◆高ボッチ山 (たかぼっちやま):1,665m 鉢伏山 (はちぶせやま):1,929m ◆所在地:長野県松本市 ◆山行日:2017年10月26日・木 ◆メンバー:Kオジサンさん、 やっささん、 浜松のOさん、Mota 〔登山コース〕 崖の湯温泉分岐駐車場―(15分)→高ボッチ自然保護センター・第2駐車場(休憩15分)―(5分)→ 高ボッチ山(休憩15分)―(15分)→崖の湯温泉分岐駐車場― (45分)→車道出合―(50分)→鉢伏山荘(休憩10分)―(20分)→ 鉢伏山(休憩45分)―(20分)→鉢伏山荘―(30分)→車道出合―(40分)→展望台―(5分)→ 崖の湯温泉分岐駐車場〔所要時間〕 総時間=5時間30分 歩 行=4時間05分 休 憩=1時間25分 〔距離と歩数〕 15km(23,000歩) 〔山のしんどさレベル〕 ★☆☆☆☆ |
山友の仁べえさんが先日歩いてきたそうで、眺望のいいハイキングが楽しめるという高ボッチ山と
鉢伏山に行くことにしました。
そしてほかの山友さんたちに声をかけたところ、Kオジサンさんとやっささん、そして浜松のOさん
も行きたいというので4人で出かけることになりました。 ただ、この山は登山というより眺望を楽しむハイキングなので、とにかく天気がいい日でなければ 意味がありません。台風21号が去ったあとの好天に行くことにし、 長野道・岡谷ICから国道20号線を塩尻峠方面に進み、高ボッチスカイラインを通って高ボッチ高原へ 向かいました。ところがとんでもないことに出くわしたのです。高ボッチ高原まであと6kmというところ で通行止めの柵が設置されていたのです。 Kオジサンさん・やっささんとは現地で待ち合わせする 予定だったのですが、進むに進めずここで待っていてくれました。 台風被害のがけ崩れには抗すべくもありません。そこで崖の湯温泉から上がるルートがあることを 思い出し、即断で移動することにしました。 〔高ボッチ第2駐車場 NAVIマップコード 75 469 744*62〕 〔崖の湯温泉 NAVIマップコード 75 526 832*74〕 〔崖の湯温泉分岐駐車場 NAVIマップコード 75 500 336*27〕 |
崖の湯温泉分岐駐車場 通行止め地点から引き返して崖の湯温泉まで約15km。そこから約5km、カラマツ林の狭い林道を 車で上りました。 結果的に当初の予定より15分遅れましたが崖の湯温泉分岐駐車場に無事到着しました。 出発地点が当初予定と少し変更となりますが、この広い駐車場から 高ボッチ山と鉢伏山をそれぞれピストンすることにします。 〔崖の湯温泉分岐駐車場 着=8:45〕 |
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高ボッチ山へ向けて出発
まずは高ボッチ山へ向かいます。 高ボッチスカイラインの舗装道路を南へ緩く登って行きます。 〔崖の湯温泉分岐駐車場 発=8:55〕 |
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高ボッチ第2駐車場
15分ほど行くと高ボッチ第2駐車場がありました。当初出発地点に予定していたところです。 高ボッチ自然保護センター(写真左の建物)がある広い駐車場で、展望駐車場ともいうようです。 〔高ボッチ第2駐車場 着=9:10〕 |
北アルプスの大展望! 聞きしに勝る北アルプスの大展望が広がっていました。 昨夜の雨は高い山では初冠雪だったようで、雲海に浮かぶ白い山並みがみごとです。 これは穂高連峰から燕岳あたりまでですが、とても1枚の写真にはおさまりません。 この左側には乗鞍岳や御嶽山。右側には立山、後立山から遠く妙高山・火打山など 頚城山塊も一望にできるのです。 Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error. |
後立山連峰
こちらは私が大好きな鹿島槍ヶ岳など後立山の山々です。 双耳峰の鹿島槍ヶ岳もくっきり見えていました。 Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error. |
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鉢伏山を望む
そして北の方にはこの後で行く鉢伏山がくっきりと見えていました。 近くに見えますが、実際は左側から巻くように大回りして登って行かなければなりません。 |
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高ボッチ山登り口
北アルプス以外も見たいので高ボッチ山へ行くことにします。 駐車場から道路をはさんで向かい側が高ボッチ山への登り口でした。 写真で見える柵の間を緩く登って行きます。 〔高ボッチ山第2駐車場 発=9:25〕 |
