《雨ヶ岳・竜ヶ岳》  Motaのホームページ
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雨ヶ岳・竜ヶ岳


雨ヶ岳・竜ヶ岳マップ雨ヶ岳(あまがたけ):1,772m
  竜ヶ岳(りゅうがたけ):1,465m

◆所在地:静岡県富士宮市、山梨県身延町・富士河口湖町
◆山行日:2015年 1月24日(土)
◆メンバー:馬籠のKさん、仁べえさん、KOさん & Mota

〔登山コース〕
根原駐車場登山口―(10分+コース誤り15分))→A沢貯水池―(5分)→山道入口―(20分)→ 割石峠分岐―(30分)→端足峠(休憩10分)―(55分)→中間の平地(休憩5分)―(50分)→ 雨ヶ岳山頂(休憩50分)―(25分)→中間の平地―(30分)→端足峠(休憩5分)―(25分) →途中休憩(休憩5分)―(15分)→竜ヶ岳山頂(休憩5分)―(35分)→端足峠―(15分)→ 途中アイゼン収紊(休憩5分)―(5分)→割石峠分岐―(10分)→山道入口―(5分)→A沢貯水池 ―(10分)→根原登山口駐車場
〔所要時間〕
7時間25分(歩行時間=5時間45分、休憩=1時間40分)


雨ヶ岳と竜ヶ岳は富士山の眺望がいいことで有吊な山です。そのためぜひ登ってみたいと思い 以前から計画だけはつくってありました。
先週高鳥屋山へ登ったあと次はどこへ行こうかなあと思いを巡らせていました。そんな折、 山友の仁べえさんから、次の週末は天気がよさそうだけど雨ヶ岳あたりはどうですかと メールがきたのです。
もちろん私に異存はなく即OKと返信。ついでにほかの山友さんたちにも声をかけたところ ぜひ行きたいという2人が加わって4人での山行となりました。
われわれは高速を東へ走り富士宮ICで降りて富士宮道路・国道139号を北上します。 道の駅朝霧高原を過ぎ、猪之頭小学校根原分校の前を通り次の道を左に入りゲート前の 駐車場まで行きます。
一方、馬籠のKさんは中央道の甲府南ICから南下してもらい駐車場で落ち合いました。
根原(ねばら)登山口駐車場

根原登山口駐車場は国道139号から西へ200mほど入ったところにあります。
駐車料金500円をポストに入れ、身支度をして出発します。

根原登山口駐車場への入口がわかりにくい。
富士宮から北上した場合、小学校を過ぎ前方にガソリンスタンドが見えたらその手前の細道を 左折する。


〔根原登山口駐車場 発=8:00〕
分岐

登山口ゲートから300mほど行ったところに分岐があり、左への道をとります。
実は、われわれは地図で確かめず右へ行ってしまうという道間違いをしてしまいました。
大回りし、シイタケ栽培のおじさんに聞いてA沢貯水池の正規の道まで戻ることができました。

A沢貯水池

教えられた道を歩きA沢貯水池までやってきました。
この間約15分のロスタイムをしたことになります。

〔A沢貯水池=8:25〕
山道入口

指導標にしたがって5分ほど行くと東海自然歩道の大きな案内板がありました。
そのすぐ先が山道への入口でスギの林の中へ入って行きます。

〔山道入口=8:30〕
割石峠分岐

薄暗いスギ林の中を行き、沢をわたって少し登ったところに分岐があり指導標が立っていました。
直進すると割石峠の方へ行く道ですが、端足峠(はしたとうげ)はここを左にとります。

〔割石峠分岐=8:50〕
端足峠(はしたとうげ)と竜ヶ岳

分岐からもスギ林の中にジグザグにつけられた登山道を登ります。
薄く積もった雪が凍結しているところもありましたが、アイゼンなしで端足峠まで 登ってくることができました。

〔端足峠 着=9:20〕
〔端足峠 発=9:30〕
積雪の急坂を登る

端足峠で小休憩しまずは雨ヶ岳をめざします。
峠からは軽アイゼンをつけて登ります。
いったん鞍部に下ってから登りにかかります。積雪は50~60cmでした。
トレースがあるので問題はないものの思った以上の急坂に苦労させられました。

中間の平地

尾根を直登する道にてこずりコースタイムを15分もオーバーして中間の平地に着きました。
きつい登りだったのでここで小休憩とします。
コースタイムは夏道の歩行時間だと思いますので、積雪期は余裕を持って計画した方がいいようです。

 端足峠⇒中間の平地
   コースタイム=40分  実績=55分


〔中間の平地=10:25~10:30〕
雨ヶ岳山頂へ

中間の平地からも急登が続き、やはりコースタイムを10分オーバーして なんとか雨ヶ岳山頂まで登ってきました。
70~80cmの積雪で笹が埋もり広々とした山頂部になっていました。

 中間の平地⇒雨ヶ岳山頂
   コースタイム=40分  実績=50分


〔雨ヶ岳山頂 着=11:20〕
雨ヶ岳山頂(1,772m)と富士山の頭

山頂には先行して登って行った2人連れの男性が昼食の準備をしていました。
天気予報と違って雲が多くていけませんねえというと、『時々雲が取れて富士山が見えますよ』 とのこと。
われわれも昼食をとりながら富士山の出現を待つことにしました。

