
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槙沢コース分岐 時々ヤマレコのアプリを開いて、もう少し、もう少しと思いながら尾根まで登ってきました。 槙沢登山口から登ってくるコースとの分岐です。ここから山頂まではひと登り。 〔槙沢コース分岐=12:00〕 |
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茂来山山頂(1,718m) 出発して2時間15分、ようやく茂来山山頂に到着。ほぼ360度の展望が開けます。 浩宮様茂来山登山記念・昭和57年8月20日、という記念碑が設置されていました。現天皇陛下はあちこちの山へ登られているんですね。 〔茂来山山頂 着=12:10〕 |
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山頂からの展望 満開のトウゴクミツバツツジの花に囲まれた山頂で 昼食をとりながら展望を楽しみます。 北側から時計回りに景色を見ていきましょう。まずは間近に浅間山。 |
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浅間山をズームアップ 今日の浅間山は噴煙が少ないようです。 |
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北東方向の展望 こちらは北東方向の展望で、榛名山塊の手前に明日登る予定の荒船山が確認できました。 左側の艫岩へ登り、山上台地を歩いて右端の荒船山(経塚山)を往復します。 |
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東側の両神山 東側には鋸の歯のような両神山が望めます。 |
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南東から南側の景色 時計回りして、次は奥秩父の山。その手前に御座山(おぐらさん)なども見えます。 |
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御座山をズームアップ ズームアップした御座山には、8年ほど前になりますが山友さんたちと5人で登りました。 |
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天狗山・男山 前の写真のすぐ右側ですが、瑞牆山の手前に天狗山と男山が見えます。この両山にはいつか登ってみたいなあと思います。 |
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南西側に八ヶ岳 南西側には八ヶ岳が見えます。 その左奥には南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳などいい景色です。 |
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南八ヶ岳をズームアップ ズームアップすると存在感のある赤岳と横岳。 |
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北西方向の後ろ立山連峰 ぐるっと一回りしてきて西側は言わずと知れた北アルプスの山々ですが、残念ながら槍・穂高あたりは雲がかかっていて見えません。 最後に北西側には かろうじて鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが確認できます。 |
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山頂に咲くズミの花 山頂にはズミの花も咲いていました。 今日は誰も登ってこないので茂来山山頂を独占して昼食をとり、景色を満喫することができました。ぼちぼち帰ることにしましょうかね。 |
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署名簿ボックス 山頂のすぐ東側下に広場があるんですね。中は見ませんでしたがそこには署名簿ボックスがありました。 結局1時間近く山頂にいたことになるので下山します。 〔茂来山山頂 発=13:05〕 |
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登山道入口 帰りも花を楽しみながら往路を下り登山道入口まで戻りました。 〔登山道入口=14:10〕 |
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霧久保沢登山口駐車場 登山口からも林道を歩いて茂来山駐車場まで帰ってきました。このあと さらに300mほど行ったところに置いてきた車まで戻ります。 〔霧久保沢登山口駐車場=14:25〕 |
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洞窟 林道の倒木はすでに片付けられていましたが、車を置いてきたのは写真のような洞窟があるところでした。 〔洞窟前の駐車地 着=14:30〕 |
初っ端に駐車場への林道が倒木で通れないというハプニングがあり、どうなることかと思いました。
しかし、本来の登山口駐車場の300mほど手前まで車が入れたので問題なく茂来山へ登ってくることができました。
茂来山は聞いていた通り360度開けた山頂だったのでアルプス、浅間山、奥秩父の山々、八ヶ岳などの展望を
思い切り楽しんでくることができました。もう一つはいろいろな花が咲く山で、急登もありますが花を見て休憩しながら
登ってくることができてよかったと思います。危険なところもない山なので景色と花がおすすめできるいい山だと思いました。 このあとですが、道の駅ヘルシーテラス南佐久へ移動して車中泊し、明日は荒船山へ登る予定です。ただし、茂来山だけだと今日は 時間的に余裕があるだろうからもう一つの山へハイキングにでも行って来たらと山友の仁べえさんから言われたので 道の駅を起点に登る虚空蔵山へ行くことにします。 |
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