◆王ヶ頭 (おうがとう):2,034m 物見石山 (ものみいしやま):1,985m 茶臼山 (ちゃうすやま):2,006m ◆所在地:長野県松本市、上田市、長和町 ◆山行日:2022年10月14日(金) ◆メンバー:単独 〔登山コース〕 美ヶ原高原美術館駐車場―(30分)→物見石山(休憩15分)―(40分)→牛伏山(休憩5分) ―(10分)→山本小屋―(15分)→美しの塔―(35分)→王ヶ頭ホテル ―(5分)→王ヶ頭(休憩5分)―(20分)→王ヶ鼻―(5分)→王ヶ鼻展望台(休憩25分) ―(15分)→分岐―(25分)→烏帽子岩(休憩5分)―(20分)→塩くれ場・茶臼山分岐 ―(40分)→茶臼山(休憩15分)―(45分)→塩くれ場・茶臼山分岐―(5分)→塩くれ場(休憩10分) ―(15分)→山本小屋―(20分)→美ヶ原高原美術館駐車場〔所要時間〕 総時間=7時間05分〔距離と山のしんどさレベル〕(後期高齢者基準) ★★☆☆☆ 歩行19.4km(28,000歩) 累積標高差=400m |
美ヶ原は2回目。といっても57年ぶりということになります。その時は会社の同僚と4人でしたが前日に
松本市の奥座敷・浅間温泉に泊まり、
思い出の丘から王ヶ頭へ登り王ヶ鼻を経て桜清水の石切場へ下りたと記憶しています。すなわち
美ヶ原の西半分のみを歩いてきたようなので今回は東半分を歩いてくることにしました。
美ヶ原高原美術館から物見石山、牛伏山、美しの塔、王ヶ頭、王ヶ鼻、烏帽子岩、茶臼山をめぐるコースです。 中央道岡谷ICから国道142号、ビーナスラインを走り美ヶ原高原美術館へ朝7時過ぎに到着しました。 〔美ヶ原高原美術館駐車場 NAVIマップコード:468 527 276*67〕 ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください |
美ヶ原高原美術館駐車場 朝7時半、まだ閑散としている美ヶ原高原美術館駐車場を出発します。 ちなみにこの駐車場での車中泊は禁止だそうです。 〔美ヶ原高原美術館駐車場 発=7:30〕 |
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物見石山と八ヶ岳 車で入ってきた舗装道路を戻る方向に歩き山道へ。 前方に八ヶ岳を見ながら進むと物見石山が見えてきました。写真右奥が蓼科山と八ヶ岳、左が物見石山です。 |
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物見石山山頂(1985m) いったん下って登り返したところが物見石山。眺望のいい山頂で、風化しちゃったような二等三角点があります。 実はこのあと9時を過ぎたころから雲がわき展望が損なわれるので この山頂からの景色を先に紹介しておきます。 〔物見石山山頂 着=8:00〕 |
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南に南アルプス 八ヶ岳の右、南方向に南アルプスが見えます。 左から甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳と並びます。 |
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南南西に中央アルプス 南アルプスの右に中央アルプスが見えます。 中央に木曽駒ケ岳、左に空木岳など。 |
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南西方向に御嶽山 中央アルプスの右に御嶽山。あちこちの山から見ているおなじみの山です。 |
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西側に乗鞍岳 乗鞍岳は西側に見えます。 手前の草原は美ヶ原牧場で、中央左の建物が遊歩道のトイレ、そして右が塩くれ場ですね。 |
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北アルプス 穂高連峰と槍ヶ岳 乗鞍岳の右に続くのが北アルプス・穂高連峰と槍ヶ岳。 |
北アルプス、後立山の大パノラマ
北西側・美ヶ原高原美術館の背後に連なる北アルプス・後立山。 穂高・槍から鹿島槍、白馬岳までの山々もパノラマ写真では小さすぎですね。 |
後立山 後立山の山を少しズームアップしてみましょう。 後ろじゃなくて立山や剱岳も見えますが。 先が長いので次の牛伏山へ向かいます。 〔物見石山山頂 発=8:15〕 |
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山道へ 舗装道路まで戻り、ここから山道を緩く登って行きます。 〔山道へ=8:25〕 |
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穂高と山本小屋 山道を登って行くと左奥に穂高連峰が望めます。 手前の建物は山本小屋でここを起点に美ヶ原をハイクする人が多いようですね。 |
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牛伏山へ続く木道 いったん舗装道路に降りて木道に取りつき 牛伏山へ登って行きます。 |
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牛伏山山頂(?) 木道を登り切るとケルンがたくさん積まれた原っぱのようなところに出ました。 山本小屋への分岐を過ぎて100mくらい行ったこのあたりがGPSで確認した牛伏山山頂のように思われます。 しかしまだ奥にも・・・ 〔牛伏山山頂 着=8:55〕 |
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牛伏山山頂(1,990m) 奥へ行ってみると方位盤がありました。とするとこちらが山頂でしょうか? どちらが本当の山頂かわかりませんが、だだっ広いところなのでこのあたり一帯が牛伏山山頂としておきましょう。 このあと王ヶ頭・山本小屋への道を下ります。 〔牛伏山山頂 発=9:00〕 |
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NO! 牛伏山から下って行く途中で一人の男性に出会いました。 『NO!』というけどいいんでしょうかねえ?と。 読んでみると『家畜伝染病予防のため、牛に触らないでください』とのことでした。 NO!が目立ったので通行禁止に見えちゃったみたいです。 この男性とは王ヶ鼻展望台まで一緒することになります。 |
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山本小屋ふるさと館 山本小屋ふるさと館まで下りてきました。 昔は山小屋だったかもしれませんが現在は洋室もある旅館みたいですね。 〔山本小屋ふるさと館=9:10〕 |