一瞬の富士山 ――― これでも今日一番の富士山

富士山そのものは晴れわたった空のもとにあります。
しかし、朝霧高原と雨ヶ岳の間を南から北へと雲が次々と通り抜けて行くのです。
山頂で昼食をとりながらチャンスをねらって一瞬の富士山の姿を楽しみ写真に収めます。

南ア 荒川三山

山頂の西側は樹木にじゃまされて、その先にある南アルプスはほとんど見えません。
笹の上に積もった雪を踏み抜きながら進み、樹間からわずかに見える荒川三山をカメラに紊めました。

吊残の霧氷

食事をしていると粉のような氷がはらはらと落ちてきます。
見上げると青空に白く輝く吊残の霧氷でした。

時々雲間に現れるの富士山の姿を求めて粘っていましたがふんぎりをつけて下山することにします。

〔雨ヶ岳山頂 発=12:10〕
白根三山

登ってくるときも白根三山が見え隠れしていました。
下山道ですっきり三山が見えるポイントがないかと探しながらきましたがだめでした。

樹間に見る北岳

白く輝く北岳です。
南ア方面はすっきり晴れたいいお天気のようです。

八ヶ岳

遠くに八ヶ岳が見えました。
竜ヶ岳からだったら南アルプスも八ヶ岳も、そのほかの山々もパノラマの展望があるでしょう。
しかし、あとで登りましたがすっかり雲の中だったので、ここに掲載した 一連の写真が今回の眺望ということになります。

本栖湖越しに見る三方分山(さんぽうぶんざん)

さらに下ってくると本栖湖の向こうに三方分山(1,422m) が見えてきました。
三方分山は昨年登った山なので懐かしく思い出しました。

本栖湖

端足峠近くまでくると本栖湖がきれいに見おろせます。
雪で縁取りされた青い湖が印象的でした。

端足峠に戻る ――― 休憩していた若者2人

下りは順調で、ほぼコースタイムで下ってきました。
さて、竜ヶ岳ですが今日は眺望もなさそうなのでどうしようかと迷っていました。 そこで先に竜ヶ岳も登ってきたという若者2人が休憩していたので聞いたところ、 急登がないので雨ヶ岳よりずっと楽だとのこと。
ただ、同行のKOさんが足がつりそうだというのです。
申し訳ないことでしたが 先に下って待っているという彼の言葉に甘えて3人で行ってくることにしました。

〔端足峠 着=13:05〕
〔端足峠 発=13:10〕
笹原を登る

雨ヶ岳でもそうでしたが馬籠のKさんが先頭でぐいぐい引っ張ってくれます。
ついて行くのが大変です。途中で一度小休憩し、あとはひたすら登りました。
笹原に出ると20cmくらいの積雪でしたが、それまではほとんど雪はありませんでした。

〔途中休憩=13:35~13:40〕
だだっ広い竜ヶ岳山頂(1,465m)

馬籠のKさんの強引なペースづくのおかげで夏道のコースタイムで登ってくることができました。
だだっ広い山頂で風が吹き抜けます。晴れていれば眺望抜群でしょうけど今日は全くだめ。
登頂記念の写真だけ撮って早々に下山することにしました。

〔竜ヶ岳山頂 着=13:55〕
〔竜ヶ岳山頂 発=14:00〕
ぬかるんだ道を下る

雪がいったん凍ったあと、再び溶けてぬかるんだ道を下ります。

A沢貯水池を見おろす

下る途中で今朝通ってきたA沢貯水池が見えました。

このあと端足峠まで戻りKOさんに状況報告の電話を入れてすぐに出発。 途中でアイゼンを外して収紊しました。

〔端足峠=14:35〕
〔アイゼン収紊休憩=14:50~14:55〕
案内板のある山道入口に戻る

まだ早い時間ながら薄暗いスギ林を下り、山道入口まで戻ってきました。

〔割石峠分岐=15:00〕
〔山道入口=15:10〕
根原登山口駐車場へ帰着

A沢貯水池から10分、帰りは正規の道を歩いて根原登山口駐車場まで戻ってきました。
先に端足峠から戻ったKOさんには、われわれの帰りを待ってくれていて申し訳ないことをしました。
彼の足は大丈夫だったことだけが救いです。

〔根原登山口駐車場 着=15:25〕

天気予報を見て絶好の登山日和だということで雨ヶ岳・竜ヶ岳行きを決めました。
ところが、直前の予報でもいいお天気だといっていたのに見事に期待を裏切られたのです。
私の経験からすると、伊豆の山もそうですが、他の地域はいい天気なのに静岡中東部は 雲が出ることが多々あるようです。地形の影響で海風が入るからかもしれません。 今回もそんな悪い条件にはまってしまったようで雲の通り道となったのです。
まあ、雨ヶ岳山頂でわずかながら富士山の姿を見ることができたのがせめてもの慰めということでしょう。
竜ヶ岳の方は完全にガスで覆われていて眺望はゼロ。まさにピークハントだけに終わってしまいました。
とはいえ、この日の歩数は26,000歩。11kmの道のりを歩き、 無事に雨ヶ岳と竜ヶ岳に登ってくることができました。 またいいお天気に恵まれることもあるだろうということで良しとしたいと思います。



     

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