《護摩壇山,伯母子岳》  Motaのホームページ
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護摩壇山・伯母子岳


護摩壇山マップ 護摩壇山(ごまだんざん):1,372m
 伯母子岳(おばこだけ):1,344m

◆所在地:和歌山県田辺市、奈良県十津川村・野迫川村
◆山行日:2017年 8月24日(木)
◆メンバー:単独

伯母子岳マップ 〔登山コース〕
〔護摩壇山〕
ごまさんスカイタワー駐車場―(15分)→護摩壇山(休憩10分)―(10分)→龍神岳(休憩5分)― (10分)→護摩壇山―(10分)→ごまさんスカイタワー駐車場

〔車移動〕
ごまさんスカイタワー駐車場―(25分)→奥千丈林道登山口

〔伯母子岳〕
奥千丈林道登山口―(13分)→1294mピーク―(27分)→口千丈山(休憩10分)―(15分)→ 焼山ノ太尾ノ頭―(5分)→牛首山(休憩5分)―(10分)→尾根分岐―(30分) →大股分岐―(20分)→伯母子岳(休憩25分)―(15分)→大股分岐―(35分)→尾根分岐― (10分)→牛首山(休憩10分)―(25分)→口千丈山(休憩5分)―(35分)→奥千丈林道登山口
〔所要時間〕
  護摩壇山 総時間=1時間00分  歩行= 45分  休憩=15分
  伯母子岳 総時間=4時間55分  歩行= 4時間00分  休憩=55分

〔距離と山のしんどさレベル〕
  護摩壇山  2.4km( 4,500歩)    ★☆☆☆☆
  伯母子岳 11.2km(19,000歩)    ★★☆☆☆



 この夏はアルプスを含め、甲信越や北関東の山へ行きたいと思っていました。 ところがそちら方面の天候が悪く、2~3日続く好天が望めないためもう1か月も山に行けない日を 過ごしていたのです。
10日間天気などネットの天気予報を見ていると、天気がいいのは西日本のみです。 そこで北や東の山は9月・10月を期待することにして紀伊半島の真ん中あたりにある 護摩壇山と伯母子岳に行くことにしました。
以前から行ってみたいと思ってはいましたが遠いところなので延び延びになっていた経緯もあります。
今回は前日に『道の駅・田辺市龍神ごまさんスカイタワー』で車中泊して両山に登ることにしました。
京奈和自動車道の橋本ICで降り、九度山町を経て高野山へ。大門前からそのまま高野龍神スカイライン (国道371号線)を南下します。高野山からは約32km、走りやすいいい道なので35分から 40分くらいで道の駅の駐車場に着きました。 とはいえ、愛知県のわが家からは5時間30分もかかったことになります。

 〔道の駅・龍神ごまさんスカイタワー  NAVIマップコード572 503 780〕
 〔奥千丈林道・伯母子岳登山口  NAVIマップコード572 567 475〕  
道の駅・田辺市龍神ごまさんスカイタワー

50台くらい駐車できるでしょうか、道の駅へ到着。
護摩壇山の史実にちなんで設計されたという、護摩木を積み上げた独特の形の塔は高さ33mだそうです。
中央奥の山が護摩壇山です。

スカイタワーは有料で、入場料は大人・子供とも300円だそうです。

護摩壇山と龍神岳

護摩壇山の左には龍神岳が見えます。
以前は護摩壇山が和歌山県の最高峰だと思われていたそうです。
ところがその隣のピークの方が10mくらい高いことが分かり、当時 山のなまえがなかったので龍神岳としたとのことです。

伯母子岳遠望

道の駅の駐車場からは伯母子岳も遠望できました。
このあたりの山の山座同定はむづかしいのですが、帰ってから調べてわかりました。
写真の左から右へ牛首ノ峰まで稜線をたどり、さらに奥へ行ったところが伯母子岳です。 ここから見ると伯母子岳は牛首ノ峰の左奥に重なるように見えます。



〔護摩壇山〕
霧の登山口

昨夜は星空だったのに、朝起きたらあたり一面霧の中でした。 ちょっとテンションが下がります。
しかし、護摩壇山のあと伯母子岳にも行かなければならないので出発することにしました。
駐車場の南にある売店・レストラン棟の裏が登山道入り口で右へ登って行きます。

