《人形山・三ヶ辻山》  Motaのホームページ
 Orange life


人形山・三ヶ辻山

マップ 人形山 (にんぎょうざん):1,726m
三ヶ辻山 (みつがつじやま):1,764m
◆所在地:富山県南砺市・岐阜県白川村
◆山行日:2021年 8月 5日(木)
◆メンバー:単独

〔登山コース〕
中根平登山口―(60分)→第一休憩所(休憩5分)―(35分)→第二休憩所(休憩5分)―(35分 →宮屋敷跡(休憩15分)―(55分)→梯子坂乗越(休憩5分)―(25分)→人形山(休憩20分) ―(25分)→梯子坂乗越(休憩5分)―(40分)→三ッ辻山(休憩15分)―(30分) →梯子坂乗越(休憩10分) ―(45分)→宮屋敷跡(休憩15分)―(15分)→第二休憩所(休憩5分) ―(25分)→第一休憩所(休憩10分) ―(40分)→中根平登山口

〔所要時間〕
総時間=9時間00分
歩 行=7時間10分
休 憩=1時間50分  

〔距離と山のしんどさレベル〕
★★★★☆〔後期高齢者基準〕
  歩行17km(27,500歩)
  累積標高差=1100m 
もし、本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください。

 人形山へは花が多い6月から7月初旬に行きたかったのですが天気と自分の都合があって延びてしまいました。 結局一番暑い8月を迎えてしまいましたが天気のよさそうな日を選んで行くことにしたのです。 午後や夕方には所によって雷雨があるかもしれないというので、早朝から登って早い時間に下山する計画としました。家を夜中に出て 中根平登山口駐車場に到着したのは日の出前の4時。 林道が石ゴロで走りにくいと聞いていました。確かに部分的に舗装してありますが凸凹が多いダートで 20kmくらいしかスピードが出せません。それでも湯谷橋から30分で中根平登山口駐車場に着きました。 なお、本来は村上家住宅から南に入って行くのですが橋の工事中で全面通行止。やむなく迂回路して 湯谷橋まで行かなければなりませんでした。

中根平登山口駐車場のマップコードを調べてカーナビに入力しましたが案内してくれませんでした。
林道に入る湯谷橋東の三差路のマップコード(下記)をナビにセットして行くのがいいと思います。 湯谷橋のすぐ東側に《人形山登山口》の案内標識があるので、ここから南へ入って行きます。 途中にある三差路を左手前方向にとれば後は一本道で中根平登山口まで行くことができます。

 〔湯谷橋東の三差路 NAVIマップコード:549 562 480*15〕
  ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照合し確認してください


湯谷橋から中根平登山口へ

①湯谷橋のすぐ東にある林道入口です。
 ここから南へ道なりに進む。〔湯谷橋→三差路 10分〕
②途中にある三差路。ここを左手前方向へ。
 あとは登山口まで一本道です。
  〔三差路→登山口 20分〕

〔中根平登山口駐車場 発〕=4:25
中根平登山口駐車場

駐車場で簡単な朝食をとって出発します。 ヘッデンつけて歩きますか、緩やかで歩きやすい登山道でした。

〔中根平登山口駐車場 発=4:25〕
第一休憩所

コースタイム通り1時間で第一休憩所に到着。 ちょうど山の端に太陽が顔を出したところでした。

〔第一休憩所=5:25~5:35〕
第二休憩所

第一休憩所までは緩やかだった登山道も少しずつ少しずつ勾配が増してきます。 ブナ林の中を登り第二休憩所までやってきました。

〔第二休憩所=6:05~6:10〕
宮屋敷跡

次第に勾配が増す道を登り広々とした宮屋敷跡まで登ってきました。
昔、白山権現堂があったところだそうで今は鳥居だけが残されています。

〔宮屋敷跡 着=6:45〕
剱岳を望む

ここまでほとんど眺望がありませんでしたがこの宮屋敷跡で一気に展望が開けます。
東側を見ると、おー、遠くに剱岳が。
写真では薄ぼんやりとしか見えませんかねえ。

西には人形山

西側の正面にはこれから行く人形山が見えます。
中央の山が人形山で、左へ2つ目のピークが梯子坂乗越分岐があるところだと思われます。
左からぐるっと回っていくことになるのでまだまだ遠いなあ。ということで梯子坂乗越へ向かいます。

〔宮屋敷跡 発=7:00〕
枝がこんがらがる木

ところどころぬかるんだところがある道を行きます。
こんな木に出くわしました。それぞれの枝が好き勝手に伸びてこんがらがったような木ですね。

三ッ辻山

さらに進んでいくと三ッ辻山が見えてきました。
右端が梯子坂乗越分岐があるピークなので、人形山へ登ったあとこの稜線をたどることになります。

北アルプス:薬師岳

東側が開けたところもありました。ちょっと雲がじゃまですが 左に大きな山容の薬師岳がよく見えます。

北アルプス:笠ヶ岳と穂高連峰

こちらは前の写真の右手です。残念ながら槍ヶ岳はすっかり雲の中でした。
中央に見えるのが笠ヶ岳。その右に穂高連峰ですね。

北アルプス:乗鞍岳

穂高連峰の右手に乗鞍岳。こちらも頭に雲がもじゃもじゃしてますね。

梯子坂を登る

途中のピークを越えたり巻いたりしながら下りベースを歩いてきましたが目の前に急登の壁が現れました。これを梯子坂っていうんでしょうか。
約100mの急登ですが何せ暑いので体に堪えます。

