《毛無山・十二ヶ岳・金山,節刀ヶ・金堀山》  Motaのホームページ
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節刀ヶ岳・十二ヶ岳・金山・毛無山

節刀ヶ岳 (せっとうがたけ):1,738m
 十二ヶ岳 (じゅうにがたけ):1,683m
 金 山 (かなやま):1,686m
 毛無山 (けなしやま):1,500m
マップ

◆所在地:山梨県富士河口湖町・笛吹市
◆山行日:2021年10月23日(土)
◆メンバー:単独

〔登山コース〕
林道駐車地―(5分)→淵坂峠/大石峠分岐―(30分)→淵坂峠―(70分)→毛無山(休憩15分) ―(20分)→四ヶ岳(休憩5分)―(20分)→八ヶ岳―(20分)→十一ヶ岳―(10分)→吊橋 ―(35分)→十二ヶ岳(休憩15分)―(35分)→大石ペンション村分岐―(10分)→金山(休憩25分) ―(10分)→大石峠分岐―(5分)→節刀ヶ岳(休憩10分)―(5分)→大石峠分岐 ―(30分)→金堀山(休憩5分)―(15分)→大石峠(休憩10分)―(40分)→林道出合 ―(5分)→林道駐車地
〔所要時間〕
総時間=7時間30分
歩 行=6時間05分
休 憩=1時間25分  

〔距離と山のしんどさレベル〕
★★★★☆〔後期高齢者基準〕
  歩行10km(22,500歩)
  累積標高差=950m 
もし、本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください。

 昨年の今ごろ山梨県の御坂山地にある鬼ヶ岳と王岳に行きました。 ちょうど紅葉が見ごろで富士山をはじめ展望がよかったので今年はその峰続きにある 節刀ヶ岳・十二ヶ岳へ行くことにしました。 せっかくなので、一ヶ岳から順に十二ヶ岳まで登り節刀ヶ岳へ行こうと思って 調べてみるといくつもの登山口やコースがあります。選択に迷った末ですが、若彦トンネルの南入口の 大石ペンション村に近い大石峠登山口から登ることにしました。 時計回りに淵坂峠から毛無山へ登り、十二ヶ岳、金山、節刀ヶ岳、金堀山とまわり 大石峠から登山口に戻ってくるコースです。
新清水ICで降りて富士宮道路などを走り西湖・河口湖を経て大石の登山口まで行きます。 若彦トンネルの南入口付近から直接林道へは入れません。手前の集落への分岐(下記県道から駐車地への入り口(分岐) NAVIマップコード) から入って道なりに行くことになります。

〔林道駐車地 NAVIマップコード:59 085 899*75〕
〔県道から駐車地への入り口(分岐) NAVIマップコード:59 087 528*64〕

  ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき その位置を地図と照合し確認してください


河口湖から『お富士さん おはよー』

河口湖の湖畔までくると美しい富士山。
やっぱりスッピンより化粧したお富士さんの方がきれいだねー。

林道駐車地

ここから先の林道は一般車侵入禁止です。
ここに2台分、道の反対側に1・2台駐車できます。
また、手前100~150mほどのところにも2・3台 駐車できる場所がありました。

〔林道駐車地 発=7:15〕
淵坂峠/大石峠分岐

林道を5分ほど行くと淵坂峠と大石峠への分岐です。
大石峠へはもう少し先まで林道を行きますが 淵坂峠はここを左へ入ります。

〔淵坂峠/大石峠分岐=7:20〕
渡渉、そして歩きやすい登山道

分岐から左へ入っていくとすぐに大淵谷の沢を渡渉します。あとは歩きやすい登山道を緩やかに登っていきます。

淵坂峠

30分ほどで淵坂峠まで登ってきました。分岐から標高差で100mくらいなので楽でしたね。
わかりやすい案内図を見て毛無山・十二ヶ岳方面へ尾根を登っていきます。

〔淵坂峠=7:50〕
毛無山への急登

淵坂峠までとは打って変わって急登でした。
毛無山まで標高差で400m、まっすぐ登っていきます。
まあ急登なので標高が稼げるのが救いですけどね。

毛無山山頂下からの眺望

急登すること1時間余り、毛無山頂下で初めて展望が開けました。
うーん、やっぱり富士山が見えるとうれしい。左に河口湖、右側には西湖が見下ろせます。

毛無山山頂(1,500m)

