《雨乞岳》  Motaのホームページ
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 雨乞岳(山梨)

雨乞岳 (あまごいだけ):2,037m

◆所在地:長野県北杜市         
◆山行日:2020年 9月28日(月)
◆メンバー:単独

マップ

〔登山コース〕
石尊神社駐車場―(2分)→登山口―(58分)→1100m休憩地(休憩5分)―(15分) →ホクギノ平(休憩10分)―(75分)→水晶ナギ分岐(休憩5分) ―(50分)→雨乞岳山頂(休憩30分)―(25分)→水晶ナギ分岐 ―(5分)→ナギ(休憩5分)―(5分)→水晶ナギ(休憩30分)―(5分)→ナギ―(10分)→水晶ナギ分岐 ―(35分)→ホクギノ平(休憩10分)―(35分)→1100m休憩地(休憩10分)―(28分)→登山口 ―(2分)→石尊神社駐車場

〔所要時間〕
総時間=8時間10分
歩 行=6時間25分
休 憩=1時間45分

〔距離と山のしんどさレベル〕
  ★★★★☆  15.6km(31,000歩) 累積標高差=1,520m  

  もし、本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください。


 
 3年ほど前に日向山へ登ったときに見て日向山と同様に白い砂浜のある雨乞岳を知りました。 いつか雨乞岳にも登ってみたいと思っていましたが、優先順位やら季節、天候などの都合をあわせて このほどようやく行くことに決めました。
登山道は平久保池からのコースと石尊神社からのコースがあります。白砂の水晶ナギにぜひ行きたいので、 好都合の石尊神社からのコースで登ることにしました。
ただ、平久保池からのコースに比べて石尊神社からのコースは距離が長く、最後に急登があると聞いていました。 それでも登山道は歩きやすいそうなのでペース配分を考えて歩けばいいでしょう。 家を夜中に出発し朝6時半に石尊神社駐車場に到着。計画よりも少し早めにスタートできました。

 〔石尊神社駐車場 NAVIマップコード:167 875 130 *75〕
    ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照らし合わせて確認してください

雨乞岳と水晶ナギ(2017年撮影)

3年前(2017年)に登った日向山から見た雨乞岳の写真で、 白いところが水晶ナギです。
雨乞岳に登るきっかけになりました。

石尊神社駐車場

10台余り駐車できるでしょうか、そこそこ広い石尊神社の駐車場です。
朝6時半ころに到着。地元の人の車が1台ありました。

〔石尊神社駐車場 発=6:50〕
雨乞岳登山口

石尊神社の鳥居前を左の方へ150mくらい行ったところに登山口がありました。

登山道

ホクギノ平まではほとんど写真のような掘割状の登山道を行きます。 歩きやすく緩やかに登って行く登山道で助かりますね。

八ヶ岳を望む

ずっと林の中を登って行くのでほとんど眺望はないですねえ。 それでも木の間から八ヶ岳を見つけました。
左端の雲がかかっているのが阿弥陀岳、その右手前が編笠山。真ん中が赤岳と権現岳でしょう。

やっとホクギノ平

とにかく黙々と歩くしかなかったですねえ。 出発して1時間登った標高1100m付近で休憩し、さらに1時間15分歩いてようやくホクノギ平まできました。 エネルギーと水分補給で休憩します。

〔ホクギノ平=9:10~9:20〕
ササの中を行く登山道

ホクノギ平から先は掘割状の道ではなくササの中を行く山道に変わります。 気分良く歩けていい道です。

水晶ナギを望む

相変わらず眺望はありませんが木の間から水晶ナギが見えました。 後で行くぞー!

水晶ナギ分岐

駐車場を出発して約6.5km、3時間20分かかってようやく水晶ナギ分岐まできました。
左が水晶ナギで、右へ行くと雨乞岳です。

〔水晶ナギ分岐 着=10:10〕
分岐から見る雨乞岳の山影

分岐から林の中に雨乞岳の姿が見えます。
水晶ナギは帰りに寄ることにして先に雨乞岳へ登っちゃいましょう。

〔水晶ナギ分岐 発=10:15〕
雨乞岳への急登

分岐から少し下って雨乞岳に登り返します。
この標高差約280mの急登は聞いていた通りハードアルバイトでした。 写真ではきつさが伝わりませんが、休み休み登るしか・・・。

カラマツ林のササの道

カラマツ林とササの道はいい雰囲気です。しかし、急登が続きます。

雨乞岳到着ーく!

