《音羽三山》  Motaのホームページ
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音羽三山 音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳

音羽三山マップ
音羽山 (おとわやま):852m
 経ヶ塚山 (きょうがづかやま):889m
 熊ヶ岳 (くまがたけ):904m  

◆所在地:奈良県桜井市、宇陀市
◆山行日:2018年 9月28日(金)
◆メンバー:単独

〔登山コース〕
音羽山登山口駐車場―(35分)→音羽山観音寺(休憩5分)―(20分)→万葉展望台(休憩10分)― (20分)→音羽山山頂(休憩10分)―(20分)→経ヶ塚山山頂(休憩30分)―(30分)→熊ヶ岳(休憩10分) ―(10分)→小熊ヶ岳―(10分)→反射板―(10分)→大峠(休憩10分)―(40分)→上動滝(休憩10分) ―(25分)→音羽山登山口駐車場



〔所要時間〕
   総時間=5時間05分
   歩 行=3時間40分
   休 憩=1時間25分

〔距離と山のしんどさレベル〕  8km(16,500歩)★★☆☆☆


 今年は大きな被害をもたらした台風が2回も日本列島を縦断しました。 追い打ちをかけるようにこの週末に台風24号が日本列島を直撃する予報が出ました。 台風の前日である金曜日がつかの間の晴れになるというので奈良・桜井市の音羽三山へ 行くことにしました。
音羽山の山中には、音羽の観音さんとして地域の人たちに守られ、慕われてきた音羽山観音寺があります。 本尊は先手千顔十一面観世音菩薩で眼病に霊験あらたかそうです。私も目が悪いのでぜひお参りしてこようと 思います。
国道25号線を針ICで降りて国道369号、165号を走り、桜井市から県道37号に入って南下します。 下居というところを左折して細い道を行ったヘアピンカーブのところに観音寺の駐車場があります。この日は さらに500mくらい行った登山口(観音寺参道入口)にある駐車場を利用しました。

 〔音羽山登山口駐車場  NAVIマップコード:36 539 202〕
  ※マップコードご利用の際は、カーナビに入力したとき、その位置を地図と照らし合わせて確認してください  

音羽山登山口駐車場

音羽山登山口・観音寺参道入口のところにある駐車場です。 5・6台駐車できるでしょう。

音羽山登山口・観音寺参道入口

駐車場のすぐ上に音羽山・観音寺の登山口・参道入口があります。
観音寺まで1km、そして可愛い尼さんの絵がついた《Welcome》という看板がありました。

〔駐車場登山口 発=8:05〕
急な参道

最初から観音寺までずーっとコンクリート凸凹舗装の急登の道でした。 階段嫌いな人もここは階段を歩いたほうが楽です。

この先の観音寺の階段下で尼さんに出会いました。挨拶したあと、観音寺は尼寺だったんですか、と私が聞くと、 あまりTVは見ないようですねといわれました。『やまと尼寺精進日記』という番組がEテレで放送されているとのことです。 日曜日の夕方6時からだそうです。

音羽山観音寺

35分かかって観音寺まで登ってきました。
いやー。それにしてもきつい参道でした。 そういえば参道入口に参詣者用の杖が用意してありましたね。

〔観音寺 着=8:40〕
尼寺の看板人形

この尼寺のシンボルみたいになっている尼さん人形です。 お二人お見掛けしましたが3人おられるのでしょうかね。
境内には季節の花・ハギが咲き、樹高25mという『お葉つきイチョウ』の大木もありました。
観音様にお参りして音羽山へ向かいます。

お葉つきイチョウは、葉っぱに実がつく椊物学上も貴重なイチョウだそうです。

〔観音寺 発=8:45〕
上動堂横が登山道入口

境内の東の端に上動堂があり、その横が登山道道の入り口になっていました。

万葉展望台の案内標識

登山道の入口から100mほど登ってくると万葉展望台への案内標識がありました。
この山はあまり展望に恵まれないようなので万葉展望台はぜひ立ち寄っていきましょう。

ジグザグに登る万葉展望台への斜面

万葉展望台へはこの斜面をジグザグに登っていきます。
シカの食害を防ぐ網で筒状に囲んだ若木がたくさん椊えられています。 音羽観音の湧水を保全するためサクラの木を椊えているようです。