はい、毛無山山頂です。淵坂峠から標高差400mを1時間10分。ゆっくりペースでした。
広い山頂には地面から飛び出した三角点があります。

〔毛無山山頂 着=9:00〕
毛無山の山標と富士山

毛無山山頂から見た富士山です。
山頂で休憩していると南側の文化洞登山口の方から夫婦連れが登ってこられました。 それを機に私は十二ヶ岳へ向けて出発します。

〔毛無山 発=9:15〕
一ヶ岳~四ヶ岳

毛無山から歩き始めるとすぐに一ヶ岳。
続いて二ヶ岳、三ヶ岳、四ヶ岳、と次々にクリア。十二ヶ岳まで意外と簡単なのかなと思いました。 しかし、それはとんだ思い違いであることをあとで思い知らされます。

〔二ヶ岳=9:25〕
〔四ヶ岳 着=9:35〕
四ヶ岳からの富士山

四ヶ岳は岩場で展望がいいところだったのでちょっと撮影休憩とします。
見る角度が変わると印象が違います。右下の湖は西湖。

十二ヶ岳と十一ヶ岳

四ヶ岳からはこれから行く十二ヶ岳(左)が見えます。
その右手前が十一ヶ岳で、遠くに見える尖った山が節刀ヶ岳です。

〔四ヶ岳 発=9:40〕
おっと、急降下だー

四ヶ岳を出発すると、おっと、急降下だー。
この山はロープが設置された岩場ばかりだと聞いていましたがいよいよその領域に入ったのか。ということで ここでストックをザックに収紊しました。

八ヶ岳

五ヶ岳、六ヶ岳を過ぎ、七ヶ岳は見落としましたが《八ヶ岳》。 『やつがたけ』じゃないよね、『はちがたけ』まできました。

〔八ヶ岳=10:00〕
下ってトラバース

八ヶ岳からはまたまた下って巨岩をトラバース。ロープが見えますよね。

十一ヶ岳への岩登り

九ヶ岳、十ヶ岳の標識を見落としちゃいましたが十一ヶ岳への登り返しが始まります。 難しい岩場ではありませんが見た目よりは急登です。

十一ヶ岳

十一ヶ岳のピークまで登ってきました。急登は疲れるよねー。 さてここから十二ヶ岳との間のキレット。またもや大下りです。

〔十一ヶ岳=10:20〕
十二ヶ岳の姿

下っていく途中で紅葉の向こうに十二ヶ岳が現れました。今年の紅葉は昨年より遅い感じです。
まだ下りますが十二ヶ岳のあのてっぺんまで登り返さなければならないんだよね。

吊橋

そして吊橋。十二ヶ岳の目玉ですね。
怖くはないですがわたっていくと揺れました。

〔吊橋=10:30〕
岩場を登る

吊橋をわたるとその先の道は『上』です。
ロープをつかんでよじ登ります。

続く岩登り

岩場は続く―よー どーこまでもー
ロープも使わせてもらって登ります。難しい岩登りではないけど連続する岩場の急登は年寄りにはこたえるよなー。

岩場の途中で振り返る

十二ヶ岳への登りの途中で振り返りました。おー、なかなかいい景色だー。
右手前が十一ヶ岳で その奥の尖った山が三ッ峠山。中央奥の一番高いのが黒岳。左の稜線から飛び出しているのが釈迦ヶ岳ですね。

桑留尾分岐

ようやく岩場の急斜面を登り切りました。十二ヶ岳登りの行程の70%くらいが岩登りだったでしょうか。 思ったより時間がかかってしまいましたよ。 そして登り切ったピークが十二ヶ岳の山頂ではありませんでした。 ここは桑留尾(くわるび)登山口への分岐になっていて山頂はこの先2分くらい行ったところでした。

十二ヶ岳(1,683m)

そして十二ヶ岳山頂に到着。せまい山頂ですがこの赤い祠も含めて3つの祠がありました。
富士山などの展望もありますが写真は省略します。
写真を撮ったりしていると5・6人の方が登ってこられたので私は出発します。