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牛伏山の牛 あゝ、これこれ。皆さんのレポによく出ているので 牛伏山山頂にあるのかと思ったら山本小屋のそばにあったんですね。山頂で探したけど見つからないはずです。 |
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美しの塔が見えてくる 山本小屋・美ヶ原高原ホテルを過ぎ、さらに遊歩道を行くと美しの塔が見えてきました。 〔山本小屋・美ヶ原高原ホテル=9:20〕 |
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美しの塔 そして初めて美しの塔まできました。 55年前の前回は後ろに見える王ヶ頭まではきましたが美しの塔までは来なかったのです。 王ヶ頭へ向かいます。 〔美しの塔=9:25〕 |
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おいしそうな牧場の牛?? 放牧されている おいしそうな牛を見ながら王ヶ頭へ向けて歩きます。 |
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王ヶ頭近づく 美しの塔から見たときはすぐ近くに見えた王ヶ頭ですが 歩けど歩けどなかなか近づきませんでした。牛伏山で出会った兵庫県の男性と山の話をしながら歩いてきたので よかったのですけどね。 その王ヶ頭もようやく近づき・・・ |
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57年前の王ヶ頭 この写真は前回57年前(1965)に来た時の王ヶ頭の写真です。 現在と比べて鉄塔の本数が少ないですね。 なお、山頂には王ヶ頭ホテルへの建て替え前の高原荘がありました。 |
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美ヶ原頂上王ヶ頭(2,034m) 美しの塔から40分、王ヶ頭ホテルの横を抜けて美ヶ原頂上王ヶ頭に到着。 記念の写真を撮ってもらいました。 〔王ヶ頭山頂 着=10:05〕 |
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王ヶ鼻を望む 王ヶ頭からこれから行く王ヶ鼻(2,008m)を見たところです。 王ヶ鼻展望台はこのピークの向こう側になります。 〔王ヶ頭山頂 発=10:10〕 |
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王ヶ鼻展望台 鉄塔が立つ王ヶ鼻のピークに立ち寄ってから王ヶ鼻展望台までやってきました。 大きな岩の上にたくさんの石仏・石碑が祀られています。 〔王ヶ鼻山頂=10:30〕 〔王ヶ鼻展望台 着=10:35〕 |
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王ヶ鼻展望台からの眺望 鼻というだけあってこの先は切り立った崖です。それだけに展望がいいですね。 写真は西側の眺望で松本市を見下ろし乗鞍岳などがよく見えます。ただ、穂高岳方面は雲がかかってしまいました。 このあと霧ヶ峰に行くという兵庫県の男性とはここでお別れ。私は早めの昼食をとり茶臼山へ行きます。 〔王ヶ鼻展望台 発=11:00〕 |
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分岐 王ヶ頭の方へ途中まで戻り、この分岐を右にとります。 王ヶ頭へは登り返さずトラバースして烏帽子岩から茶臼山へ行くということです。 〔分岐=11:15〕 |
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茶臼山を望む トラバース道から見た右奥の茶臼山です。 緑の台地の縁辺をぐるっと回って行くことになるのでまだ遠いなあ。 |
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烏帽子岩 緑の台地から飛び出した烏帽子岩まできました。 烏帽子岩の上で休憩している人が見えます。 〔烏帽子岩=11:40〜11:45〕 |
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塩くれ場・茶臼山分岐 塩くれ場・茶臼山分岐まできました。写真の左からきて茶臼山への道に入ったところです。 王ヶ鼻展望台から1時間近くかかりましたね。 〔塩くれ場・茶臼山分岐=11:55〕 |
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雲隠れした茶臼山 茶臼山への分岐からはフェンス沿いの道を行きます。 残念ながら茶臼山山頂は雲に覆われてしまいました。 |
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茶臼山山頂(2,006m) 牧場フェンスから離れ、いったん下ったところから茶臼山へ登ってきました。 一応青空があり、眺望のいい山頂のはずですが、休憩中一時的に諏訪方面が見えただけでした。 この茶臼山で本日のミッション完了。下山します。 〔茶臼山山頂=12:45〜13:00〕 |
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塩くれ場 塩くれ場・茶臼山分岐を経て塩くれ場に戻ってきました。 塩くれ場というので牛に塩を与えるところなのでしょうね。私もここで最後のエネルギー補給としました。 〔塩くれ場・茶臼山分岐=13:45〕 〔塩くれ場=13:50〜14:00〕 |
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美ヶ原高原美術館に戻る 山本小屋から一般道に入り、途中から遊歩道の木道を歩いて美ヶ原高原美術館まで戻ってきました。 駐車場も雲の中。青空は全くなくなってしまいました。 〔山本小屋ふるさと館=14:15〕 〔美ヶ原高原美術館 着=14:35〕 |
もう57年も前になりますが、前回、西半分を歩いた美ヶ原でしたので、今回は東半分をということで歩いてきました。 累積標高差は約400mだけなので楽だったとはいえ、歩行距離は19.3km、28,000歩という長距離ハイキングでした。 美ヶ原高原美術館から王ヶ鼻までは一般観光客も多い遊歩道歩きでした。それでも王ヶ鼻からの帰り道、茶臼山までの間は アップダウンもほとんどない道ではありますが登山者だけが歩く道でよかったと思います。 紅葉にはまだ早かったものの早朝から晴天にめぐまれ 八ヶ岳や南・中央・北アルプス、さらに後ろ立山連峰を一望できてハイキングの楽しさを満喫してくることができました。 |
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