《巻機山》  Motaのホームページ
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巻機山

巻機山 (まきはたやま):1,967m
マップ
◆所在地:新潟県南魚沼市・群馬県みなかみ町
◆山行日:2022年10月 1日(土)
◆メンバー:単独

〔登山コース〕
桜坂駐車場―(45分)→四合目―(35分)→五合目(休憩5分) ―(35分)→六合目(休憩5分)―(35分)→七合目(休憩5分) ―(55分)→九合目・前巻機山(休憩10分)―(5分)→避難小屋―(35分)→巻機山山頂・御機屋(休憩5分) ―(10分)→最高地点(休憩5分)―(20分)→牛ヶ岳・展望地(休憩15分)―(10分)→ 分岐(休憩10分)―(5分)→最高地点―(10分)→巻機山山頂・御機屋(休憩20分) ―(15分)→避難小屋―(15分)→九合目・前巻機山(休憩5分)―(10分)→八合目―(25分)→七合目(休憩5分) ―(25分)→六合目―(25分)→五合目(休憩5分)―(15分)→四合目―(30分)→桜坂駐車場

〔所要時間〕
総時間=9時間15分
歩 行=7時間40分
休 憩=1時間35分

〔距離と山のしんどさレベル〕(後期高齢者基準)
★★★★★ 歩行13.5km(28,500歩) 累積標高差=1,460m 

もし 本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください

 山のテレビ番組を見たり、ヤマレコ、YAMAPでみなさんのレポートを見て 以前から巻機山へ行ってみたいと思っていました。
そんな中、久々に3日間の好天が見込まれというので 秋の巻機山へ行くことにしました。せっかく遠いところまで行くので、行きがけの駄賃で前日に斑尾山へ登り 2日目に本命の巻機山へ登ります。加えて3日目に飯縄山へ登ってから家に帰る計画を立てて出かけました。
 初日に斑尾山に登ってから道の駅南魚沼雪あかりで車中泊。未明に起きて巻機山登山口にある桜坂駐車場へ移動しました。 朝3時半ころでしたがきれいな水洗トイレがあるメインの第2駐車場は9割方埋まっていました。 車中で休憩し夜明直前にヘッデンをつけて出発しました。

 〔桜坂駐車場 NAVIマップコード:971 127 138〕
  ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください

桜坂駐車場を出発

未明の5時05分、この早朝に出発したのは巻機山はなかなかタフな山と聞いていたので 余裕をもって登ってこようというためです。

〔桜坂駐車場 発=5:05〕
四合目

登山口が三合目に当たるので次がここ四合目。
ここまで45分、勾配も比較的緩やかな登山道でした。

〔四合目=5:50〕
急登とブナ林

四合五勺を過ぎると道は岩ゴロの急登に変わります。
むちゃくちゃ急登とまではいえないけど、ずっと登りが続く山道。それをわずかでも癒してくれるのが きれいなブナ林です。

五合目(1,128m)

出発して1時間25分、五合目まで登ってきました。
多くのみなさんここで小休憩します。東側に米子沢のナメ滝が見え、南の方に見える 尖った山(写真右から2つ目)が上越のマッターホルンといわれる大源太山だそうです。

〔五合目=6:25〜6:30〕
ニセ巻機が見える六合目

ひたすら登って六合目に到着。ここではじめてニセ巻機山が姿を現しました。 左の山奥が割引岳(わりめきだけ)で右がニセ巻機山です。

〔六合目 着=7:05〕
天狗岩

前の写真のすぐ左にあるこちらは天狗岩だそうです。

〔六合目 発=7:10〕
七合目

登ってくると開けたガレ場が現れました。ここが七合目で先客が5・6人休憩していました。 谷川岳方面の展望が開けています。

〔七合目=7:45〜7:50〕
山道から見下ろす

七合目を過ぎると急登の度合いが増します。
登ってきたところを見下ろした写真です。

ニセ巻機山はもう少しだ

登ってくると途中から木の階段が現れ青空に向かって登って行く感じ。しかし 見た目よりも急な道で、なかなかニセ巻機山に登りつきません。

稜線から山頂方面の景色

やっとのことでニセ巻機山の稜線にたどり着くと前方に景色が開けました。 左の高いところが巻機山の山頂。やっと巻機山にお目にかかれたということです。

ニセ巻機山山頂(1,861m)

稜線を少し登ってニセ巻機山山頂。
ニセ、ニセといっていますが前巻機山で巻機山の九合目となります。

〔ニセ巻機山山頂 着=8:45〕
ニセ巻機山から見た巻機山
 開けた前方に巻機山の山頂稜線が連なりまだ緑が残るなか、草もみじとのパッチワークデザインが目を引きます。
 左の三角ピークが割引岳、中央が御機屋ともいわれる巻機山の山頂で、右の高いところが最高地点。  
避難小屋、御機屋へ

さて先に進みましょう。 山頂の御機屋は目と鼻の先のように見えるけどまだ遠い、いったん避難小屋まで下って 左から巻くように登って行くことになります。

〔ニセ巻機山山頂 発=8:55〕
巻機山避難小屋

5分ほどで巻機山避難小屋まで下ってきました。
中をのぞいてきましたが、きれいな避難小屋でした。

〔巻機山避難小屋=9:00〕
池塘を経て御機屋へ

避難小屋から池塘を経て御機屋へ登って行きます。
標高差は140m、ニセ巻機山までしっかり登らされたので、あと140mでもきついよなあ。

御機屋・巻機山山頂(1,962m)