高ボッチ山山頂風景(1,665m)
駐車場から標高差というほどない高さを登って高ボッチ山山頂に着きました。 〔高ボッチ山 着=9:30〕 |
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高ボッチ山山頂にて
せっかくですので、北アルプスを背景に記念写真を撮ってもらいました。 |
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諏訪湖、そして富士山も
南側の眺望です。 下の方に諏訪湖が見えます。 左の方に八ヶ岳、右の方に南アルプスがあり、中央奥には富士山のシルエットが見えていました。 ちょっともやっていますが写真でわかるでしょうか。 写真右端奥の三角の山が南アルプスの北岳。その左の高い山が甲斐駒ヶ岳です。 |
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八ヶ岳
前の写真の左手、南東方向になりますが八ヶ岳が北から南まで見えていました。 写真のもう少し左に蓼科山があります。 |
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中央アルプス
南東方向には中央アルプスがあります。 中央奥は木曽駒ケ岳などで、その手前にある山は経ヶ岳(2,296m)あたりでしょうか。 |
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草競馬場と乗鞍岳
前の写真の右隣に御嶽山があります。さらにその右側を見てみました。 写真中段の左部分の薄緑色のところが高ボッチの草競馬場です。 さらに中央奥の山は鉢盛山(2,447m)で、右奥の白い山が乗鞍岳になります。 〔三方岩岳山頂 発=9:15〕 |
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高ボッチ山を下る さて、高ボッチの眺望を十分楽しんだので次の鉢伏山へ向かいます。 〔高ボッチ山 発=9:45〕 |
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鉢伏山へ 出発した崖の湯温泉分岐駐車場のところまで戻り鉢伏山へ向かいます。 高ボッチスカイラインの舗装道路を行きますがここから6kmあるようです。 〔崖の湯温泉分岐駐車場=10:00〕 |
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鉢伏スカイラインを歩く 鉢伏スカイライン(林道鉢伏線)は稜線上に設けられた舗装道路で、ほとんどアップダウンは ありませんでした。 ところどころにショートカットできる山道もあります。 |
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車道出合 崖の湯温泉分岐駐車場を出て、山の話など4人で雑談を楽しみながら歩くこと45分、 車道出合というところまで来ました。 左への道は牛伏寺(ごふくじ)というところへ出るそうで、案内標識には3.8km、2.2時間と 記されていました。 〔車道出合=10:45〕 |
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山道を歩いてみる 車道出合には舗装道路を離れて山道へ導く案内標識が立っていました。 ショートカットできそうな道だったのでここから山道に入ってみることにしました。 しかし、それほど歩かれていない笹の道で勾配もやや急でした。 結果的に舗装路を歩いてもさほどの差はないことが分かったので、このあとは 傾斜の緩やかな舗装道路を歩きました。 |
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鉢伏山が見えてくる しばらく行くと右前方に鉢伏山が見えてきました。 なるほどなまえの通りの形をした山です。 左の山との鞍部に見える建物は鉢伏山荘でしょう。 |
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鉢伏山荘 ようやく鉢伏山荘までやってきました。 少し手前に 『鉢伏山荘管理地』 という看板が立っていました。 鉢伏山一帯は鉢伏山荘の私有地なのでしょうか。 〔鉢伏山荘 着=11:35〕 |
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鉢伏山登山口 入山料として100円を入口の缶の中に入れて鉢伏山へ出発します。駐車場もあり 料金は入山料込みで500円だそうです。 さて正規の登山道は写真の左手前方向のようですが、まっすぐ奥へ登って行くこともできます。 われわれは奥へ続く登山道を行きました。 〔鉢伏山荘 発=11:45〕 |
