◆火打山 (ひうちやま):2,462m ◆所在地:新潟県妙高市 ◆山行日:2021年10月 3日(日) ◆メンバー:単独 〔登山コース〕 笹ヶ峰登山口―(60分)→黒沢橋(休憩5分)―(15分) →十二曲がり〔1/12〕―(20分)→十二曲がり〔12/12〕(休憩5分)―(55分)→富士見平(休憩5分) ―(55分)→高谷池ヒュッテ(休憩10分)―(25分)→天狗の庭(休憩5分) ―(40分)→雷鳥平(休憩5分)―(50分)→火打山(休憩30分)―(30分) →雷鳥平(休憩5分)―(25分)→天狗の庭(休憩5分)―(20分)→高谷池ヒュッテ(休憩15分) ―(45分)→富士見平(休憩10分)―(40分)→十二曲がり〔12/12〕 ―(20分)→黒沢橋(休憩5分)―(40分)→笹ヶ峰登山口〔所要時間〕 総時間=10時間45分 〔距離と山のしんどさレベル〕 ★★★★★〔後期高齢者基準〕もし、本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください。 |
花の山としても知られる火打山へはいつか行ってみたいと思っていました。
また、数年前に山友さんの一人が日帰りで行ってなかなか良かったと聞いていたので
花の季節ではありませんが紅葉のこの季節もいいだろうと思い切って出かけることにしました。
天気予報では日曜日が最もよさそうです。人気の山でもあり休日の混雑は避けられないでしょうが
晴れの山行第一義の私なのであえてこの日を選択しました。 夕食後に家を出発。高速の深夜割引を利用して笹ヶ峰の駐車場には午前0時40分頃に到着。 余裕がある駐車場で車中泊します。 〔笹ヶ峰駐車場 NAVIマップコード:469 099 774*68〕 〔登山口駐車場 NAVIマップコード:469130 030〕 ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき その位置を地図と照合し確認してください |
登山口 朝4時近くになると周りの車の人たちが出発準備で騒がしくなります。 時間的に少し早いけど年を取って歩くのが遅いので私も早出することにし、 登山届を出して出発。 〔登山口 発=4:35〕 |
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黒沢橋 ヘッデンをつけて歩くこと1時間、黒澤渓流に架かる黒沢橋に到着しました。 ここで小休憩。多くの人がここで一息き入れるようです。 〔黒沢橋=5:35~5:40〕 |
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十二曲がり取り付き 黒沢橋を渡って少し登っていくと案内標識がありました。 ここがよく知られる十二曲がりの取り付きです。 〔十二曲がり取り付き=5:55〕 |
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十二曲がりを登る 十二曲がりは急斜面を登るためにジグザグにつけられた道です。 岩ゴロのところや階段が設置されたところなどを登っていくと・・・。 | |
十二曲がり上 〔12/12〕の十二曲がり上まで登ってきました。 〔十二曲がり上=6:15~6:20〕 | |
白馬連峰見えた 十二曲がりのあとも急登が続きます。 木の間から山が! 白馬ではないですか。中央が白馬三山、白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳ですね。 そして一番左に鹿島槍ヶ岳、その右は五竜岳。 | |
富士見平 後から出発した人たちに追い越されながら富士見平まで登ってきました。 右へ行くと黒沢池から妙高山で、左の道が火打山へ行く三差路です。 〔富士見平=7:15~7:20〕 | |
黒沢岳(2,212m) 高谷池への道を行くと右前方に見えてきたこの山は黒沢岳だと思います。 |
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お目見え、火打山・焼山 登山道は黒沢岳の裾を巻いていきます。ぬかるんだところが多い道を行くと初めて火打山が姿を現しました。 左奥に焼山(2,400m)、右に火打山。 | |
アルプスの展望 さらに進んでいくと《アルプス展望台》という小さな案内標識を発見。 梯子を上った岩の上から見たのがこの景色。 左手前の山は高妻山(2,353m)ですね。 | |
穂高連峰と槍ヶ岳 尖った頭が見えたのでズームアップしてみました。 左の方に穂高連山、中央右に槍ヶ岳が尖っています。 | |
白馬三山 右手の方には先にも見えた白馬三山。 右の高いのが白馬岳(2,932m)で左下へ下がって少し上がった台形の山が 杓子岳(2,812m)、その左のピークが白馬鑓ヶ岳(2,903m)。 | |
高谷池ヒュッテ そして高谷池ヒュッテに到着。アルプス展望台からはほど近いところでした。 おなじみの三角屋根ですが、最近できた新館が継ぎ足したように2棟建っていました。 〔高谷池ヒュッテ 着=8:15〕 |
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高谷池と火打山 高谷池ヒュッテの前に草紅葉に囲まれてたくさんの池塘があります。背後の山は火打山。 景色を見ながら休憩していましたが先がまだ長いので出発します。 〔高谷池ヒュッテ 発=8:25〕 |
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高谷池と高谷池ヒュッテ 黒沢池への道を右に分けて進みます。少し行って振り返ると池塘の向こうに高谷池ヒュッテが見えていました。 |
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庭園のような中を行く 天狗池の方へ向かいますが、前方に火打山を見ながら庭園の中のような木道歩きです。 |
秋飾の天狗の庭 そしてもう一つの見どころ 天狗の庭までやってきました。 高谷池と同様 火打山を背景にここにも草紅葉に囲まれた池塘が点在しています。 〔天狗の庭 着=8:50〕 |