〔道の駅・ごまさんスカイタワー駐車場登山口 発=6:45〕
石畳階段の遊歩道

登山口といいましたが、石畳の階段で、途中地道もありますが、遊歩道だそうです。
傾斜も緩いのですいすい登って行けます。

護摩壇山山頂の『朝日夕日百選のモニュメント』

駐車場から15分足らずで山頂まで登ってきました。
東屋があり、その横に『和歌山県朝日夕日百選』のモニュメントが立っています。 ここは夕日がきれいだそうです。

〔護摩壇山 着=7:00〕
護摩壇山山頂(1,372m)にて

眺望はダメでしたが、護摩壇山に登った記念の写真を撮っておきます。
左下に白い案内標識がありますが、この奥の龍神岳まで行くことにします。

〔護摩壇山山頂 発=7:10〕
龍神岳山頂へ

護摩壇山から龍神岳までもいい道でした。。
少し下って少し登って10分、山頂の通信用鉄塔が見えてきました。

龍神岳山頂(1,382m)

立派な山頂標識がありました。
基部に『和歌山県最高峰1,382m』と彫られています。
わが愛知県の最高峰は茶臼山で、たいして高くはありませんが1,415mなので 和歌山県には勝ったようです。
霧で何も見えないので帰ります。

〔龍神岳山頂=7:20~7:25〕
道の駅駐車場

結局1時間で龍神岳まで往復してきました。
4,500歩でしたから朝の散歩ですね。
霧が薄くなり、一部に青空が見え始めました。天気はきっとよくなるでしょう。 次の伯母子岳登山口へ移動します。

〔道の駅駐車場 着=7:45〕


〔伯母子岳〕
国道371号線から奥千丈林道への分岐

道の駅・龍神ごまさんスカイタワーから高野山方向へ700~800m戻ったところに 白と青色の大きな案内標識がありました。
ここを右折して奥千丈林道を東へ約7km行きます。
林道とはいえこの道は国道168号線だそうで、舗装されて走りやすい道でした。
ただ、山側に落石しているところもあったので、気を付けて走行しました。

〔道の駅・ごまさんスカイタワー 発=7:55〕
奥千丈林道登山口

林道がいい道だったので思ったより早く登山口に到着。
この登山口付近の路肩に4台ほどの駐車スペースがあります。
さて、伯母子岳へ向けて出発です。伯母子岳まで5.6kmと表示されていました。

〔奥千丈林道登山口 発=8:30〕
歩きやすい登山道

歩きやすい登山道でした。
車も通れそうな道なので、入り口には『自動二輪、原付、自転車等進入禁止』という立札が設置されて いました。

1294P

伯母子岳まで基本的に稜線歩きですが、比較的小さなアップダウンがあります。
ここまで10分余りですが最初のピーク、1294mのピークです。
いい登山道だなあと思いましたが、遊歩道でした。『伯母子岳・護摩壇山遊歩道』という 標柱が立っています。

〔1294P=8:43〕
口千丈山(1,331m)

ハイキング気分で歩くこと40分、口千丈山に着きました。
確かにピークではありますが林の中で眺望はありません。

〔口千丈山=9:10〕
焼山ノ太尾ノ頭分岐

次は牛首山ですがその前に焼山ノ太尾ノ頭への分岐がありました。
遊歩道は分岐を右ですが、直進するとすぐにピークのようなので立ち寄ることにします。

焼山ノ太尾ノ頭(1,322m)

焼山ノ太尾ノ頭は思った通りすぐのところにありました。
消えかけた手づくりの山標があるだけで、ほかには何もないピークでした。

〔焼山ノ太尾ノ頭=9:35〕
牛首山(約1,305m)

牛首山は焼山ノ太尾ノ頭から5分ほど下ったところにありました。
眺望がいいと聞いていたので、ここで小休憩とします。

〔牛首山 着=9:40〕
牛首山から見た牛首ノ峰

牛首山からは東側が開けていました。
前方に見える山が一瞬伯母子岳かと思いましたが違いました。
ここで行程のちょうど半分なので、見えているのは牛首ノ峰です。 伯母子岳は牛首ノ峰の陰に隠れて見えません。
小休憩して出発します。

