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すがすがしい姿を見せる野坂岳
国道27号線に入ると左手に野坂岳が見えてきます。
昨夜まで降っていた雨もすっかりあがり野坂岳はすがすがしい姿を見せていました。
山頂にまだ少しかかっている雲がぬぐい去られるのも時間の問題でしょう。
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野坂いこいの森駐車場
設定したナビに導かれて野坂いこいの森駐車場に着きました。
ここはバンガローもある第2キャンプ場で野坂岳の登山口になっています。
車が数台止めてあるのですでに登っている人がいるようです。
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登山口
実にわかりやすい登山口です。
左側に 『登山者記帳箱』 がありました。ノートが用意されているので記入して出発します。
〔登山口 発=8:40〕
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最初の渡渉
登山口から少し登って行くと野鳥観察ハウスがありました。このあたり一帯は野坂いこいの森
なのです。
いつの間にか山道に変わり、最初の渡渉地点に出ました。
小沢ですが雪解けと昨日の雨で勢いのいい流れをわたります。
〔最初の渡渉=8:48〕
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3回目の渡渉とアルミ階段
テレビ塔への分岐を過ぎ10分ほど登ったところで今度は沢の左岸に渡渉します。2回目の渡渉です。
そして流れに沿って登って行くとアルミの階段が見えてきました。
ここで3回目の渡渉です。
〔渡渉2回目=9:00〕
〔アルミ階段・渡渉3回目=9:10〕
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栃の木地蔵
3回目の渡渉地点の手前、すなわち沢の左岸側に 『栃の木地蔵』 が祀られていました。
2013年9月の大雨でこのお地蔵さんが10mほど沢に流されたそうです。
過去にも何度か災難に会っているようですが現在は山側にしっかり安置されていました。
野坂岳権現の縁起書に、弘法大師が諸国巡錫の折、この山が霊地であることを知り、
登る途中で地蔵菩薩に会われたといういわれもあって、今の場所に地蔵が祭られた
のかもしれないという話もあるようです。
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振り返って見る敦賀湾
アルミの階段を上ったところから振り返るといい景色が見えていました。
敦賀市の市街地の向こうに敦賀湾が見えます。
左側に見える山は西方ヶ岳(764m)です。
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山頂へ約2.0km標識
沢から離れて登って行くと 《山頂へ約2.0km》 という標識がありました。
登山口を出発してここまで45分でした。
〔山頂へ約2.0km標識=9:25〕
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行者岩
山頂へ約2.0km標識からは尾根道になります。
そして次第に登山道が雪道に変わります。
ふと右手を見ると大きな岩がありました。これが行者岩のようですが、岩まで行くのはやめて
上をめざします。
〔行者岩=9:40〕
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積雪の急坂を登る
雪はこのあたりで50~60cmくらいでしょうか。
写真で見るより急な斜面をトレースをたどって登ります。
登って行く途中で何人かの先客が下りてくるのに出会いました。
その中の一人の女性に、上の方はずっと雪ですかと聞いたところ、
あんたはどこから来たの、よそから来る人は靴だけど雪が深いから私ら地元の人はみんな長靴だよ
といわれてしまいました。
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一の岳展望地
一の岳のピークの下にある展望地まで登ってきました。
北から東にかけてすばらしい眺望が広がっています。
左手に敦賀湾と敦賀の市街地。その奥に真白な白山が望めます。
右手(東)には岩籠山、その奥に滋賀県北部から奥美濃の雪山が見えていました。
〔一の岳展望地=9:50~9:55〕
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二の岳と三の岳
展望地で一休みして出発します。
登って行くとすぐ左前方に2つのピークが見えてきました。
これから山頂へ向けて越えて行く二の岳と三の岳です。
左が三の岳、右が二の岳です。
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一の岳と西方ヶ岳を振り返る
一の岳からの主稜線の道は次第に勾配が緩くなります。
登って行く途中で振り返るとすぐ下に一の岳が、その奥には西方ヶ岳がありました。
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雪解けが進む尾根道を行く
登って行く尾根道にはまだ雪がありますが木の根元廻りの雪はすでに解けてありません。
このところ暖かい日が続き雪解けが進んできていることがわかります。
雪が腐ってくると歩きにくくなりますが、まだズボズボ雪を踏み抜いてしまう
ようなことはなくて助かりました。
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二の岳
登るにつれて雪が少なくなってきました。風向きや日当たりなど地形的な影響があるのかもしれません。
夏道と雪道が交互にあらわれる道を歩き二の岳までやってきました。
平坦なところなのでピークという感じがしません。
〔二の岳=10:20〕
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三の岳
二の岳から10分ほどで三の岳の標識がありました。
ここもピークという感じがしないところです。
明るい木立の向こうに避難小屋のある野坂岳の山頂部が見えていました。
〔三の岳=10:30〕
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野坂岳避難小屋
三の岳からはひと登りの距離ですが急登です。
雪の斜面を登り山頂下の避難小屋に到着しました。
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野坂岳山頂(914m)
避難小屋から30~40mほど行ったところが野坂岳の山頂でした。
登山口から山頂までちょうど2時間で登ってきたことになります。
まずは記念写真を撮りましたが強風のため帽子が飛ばされそうでした。
広い山頂部一帯に雪がないのは強風の影響かもしれません。
〔野坂岳山頂 着=10:40〕
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若狭の海
山頂からは360度の果てしない展望が広がります。
その中で最初に目を引きつけられたのは若狭の海と三方五湖でした。
太平洋岸に住んでいる私にとっては日本海を見ることは珍しいことですし、
入り組んだ若狭湾が特に魅力的に見えるということです。
左側の山は雲谷山(787m)です。
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