◆赤兎山 (あかうさぎやま):1,629m 大長山 (おおちょうやま):1,671m ◆所在地:福井県勝山市、大野市 石川県白山市 ◆山行日:2019年10月16日(水) ◆メンバー:単独 〔登山コース〕 小原駐車場・登山口―(40分)→小原峠(休憩5分)―(25分)→大舟分岐(休憩5分)―(15分) →赤兎山(休憩10分)―(15分)→避難小屋―(5分)→主三角点展望地(休憩5分)―(5分)→避難小屋(休憩20分) ―(20分)→赤兎山―(10分)→大舟分岐―(15分)→小原峠(休憩5分)―(30分)→苅安山(休憩5分) ―(55分)→大長山(休憩20分)―(40分)―苅安山(休憩5分)―(25分) →小原峠―(30分)→小原登山口・駐車場〔所要時間〕 総時間=6時間50分 〔距離と山のしんどさレベル〕 ★★★☆☆ 11.5km(22,000歩) 累積標高差=820m もし、本文および写真の山座同定に誤りがあったらお許しください。 |
加越国境、両白山地にある赤兎山と大長山。
山友の仁べえさんからいい山だと教えてもらったので行くことにしました。 6月の花のころに行く人が最も多いようですが、秋の紅葉もいいと聞いたので行くことにしたわけです。 遠いところなので早朝に出発しなければなりません。どうせなら高速道路の深夜割引を利用しようと いうことで家を3時過ぎに出ることにしました。 朝早いので順調に車を走らせ小原の林道ゲートに7時15分、登山口の駐車場には7時40分に着くことができました。 なお、この林道はゲート開放時間が朝7時から夕方5時で、協力金として一人400円が必要です。 ネットで調べると、小原峠から大長山に登り、次に赤兎山へ登る人が多いようです。しかし、 見どころが多いのは赤兎山の方かなと思ったので、私は先に赤兎山、次いで大長山という順番で計画しました。 〔小原登山口駐車場 NAVIマップコード:791 557 176〕 ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照らし合わせて確認してください |
大長山・赤兎山の登山口 駐車場は奥と手前の2ヵ所あり、100mくらいしか離れてません。 手前の駐車場には簡易トイレがあります。 時間が早かったので奥の駐車場を利用しました。 登山口は奥の駐車場から50mほど林道を行ったところにあります。 〔駐車場登山口 発=7:50〕 |
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渡渉 登山口から小原峠まで緩やかに登っていく歩きやすい登山道でした。 途中、渡渉するところが3ヵ所あります。 |
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小原峠 コースタイム通り40分で小原峠に到着。 女性の多い8人のグループが休憩していました。リーダーの男性によれば、この日は大長山だけだそうで ゆっくり楽しんでくる予定だそうです。 彼らと別れて私は赤兎山へ向かいます。 〔小原峠=8:30~8:35〕 | |
急登の道から振り返る大長山 小さな池(沼)を過ぎると思った以上に急登です。 振り返ると後で登る大長山が見えていました。 | |
紅葉・黄葉の道 全山紅葉とはいきませんが紅葉・黄葉の道を行きます。 台風で紅葉した葉がだいぶ散ったようです。 | |
大舟分岐 大舟分岐までまで登ってきました。 左へ行くと赤兎山、右は大舟山への道です。 〔大舟分岐 着=9:00〕 | |
経ヶ岳を望む 大舟山への道を5・6m行くと経ヶ岳が望めます。 この山、草をつかんで登る急登があったことを思い出しました。 〔大舟分岐 発=9:05〕 | |
赤兎山山頂 大舟分岐からは楽な道になり、赤兎山までやってきました。 せまい山頂に5・6人の先客がいてにぎやかです。 左の高い二こぶが白山(2,702m)、山標の後ろの山が別山(2,399m)で右に三ノ峰と二ノ峰が見えます。 〔赤兎山山頂 着=9:20〕 | |
御嶽山 白山、別山、三ノ峰と南東側に目を移していくと遠くに御嶽山を見つけました。 この写真はズームて撮っています。 | |
南側に荒島岳 南の方に目を転じると、中央やや右に大きく見える山は荒島岳(1,523m)ですね。 その後ろの山は能郷白山(1,617m)ではないでしょうか。 さらにこの右手・南西側には大舟分岐からも見た経ヶ岳があります。 | |
赤兎平と避難小屋 赤兎山をあとにして避難小屋方面へ向かいます。 写真中央右に見える赤色のポツンと一軒家が避難小屋。 手前には白山連峰を背景に赤兎平のたおやかな高原が広がる。心やすらぐ風景ですね。 〔赤兎山山頂 発=9:30〕 | |
赤池湿原 初秋のさわやかな風が吹く高原を歩いてくると池塘がありました。 春から初夏にはニッコウキズゲやササユリなどの花があたり一面に咲くそうです。 | |
避難小屋 避難小屋まで来ましたが、そのまま通過して《主三角点》というのがある展望地まで行きます。 山友の仁べえさんから、ぜひ行ってこいと言われていたところです。 〔避難小屋=9:45〕 |
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主三角点展望地 展望地まではすぐでした。 この先は急降下する斜面になっています。 〔主三角点展望地 着=9:50〕 |
白山連峰を一望に ここまで来てよかったですねえ、前にさえぎるものがないので白山連山の山体が一望にできます。 〔主三角点展望地 発=9:55〕 |