梯子坂乗越分岐

ぶつぶつ独りごとの文句を言いながら梯子坂乗越分岐まで登りつきました。
正面に見えているのがこれから行く人形山。ここを左へ行くと三ッ辻山へという分岐です。

〔梯子坂乗越分岐 着=7:55〕
笈ヶ岳と大笠山

人形山のすぐ左に見えるのは中央が大笠山でその左が笈ヶ岳です。 ヤブの笈ヶ岳はともかくとして大笠山には登りたいんですけどねえ。
さて、まずは人形山へ行ってきましよう。

〔梯子坂乗越分岐 発=8:00〕
人形山山頂へ向かって

こうして人形山を正面から見るとなかなかかっこいい山ですね。
登山道ははっきりしてますが、脇の草が伸び放題でうざいです。

花の道

6月ころはたくさんの花が咲いていたようですが、盛夏のこの時期でもいろいろは花が咲いていましたよ。人形山への花道っていうことかな。

〔上段〕ウツボグサ、シモツケソウ、シナノオトギリ
〔下段〕ツリガネニンジン、ヨツバヒヨドリ、シナノオトギリ(白)?

人形山山頂(1,726m)

そして人形山山頂に到着。出発してちょうど4時間でした。傾いた方位盤もありますが展望はよくありません。 もう一つの山頂が南側にあるというので行ってみます。

〔人形山山頂 着=8:25〕
もう一つの山頂

もう一つの山頂に来ました。こちらの方が広々として展望もいいです。

三ッ辻山を望む

これまで見ていたのは三角形の三ッ辻山でした。しかし、人形山から見た姿は少し違いますね。

猿ヶ馬場山

三ッ辻山のすぐ右にあるのは猿ヶ馬場山(1,875m)です。
猿ヶ馬場山の左の部分は籾糠山(1,744m)でしょうか。
これからまだ三ッ辻山へ行きたいので梯子坂乗越分岐へ戻ります。

〔人形山 発=8:45〕
梯子坂乗越分岐

梯子坂乗越分岐まで戻ってきました。
右手に見えている三ッ辻山へ向かいます。去年まではヤブ漕ぎの道だったそうですが・・・。

〔梯子坂乗越分岐=9:10~9:15〕
倒木を乗り越えて

おっとー、倒木だー。
やばいかなーと思いましたが道をふさぐ倒木は少しだけで通り抜けました。あとはヤブは刈られたようで 人形山への道よりずっと歩きやすい道で助かりました。

三ッ辻山が近づく

三ッ辻山が近づくいてきました。
いい道だけど風がなくて暑い。最後は急登がありそうに見えます。

最後の急登

最後はやっぱり急登でした。
暑いし、急だし、ゆっくり登るしかないですね。

三ッ辻山山頂(1,764m)

やれやれ最後の急登を越えて三ッ辻山山頂に到着。
狭い山頂で眺望はないと聞いていましたが、そこそこ展望が開けていました。

〔三ッ辻山山頂 着=9:55〕
三ッ辻山山頂からの金剛堂山

三ッ辻山山頂から見る金剛堂山です。昨年6月にでしたが金剛堂山に登って人形山・三ッ辻山を 眺めましたが今回は逆眺望です。
雲が少しかかっていますが金剛堂山の左に白木峰が見えます。
さてこの三ッ辻山が最終目的地なのでそろそろ下山することにします。

〔三ッ辻山山頂 発=10:10〕
人形山を見ながら下る

前方に人形山を見ながら梯子坂乗越へ向けて下ります。

オオカメノキ

オオカメノキの真っ白な花が印象的だったので写真を撮ってしまいました。背後の山は金剛堂山です。

梯子坂乗越分岐から宮屋敷跡方面を望む

本日4回目ですが梯子坂乗越分岐まで戻ってきました。
これから戻る稜線が宮屋敷跡の方へ続いているのがよく見えます。帰り道も遠いなあ。

〔梯子坂乗越分岐=9:40~9:50〕
宮屋敷跡

梯子坂乗越分岐から宮屋敷跡までの区間が一番暑かったですね。距離は長いし草の間の道をずっと歩いてくる感じでした。
ここでエネルギー補給をして下ります。雲がだいぶ増えてきていました。

〔宮屋敷跡=11:35~11:50〕
中根平登山口に戻る

第二休憩所、第一休憩所で水分補給休憩をして登山口まで戻ってきました。 暑い一日でしたが何とか予定した行程がこなせたなあという感じです。

〔中根平登山口 着=13:25〕
駐車場

登山口のすぐ横にある駐車場です。
車は私のだけが待っていました。今日は誰も人形山へ来なかったのですね。 広い山域を私が独り占めした一日だっということです。

 早朝出発で人形山と三ッ辻山へ登ってきました。暑い日でしたのでまだ涼しい早朝に出発した点はよかったと思います。 それでも宮屋敷跡以降の風もあまりない稜線歩きでは暑さが堪えました。すべての休憩地ではしっかり給水を取り エネルギー補給に勤めて何とか歩ききることができました。それでも人形山はいい山だったと思います。 盛夏にあってもたくさんの花が咲き、眺望もよくて十分満足な山行でした。
早い時間に下山できたのもよかったことです。帰り道の白川郷付近では土砂降りの雷雨に 見舞われたのです。車の中だったので問題はありませんでしたが、あと1時間ほど下山するのが遅ければ 雷雨の襲来を避けられなかったかもしれません。早立ち早下山は安定しない天気の夏には必要なことを 改めて確認できました。また、この季節には熱中症対策も欠かせません。水を2リットル持って行きましたが 約1.3リットル使用しました。十分な水を持って行く必要性も確かなことですね。 この日は私一人で人形山・三ヶ辻山を独占だったので、対コロナという面では100%大丈夫だったと思います。


     

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