〔十二ヶ岳=11:05~11:20〕
鬼ヶ岳

十二ヶ岳を出発すると鬼ヶ岳が見えてきました。右のピークが鬼ヶ岳で真ん中のピークが雪頭ヶ岳でしょう。 遠くの山は南アルプスですが雲が・・・・。

十二ヶ岳からの急降下

十二ヶ岳は尖った山だから当然急降下もありますよね。
大きく下るところは確か2ヵ所。まずはここを下ります。

岩場下りの登山者を見る

私は下り切って金山の方へ向かいます。 振り返ると十二ヶ岳から岩場を下ってくる人たちが見えました。 こうしてみると角度のある斜面という感じですが、岩の上からだと垂直のように見えました。

鉄はしご

下ったら登ります。
鉄はしごはここだけだったと思います。

十二ヶ岳と富士山

次の金山方面へ登り返しながら振り返って見ました。
左の山が十二ヶ岳。そして河口湖と富士山。



きれいな花を見つけました。
コウヤボウキとカイフウロ。こんなところでもしっかり自己主張しているようです。
花のなまえはYAMAPとヤマレコで花に詳しい方に教えてもらいました。

金山山頂(1,686m)

途中の鞍部で大石ペンション村の方へ下る道を右に分けて金山まで登ってきました。 地味な山頂ですが富士山だけは見えます。写真は省略。
ここで後から登ってこられた人と話をしながら昼食すませ最後の山 節刀ヶ岳へ向かいます。

〔大石ペンション村分岐=11:55〕
〔金山山頂=12:05~12:30〕
節刀ヶ岳山頂(1,738m)

10分ほど行ったところにある大石峠への分岐を経て節刀ヶ岳山頂へ登ってきました。
山頂部一帯 展望のいいところでした。写真は左が金山、右が鬼ヶ岳です。

〔大石峠分岐=12:40〕
〔節刀ヶ岳山頂 着=12:45〕
十二ヶ岳への稜線と富士山

左端の毛無山から十二ヶ岳までたどってきたギザギザの山並です。 こうしてみるとアップダウンがたくさんあったのがわかります。

東側の展望

こちらは東側の展望。
左の山が黒岳、その右奥に尖って見えるのが三ッ峠山。
そして河口湖を見下ろします。

北側の展望

こちらは北側です。
左の方に瑞牆山や金峰山は見えますが、中央から右手の国師ヶ岳や甲武信ヶ岳方面は雲に隠されているようです。
ということで節刀ヶ岳での展望も楽しめたので下山することにします。

〔節刀ヶ岳山頂 発=12:55〕
大石峠への分岐と稜線の道

下山は大石峠へ下ります。
節刀ヶ岳山頂から下るとすぐに分岐があるので左へ。このあと大石峠まで実に歩きやすい稜線の道でした。 稜線が広いところも赤テープの目印が続いているので安心です。

金堀山

大石峠との間にある稜線上の一つのピークがこの金堀山(1,608m)ですね。
このあたりを掘ると金が出るそうです。ウソです。

〔金堀山=13:30~13:35〕
大石峠

そして大石峠とうちゃーく。
開放感のある芝生広場みたいなところです。
あとでわかりましたが、コウスケさんという方が緑色のテントを張って昼寝していたそうです。

〔大石峠 着=13:50〕
大石峠からの富士山

今日は一日中富士山を見ながら歩いてきましたがここ大石峠で見おさめです。 小休憩したので下ります。

〔大石峠 発=14:00〕
林道出合

大石峠から40分、ジグザグにつけられた道を下ってきました。 標高差で約500mありますが、道がつづら折りなので急登の道ではないようです。
降り立った林道は若彦路街道古道なんですね。
ここから駐車地までは5分。お疲れさんでしたー、自分。

〔林道出合・大石峠分岐=14:40〕
〔林道駐車地 着=14:45〕
 これ以上望めない好天の日に 大石ペンション村近くの登山口から毛無山、十二ヶ岳、金山、節刀ヶ岳を周回してきました。
このコースは期待通り変化があり富士山見放題の展望もあるいいコースでした。紅葉にはちょっと早くて 心残りの感があるものの十分満足した一日でした。 特にフィールドアスレチックではないですが、ロープをつかんで上り下りする岩場はスリルもあって楽しめました。 岩場下りでは上から見ると垂直降下みたいに思えますが実際は山の形通りの斜面なので足場も確保できて 安全に下りてこられます。慎重さは大切ですが楽しさが勝りますね。ただ連続する岩場登りは 老人にとっては急登になるので結構疲れます。時間と心に余裕をもって歩いてもらいたいおすすめのコースです。


     

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