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鉢伏山への登山道 まわりの景色を見ながら鉢伏山へ登ります。 きっちり整備されていますが、思っていた以上に勾配のある登山道でした。 ここまで平坦だとはいえ8km以上歩いてきたのできつく感じるのかもしれません。 |
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鉢伏山山頂(1,929m) 登って行くと勾配が緩み、だだっ広い野原の中に山標が立っていました。 鉢伏山山頂で三角点もあります。 地面に白く見えるのは雪です。冠雪とまではいきませんがこの山にも雪が降ったんですね。 〔鉢伏山山頂 着=12:05〕 |
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展望台 山頂のさらに向こうに展望台が見えていたのでやってきました。ここにも 《鉢伏山山頂》 という 標識が立っています。 急なはしご階段を上った屋上が展望台になってます。下の建物自体は避難小屋でしょうね。 |
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鉢伏山登頂記念写真 居合わせた方に鉢伏山登頂記念の写真を撮ってもらいました。 いずれも年季の入った4人の爺さんパーディです。 |
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展望台に上る 展望台に上ってみました。山頂方向を見ています。 下ではわれわれのメンバーが昼食をとりながらくつろいでいます。 |
再び北アルプスの大パノラマ 高ボッチ山と同様鉢伏山展望台からも北アルプスの大パノラマが望めます。下は松本の市街地です。 低い展望台にわざわざ登らなくてもこの景色は見られますけどね。 いつまでも見飽きない景色ですがそろそろ下山することにしましょう。 Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error. 〔鉢伏山山頂 発=12:50〕 |
美ヶ原 鉢伏山から下山を始めると、正面に美ヶ原が見えます。 美ヶ原は見るからに平らな台地ですね。 |
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浅間山 美ヶ原の右手に真っ白な山が見えました。 方向的に浅間山かなあと話していると、突然白い噴煙が上がりました。 間違いなく浅間山です。写真をアップしてみると特徴ある縦縞模様も見えますね。 |
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高ボッチ山を望む 帰りは違う道を通って鉢伏山荘まで戻りました。 さて、これから長い6kmの道のりを出発地点まで戻ります。 すすきの原の向こうに高ボッチ山が見えますがなかなか遠いですね。疲れてくると口数が減り もくもくと鉢伏スカイラインを歩きます。 〔鉢伏山荘=13:10〕 〔車道出合=13:40〕 |
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展望台から下って駐車場へ 最後は舗装道路から離れ、小高い展望台に登ってから崖の湯温泉分岐駐車場に 下りました。 展望台からは八ヶ岳方面がよく見えました。 はい、駐車場到着。皆さんお疲れさまでした。 〔展望台=14:20〕 〔崖の湯温泉分岐駐車場 着=14:25〕 |
事前調査が十分でなく、がけ崩れの通行止めに出会い皆さんに迷惑をかけてしまいました。
しかし、何とか予定したコースを歩いてくることができて安堵しました。
ところで、気になるこの高ボッチ山という奇妙な山のなまえですが、信州山岳ガイドというサイトによると、 『長野県の古い方言で小高い丘をボッチョとかボッチと呼ぶことからか、また、国造りの巨人の神様 デイダラボッチが、この地に来て山頂付近に腰を下ろして休んだ場所からか、本当の由来は定かではない。 しかし広い山頂の窪みを目にすると、やはりデイダラボッチが休んだように思える』、とありました。 そう考えると楽しいですね。
何はともあれ、これ以上ないいい天気の日に眺望満喫のハイキングができてよかったと思っています。 一緒に楽しい山行をさせてもらった山友さんたちにも感謝しています。
Orange life
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