やっとのことで雨乞岳山頂に到着ーく!
水晶ナギ分岐から50分もかかってしまいました。歳はとりたくないねぇ。

〔雨乞岳山頂 着=11:05〕
東側が開けた雨乞岳山頂

小広い山頂は東側が大きく開けています。
写真の左手が奥秩父山系、中央が韮崎・甲府市方面。中央すぐ右に弓状に白砂がある日向山が見えます。
そのやや右奥に富士山があるはずですが雲で見えないのが残念。 先客の富山の人の話では少し前までは富士山が見えていたそうです。

甲斐駒ヶ岳(2,966m)

右端、真南になりますが甲斐駒ヶ岳はしっかり見えます。
富山の男性と話をしながら山の写真撮影を一緒に楽しみました。

甲斐駒ヶ岳をズームアップ

振り仰ぐ甲斐駒ヶ岳をズームアップしてみました。
やはり存在感のある山です。

登ってきた尾根と日向山

全体眺望写真にも写っていますが、登ってきた尾根が見え、中央やや右には白砂の日向山があります。
さて、富山の男性とお別れして水晶ナギへ向かいます。

〔雨乞岳山頂 発=11:35〕
サルオガセ

サルオガセがからむカラマツ林の中を一気に下ります。
急だろうが何だろうが下りは大好き。山頂への登りに要した時間の半分・25分で水晶ナギ分岐まで下ってきました。 そして水晶ナギへ向かいます。

〔水晶ナギ分岐=12:00〕
雨乞岳を振り返る

水晶ナギへ行く途中にもう一つのナギがありました。
振り返るといま行ってきた雨乞岳が大きく見えるんだね。

〔手前のナギ 着=12:05〕
ナギから見た鋸岳

このナギからは鋸岳も見えました。
それでは本物の水晶ナギへ向かいます。

〔手前のナギ 発=12:10〕
水晶ナギと日向山

水晶ナギはすぐでした。
水晶ナギの向こうに日向山。山頂から見たよりだいぶ近くなった感じです。

〔水晶ナギ 着=12:15〕
日向山をズームアップ

日向山をズームアップしてみました。この砂浜が雁ヶ原ですね。
平日のためかハイカーの姿は映っていませんでした。

水晶ナギ

水晶ナギはこんな感じですが、写真の左側は急斜面です。 したがって日向山の雁ヶ原のような広くて平らな砂原になっていないんですね。 歩き回れるところではないのでここで景色を見ながら昼食タイムとしました。

初冠雪の富士山

昼食をとっていると雲が少し取れて富士山が見えてきました。 カーラジオで富士山の初冠雪を告げていましたが確かにうっすら白くなっているのが見えます。 ただ、富士山自体は右の山に隠れて半分しか見えないんですよねえ。

奥秩父の山々

午後になって遠くの雲が薄くなってきました。
こちらは奥秩父方面で、左に小川山、その右下に瑞垣山、右に一段と高い金峰山。 よく見ると五丈岩も見える。
さあ、雨乞岳はこれでおしまい。長い道のりを帰ることにしましょう。

〔水晶ナギ 発=12:45〕
ホクギノ平

下りは楽で速いです。水晶ナギ分岐を経てホクノギ平まで戻ってきました。 この小屋は麓に工場があるサントリー所有の作業小屋のようです。

〔水晶ナギ分岐=13:00〕
〔ホクギノ平=13:35~13:45〕
雨乞岳登山口

途中で小休憩して登山口まで帰ってきました。
行程は長かったけど歩きやすい登山道でよかったですよ。

〔石尊神社駐車場 着=15:00〕

 雨乞岳は聞いていた通り歩きやすい道でしたが距離が長く、また山頂への最後の急登には顎が出ました。 長い距離を歩いた後の標高差280mの急斜面の道は休み休みしか登れませんでした。そのかわり下りは楽でしたけどね。
寒気が残ったせいか山頂からの展望は遠くは雲があって全開とはいきませんでした。それでも甲斐駒ケ岳を間近に仰ぎ、 水晶ナギからの展望も併せて日向山や鋸岳、奥秩父の金峰山など、さらに半分隠れちゃっていますが初冠雪した 富士山を見ることができました。 一方、水晶ナギは日向山と違って平らな砂浜ではなく切れ落ちた急斜面の砂浜なので近づくことができないのが残念。 それでも眺望とあわせて雨乞岳はまあまあ良かったと思います。


     

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