万葉展望台

開けたところに出ました。丸太のベンチが2つあります。ここが万葉展望台でしょう。
登ってくる途中でも見えていましたが、西側の展望が広がります。

〔万葉展望台 着=9:05〕
万葉展望台からの眺望

おお、素晴らしい景色です!
左が金剛山(1,125m)、中央が葛城山(959m)そして右端が二上山です。
二上山の左手前に島のように見える小さな山が畝傍山(199m)ですね。それから、金剛山の手前の黒っぽく見える 山は多武峰談山神社(とうのみねかたらいじんじゃ)の裏にある御破裂山(604m)でしょう。


畝傍山

大和三山の一つ、畝傍山をズームアップしてみました。
展望を楽しんだので音羽山へ行きましょう。

〔万葉展望台 発=9:15〕
音羽山への近道・急登

少し行くと《音羽山へ近道》の案内板。
近道はいいけど一直線の急登だ。

音羽山山頂(852m)

急登を2つほどこなし、林の中を歩いて音羽山山頂に到着。
音羽三山の中で一番低い852mの山頂は林に囲まれていて眺望はゼロです。
小休憩して出発。次は経ヶ塚山です。

〔音羽山=9:35~9:45〕
経ヶ塚山山頂(889m)

音羽山からいい道を下って登って経ヶ塚山山頂到着。

経ヶ塚山というなまえは、ここが多武峰談山神社(とうのみねかたらいじんじゃ)の鬼門にあたる ことから経文が埋められたことが由来だそうです。

〔経ヶ塚山 着=10:05〕
経ヶ塚山東側の眺望

経ヶ塚山は東側が少しだけ開けていて展望があります。
宇陀市方面の山だろうと思いますが山座同定はできません。 遠くに三角の山が見えましたが高見山あたりでしょうか。

〔経ヶ塚山 発=10:35〕
早い昼食

この山頂で早い昼食にします。今日のメインはこれ。新製品かな?  珍種謎肉が入っていてピリ辛でおいしかったです。
さて、3つ目の山・熊ヶ岳へ向かいます。

〔経ヶ塚山 発=10:35〕
熊ヶ岳かな

稜線を歩いていくと前方に目立つ山が見えます。たぶんこれが熊ヶ岳でしょう。

熊ヶ岳山頂(904m)

経ヶ塚山から約30分、熊ヶ岳に着きました。
音羽三山の中の最高峰ですが眺望は全くありません。

〔熊ヶ岳山頂=11:05~11:15〕
小熊ヶ岳

熊ヶ岳から下って登り返した小ピークに案内標識がありました。
小熊ヶ岳というピークでしょうかね。

〔小熊ヶ岳=11:25〕
反射板

小熊ヶ岳からまた下って登ると反射板がありました。 地図にある859mのピークですね。
ここまでの途中にも若干の展望があり、反射板のところからも東側が少し見えるところがあります。 しかし、見えているのがどこの山なのか皆目わかりません。

〔反射板=11:35〕
大峠

反射板から大きく下ったところが大峠でした。コーヒータイムとしましょう。

大峠には《女坂傳稱地》の碑があります。
日本書記で神武東征の折、女坂(メサカ)に女軍を置いた八十梟帥(ヤソタケル)と戦った その女坂が大峠です。一方、男軍を置いた男坂は、北にある半坂峠といわれるようです。


〔大峠=11:45~11:55〕
上動滝

大峠から5分ほど下ると林道に出ます。
コンクリート舗装されていますが、川のように水が流れていて足を滑らせそうな道が長く続きました。

下りきって県道に出る手前の上動滝がありました。落差10mくらいあるでしょうか。

〔上動滝=12:35~12:45〕
県道からの分岐

滝から県道に出て数百メートル北へ歩くと分岐があります。
ここを右に入って登山口への道をたどります。

〔分岐=12:50〕
See You Again

登山口まで戻ってきました。《See You Again》の尼寺の案内板があります。この看板の裏側が 今朝見た《Welcome》になっているというわけです。

駐車場に戻る

駐車場に戻ってきました。 車が4台に増えていました。

〔音羽山登山口駐車場 着=13:10〕
 急登では汗をかいたものの、さわやかな秋晴れの下で音羽三山を周回してくることができました。 縦走路には何か所か台風による倒木がありましたが通行に支障はなかったです。案内標識もしっかりあります。
万葉展望台からの眺望はなかなかいいですが、縦走する稜線からの眺望がないのが残念なところです。
尼寺の観音寺はしっとりとした感じの趣のあるお寺でした。 可愛い尼さんにお会いしてお話ができ、TV番組にも出ていると教えてもらいました。 早速見てみたいと思っています。
お参りもしてきたので目がよくなるといいのですが・・・。



     

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