〔牛首山 発=9:50〕
尾根道分岐

まだ道半ばだなあと思いながら歩いてくると牛首ノ峰への尾根道分岐に出ました。
本当は牛首ノ峰を乗り越えていくべきかもしれませんが、巻き道の遊歩道の魅力には勝てませんでした。

分岐の表示はありませんが、20mほど先に、右の写真に示す表示板があるところです。
伯母子岳が見えてきた

巻き道を歩き、牛首ノ峰より先まで行くと、ようやく伯母子岳が見えてきました。
伯母子岳までは、まだまだありそうですねえ。

大股分岐

北に位置する大股というところから小辺路を歩いてくるコースへの分岐まで来ました。
伯母子岳へは分岐を右にとります。ここまでずっと遊歩道を歩いてきましたが山道に 変わり、距離はあと600mだそうです。

〔大股分岐=11:25〕
伯母子岳近づく

今日初めての山道を登って行くと前方が開け、伯母子岳が近くに見えてきました。
あと一息だけど最後は急登かなあ。
最後の急登

やっぱり最後は急登でした。
何度も立ち休みして息を整えながら登ります。

伯母子岳山頂(1,344m)

ようやく山頂に到着しました。 出発して2時間15分、歩行時間は2時間ちょうどでした。
開けた山頂で、ほぼ360度の展望が広がります。

〔伯母子岳 着=10:45〕
歩いてきた西側稜線のパノラマ

ここまで歩いてきた稜線のパノラマです。
明確にはいえませんが、ちょうど写真の中央部の登山口から口千丈山、牛首ノ峰を経て稜線伝いに歩いてきた ことになります。
また、中央奥に護摩壇山の龍神岳が確認できました。よく見ると通信用鉄塔が見えたのです。

〔注〕正確にいうと、この写真は、山頂から少し下がったところから撮影したものです。

Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error.

北西側の山

山頂から北西側の眺望です。
間近に見える山は、伯母子岳から稜線つながりにある夏虫山(1,349m)です。

北側の山々

こちらは北側の山々です。
高野山方面の山ですが、残念ながら山座同定の見当もつきません。

東側の山

東側には仏生ヶ岳や釈迦ヶ岳が遠くに見えていました。
このうち釈迦ヶ岳にはシロヤシオが咲くころに登りたいと思っています。

南側の山

最後に南側の山です。
このあたりの山になるとなじみがありませんね。
鉾尖岳(ほこさきだけ 1,319m)、牛廻山(うしまわしやま 1,207m)、 崖又山(がけまたやま 1,205m)などです。

Please permit it if mention of the name of the mountain includes an error.

さて、眺望を十分楽しんだので下山することにします。

〔伯母子岳山頂 発=11:10〕
登山口駐車スペース

帰り道で二人連れの人や単独行の人など5人に出会いました。
『いい天気ですね、風が涼しいですね』などと声掛けして往路を戻ってきました。

〔牛首山=12:10~12:20〕
〔口千丈山=12:45~12:50〕
〔奥千丈林道登山口 着=13:25〕
奥千丈林道から見た護摩壇山など

帰りの奥千丈林道からは今朝登ってきた護摩壇山、龍神岳、耳取山(1,363m)などがきれいに 見えていました。
写真で、護摩壇山のすぐ下にごまさんスカイタワーも見えています。

 甲信越や北関東の山へ行けなかったおかげでというと変ですが、護摩壇山、伯母子岳に 行ってくることができました。 以前から行きたいと思っていたのですが遠いところなので躊躇していたのです。
この日は関東も関西も酷暑日でした。今回の山は1300m程度の山です。 歩いていると確かに汗ばみますが、さわやかな風が吹いて気持ちのいい山でした。
ずっと1300mの高さの稜線歩きなので、高原歩きといってもいいかもしれません。
距離はやや長いですが伯母子岳は登りやすい山でした。天気も良く、眺望も楽しめたので いい思い出になる山だったと思います。
しかし、何といっても遠いですね。帰りは渋滞もあって6時間もかかってしまいました。


     

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