しんどいなあとつぶやきつつ、何度か立ち止まっていい景色を振り返りながら登ってきました。
時間はかかっているけど時間的にはまだ早いので、巻機山最高点から牛ヶ岳まで行くことにし、小休憩後すぐ出発。

〔御機屋・巻機山山頂=9:35〜9:40〕
池塘を見ながら最高点へ

御機屋から緩く下って最高点へ登って行きます。 ここにも池塘がありました。

巻機山最高点(1,967m)

標識はありませんが積み上げたケルンが最高点のしるし。
若い女性の二人連れにお願いして登頂記念写真。

〔巻機山最高点=9:50〕
展望(1)

最高点だけあって展望が開けます。
土地勘が乏しいので山座同定が難しいところですが、南東側に武尊山と赤城山。

展望(2)

こちらは南側で谷川岳などが見えます。
さて、東側の展望がいいという牛ヶ岳へ行きましょう。

〔巻機山最高点 発=9:55〕
木道を牛ヶ岳へ

こういう草原歩きは気持ちがいいですねえ。 池塘もあって苗場山にも似た印象のところです。

前方に牛ヶ岳

前方に牛ヶ岳が見えてきました。山頂稜線のところどころに人がいるのがわかります。

牛ヶ岳山頂(1,962m)

牛ヶ岳山頂まで登ってきました。 三角点があるだけのちょっとショボイ山頂ですね。 その先に歩いていく人が見えますが、牛ヶ岳山頂から200mくらい先にいい展望地があると聞きました。行ってみます。

〔牛ヶ岳山頂=10:15〕
展望地から越後三山

牛ヶ岳の北端の展望地まできました。
前方に越後三山がどっしりとそびえたっています。
中央が越後駒ヶ岳(2,003m)で左の尖がり山が八海山(1,778m)、 右の山が中ノ岳(2,085m)。

牛ヶ岳から見た巻機山の稜線
 牛ヶ岳から巻機山の稜線を見た写真です。ちょうどニセ巻機山の反対側から見ていることになります。
 左端に巻機山の最高点、中央に御機屋(巻機山)、そして右に割引岳と並びます。  
南魚沼を見下ろす

前の写真のすぐ右下には米どころ南魚沼が見下ろせます。
南魚沼産コシヒカリの新米を買って帰ろうと思います。

牛ヶ岳から東側に続く尾根

こちらは牛ヶ岳から東側に続く尾根です。
絵画のように見えませんか。この何ともいえない色使いはいかがでしょう。
いつまで見ていても飽きない光景ですが帰らないとねえ。

〔牛ヶ岳山頂 発=10:30〕
御機屋・巻機山山頂に戻る

途中で小休憩して御機屋・巻機山山頂に戻ってきました。

〔ベンチ・途中休憩=10:40〜10:50〕
〔巻機山最高点=10:55〕
〔御機屋・巻機山 着=11:05〕
御機屋から牛ヶ岳を望む

御機屋の裏側に出るとここからも牛ヶ岳が見えました。
左が先ほど行ってきた牛ヶ岳で、右が 最高地点ですね。
それでは下山することにします。

〔御機屋・巻機山 発=11:25〕
池塘と避難小屋を見ながら

池塘が見えます。そして左端には避難小屋を見ながら下って行きます。

〔巻機山避難小屋=11:40〕
巻機山にお別れ

ニセ巻機山まで戻ってきました。いよいよ巻機山にお別れです。

〔ニセ巻機山=11:55〜12:00〕
七合目で一休み

七合目までくると皆さん休憩中。
まだまだ下らなければいけないので私も小休憩。

〔七合目=12:35〜12:40〕
桜坂駐車場

下りは多少楽だとはいえ御機屋から4時間弱、ようやく桜坂駐車場まで戻ってきました。
赤い屋根のトイレの向こうに天狗岩と割引岳が見えるのに気が付きました。

〔六合目=13:05〕
〔五合目=13:30〜13:35〕
〔四合目=13:50〕
〔桜坂駐車場 着=14:20〕
 念願の巻機山に登ってくることができました。何年か前に登った苗場山はいい山だなあと思い、似たような感じを 想像した巻機山にも是非と思っていたのです。ハードさも同じくらいかなと思っていたのですが実際は認識が 足りませんでした。距離は結構長い。そして鎖場や極端な急登はないものの 急登する距離がしっかりあって疲れました。この年齢になるとこの山までが精いっぱいなのかもしれません。 それだけ苦労して登ったので山頂部の平原歩きは気持ちよく、山歩きの楽しさを思う存分味わえたと思います。 色づき始めた草もみじ、何ともいえない色合いを見せる巻機山の山肌のパッチワークは絵画作品を思わせます。 それに何よりよかったのは雲一つない晴天に恵まれ、越後三山や谷川連峰などの眺望にも恵まれたこと。 巻機山は私が登った山の中で間違いなくいい山の一つに加えられる山だと思います。


     

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