逆さ火打 こちらは大きな池塘の水鏡にその姿を映す火打山です。なで肩美人で優雅な火打山の姿に見とれます。 ここからは写真右手の丘のような稜線へと登っていきます。 |
見下ろす天狗の庭 登りながら振り返ると先ほどいた天狗の庭が見下ろせます。 池の青、緑を残す木々、それに黄、赤の紅葉と絵具で描いた絵のようでもあります。 |
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雷鳥平 丘のように見えても上り坂はきついですねえ。やっと雷鳥平まで登ってきました。天気が良すぎてライチョウは現れません。 〔雷鳥平=11:30から11:35〕 |
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火打山を見ながら稜線を行く 雷鳥平からはしばらく緩やかな道を行きます。 前方に火打山を見ながら紅葉の中を気持ちよく歩きます。 |
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火打山山頂へ向けて いよいよ火打山山頂へ向けての最後の登りです。空へ向かって登っていく感じかな。 |
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火打山山頂到着 最後はきつかった―。何とか登り切った火打山山頂には登ってきた人でいっぱいでした。 準蜜ですが換気は十分だからいいかー。 〔火打山山頂 着=10:30〕 |
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火打山登頂記念 近くにいた人に撮ってもらいました。一応火打山登頂記念です。 |
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展望:妙高山 まぎれもなく360度の展望台・火打山。 時計回りにまず南東には妙高山(2,454m)。写真左手の緑の帯は雷鳥平から登ってきた稜線です。 |
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展望:高妻山 こちらは南側で高妻山(2,353m)。以前登ったけどきつい山でした。 |
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展望:北アルプス 南西側には北アルプスと後立山連峰。 |
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展望:焼山と雨飾山 西側直近には活火山 焼山(2,400m)。その左鞍部の向こうに見えているのが雨飾山(1,963m)。 雨飾山の紅葉もちょうど見ごろでしょうね。 |
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日本海 焼山の右手には日本海が見えています。糸魚川あたりでしょうかね。 ということで展望を楽しみ、簡単に昼食をとって下山することにします。 〔火打山山頂 発=11:00〕 |
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天狗の庭俯瞰 帰りは往路を戻ります。登っていくときに写真はたくさん撮りました。 それでもついついまたシャッターを切りながらということになりますね。それだけ印象的な景色だということでしょう。 雷鳥平下あたりからもう一枚。 〔雷鳥平=12:00~12:05〕 |
妙高山と天狗の庭 こちらは妙高山と天狗の庭のワイド写真です。 |
妙高山を見ながら 天狗の庭でもう一度その景色を楽しみ、正面に妙高山を望みながら庭園のような道を戻ります。 〔天狗の庭=12:00~12:05〕 〔高谷池ヒュッテ=12:25~12:40〕 〔富士見平=13:25~13:35〕 |
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黒沢橋 高谷池ヒュッテなどそれぞれのポイントで小休憩しながら下ってきました。 そして十二曲がりを下って黒沢橋へ。 〔十二曲がり上=14:15〕 〔黒沢橋=14:35~14:40〕 |
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登山口に戻る 途中からこの写真尾男性と話をしながら登山口まで戻ってきました。奇しくも同郷出身ということで ローカルは話をしながらです。 朝は準備中だったので登山口に帰ってきてから『妙高山・火打山自然環境保全協力金』として500円を支払いました。 写真はその記念品です。 |
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笹ヶ峰駐車場 最後に笹ヶ峰の駐車場に帰ってきました。正面に見える山は黒姫山(2,053m)です。 この時間、もう帰った人もいるのですいていますが、駐車場外に路駐された車が多かったですよ。 |
この日は火打山に数百人登ったのではないでしょうか。秋晴れの日曜日でしたがこれほどにぎわう山だとは知りませんでした。
これ以上ないいいお天気で
眺望もすっきり、紅葉も美しかったので、頻繁にすれ違ったり、追い抜いてもらったりの煩わしさを帳消しにして余りある火打山だったと思います。
とはいえ老人にはきつい山でした。往復約17km、累積標高差1300m、歩数にして34,000歩ですからねえ。
まあ、歩きは遅いながら無事帰ってくることができて何よりだったと思います。
一つ感じたことは、私は景色を楽しみ、写真ばかり撮って歩くのはいつものことで、中身の濃い山歩きだと
思っています。しかし大半の皆さんはほとんど立ち止まることなく歩いている人が多いようです。
山の楽しみ方は人それぞれなのでいいのですけどね。 このあともう一日明日は志賀高原の山を歩いてくる予定なので荷物をまとめて出発しました。 |
Orange life |