避難小屋から見る赤兎山 避難小屋まで戻ってきました。 前方に赤兎山が見えています。 小屋の中でこの秋初のカップラーメンを食べていると2人連れの女性がやってきました。 滋賀県の方たちだそうで、きのう曇り空の荒島岳に登り、今日、赤兎山への来たそうです。 このあと相前後しながら大長山まで行くことになります。 〔避難小屋=10:00~10:20〕 |
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赤兎山から大長山を望む 赤兎山まで戻ると前方に大長山がよく見えます。 こうしてみると遠いなあ。あそこまで行くのかい。 〔赤兎山=10:40〕 |
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二度目の小原峠 大舟分岐を経て小原峠まで下ってきました。 本日二度目の小原峠。少々お疲れ気味。 今朝ここで出会った8人グループのリーダーの人の話では大長山まで大小6つのアップダウンが あるそうです。 時刻は11時過ぎ、しょうがない計画したので大長山まで行くとしようか。 〔大舟分岐=10:50〕 〔小原峠=11:05~11:10〕 |
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苅安山(1,505m) 小原峠から30分、ピークを一つ越えて2つ目が苅安山。 一息入れていると滋賀の女性たちが到着。あゝ疲れた、もう帰ろうかと冗談を言い合いながらも お先にといって出発します。 〔苅安山=11:40~11:45〕 |
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紅葉の登山道 苅安山からも2つほどアップダウンを越えてきました。 ただ、赤兎山よりも大長山の方が紅葉・黄葉がきれいなようです。 |
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大長山が見えた??? やがて前方に越えていくピークが一つあり、その奥の方に三角錐の山が見えてきました。 ようやく大長山かと思ったのですが・・・。 |
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前方に大長山???
右手に白山を見ながら登ります。 5つめのピークを越えると大長山が近づいてきました。 あとでわかりましたが、これは6つめのピークでニセピーク。大長山はこの山の後ろだったのです。 |
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急なニセピーク登り これを登り切ればという思いで急斜面を登ります。 フィックスロープが設置された岩場もあります。 まあ、見た目ほど難しくはありませんけど急は急ですね。 |
大長山山頂に広がる展望 小原峠を出発してちょうど1時間半、ようやく大長山山頂に立ちました。 赤兎山より大長山の方が白山に近づいたようです。目の前に屏風のように雄峰が連なっていました。 〔大長山山頂 着=12:40〕 |
白山をアップで 白山をズームアップにしてみましょう。 左が大汝峰(2,684m)、右が山頂の御前峰(2,702m)だと思います。 |
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南側を振り返る 登ってきた南側を振り返ってみました。 赤兎山が遠くに見えます。 |
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大長山山頂にて
写真を撮ったりして休んでいるとしばらくして滋賀の女性たちが登ってきました。 途中の急傾斜の道で例の8人のグループと出会い、すれ違いに時間がかかってしまったとか。 登り優先で道を譲ってくれるとよかったのですけどねえ。 彼女たちと山の話で楽しい時間を過ごし、写真も撮ってもらって下山にかかります。 ありがとうございました。 〔大長山山頂 発=13:00〕 |
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下りの途中で見る白山
下りの途中で白山を振り返ります。 西側から見る機会がそれほど多くない白山です。何度も振り返りながら下りました。 〔苅安山=13:40~13:45〕 〔小原峠=14:10〕 |
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登山道わきに咲く花
今は花の少ない季節ですが、リンドウはちょくちょく見かけました。 小原峠からの下りで、前を行く人からトリカブトが咲き残っているよ、と教えてもらいました。 |
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登山口駐車場に帰着
平日でしたが下山道でも抜きつ抜かれつ、たくさんの人に出会いました。 駐車場に着くと8人グループも数分前に帰ってきたところのようでした。 のんびりと大長山を楽しんできたのでしょう。 〔登山口駐車場=14:40〕 |
絶好の山日和に赤兎山と大長山へ行ってくることができました。雲もない青空で
赤兎山からも大長山からも白山連峰が丸一日中見えていましたし、おだやかな紅葉・黄葉の
秋を満喫してきました。 観光地の真っ赤なもみじもきれいではありますが、私は赤、黄、濃淡が入り混じった自然林の 紅葉のほうが好みです。先日の台風で紅葉した葉が散ってしまった感もありますが、これからまだしばらく 紅葉がみられるのではないかと思います。 この日は奥の駐車場は満車、手前の駐車場も半分くらい埋まっていたようです。春も秋も楽しめる 赤兎山・大長山は人気の山のようです。教えてくれた山友の仁べえさんにありがとうございました。 |
Orange life |