Motaのホームページ Orange life 黄金の都バンコクと世界遺産アユタヤ 2019.11.28~12. 2あと1ヵ月、2020年の年が明けると、とうとう80歳になります。 これまで遠い国へも出かけていましたが この年齢になると長時間のフライトは楽ではありません。 そこで友人の浜松のOさんと二人、比較的近い国タイへ行くことにしました。 微笑みの国といわれるタイへの日本人渡航者数は年間165万人(2018年)で、アメリカ、中国、 韓国、台湾に次いで多いと聞きました。一方、日本を訪れるタイ人は年間113万人(2018年) だそうです。 日本の企業もタイへはたくさん進出しているし、比較的治安が良く、 穏やかな仏教国であることもこの数字に現れているのかもしれません。 今回の旅は最初で最後になるであろうビジネスクラス利用の5日間のツアーです。 参加者は13人(男性7人、女性6人)。 オーバーブッキングがあってビジネス席に乗ったことはあるのですが、はずかしながら 本来のビジネス利用は初めてです。 近年、ビジネスでの旅行者が増えているようで、昨年行ったインド旅行では 私と友人はエコノミーでしたが、ツアー参加者9人のうち6人がビジネスクラス利用でした。 ということで友人と2人、傘寿記念のお祝い旅行に出発。中部空港からバンコクのスワンナプーム 空港へ約6時間の旅でした。 入国手続きをすませ出迎えてくれた現地ガイドのパイラッタさん(53)と合流。 タイという国 ◆正式国吊 タイ王国 Kingdom of Thailand バンコクの夜 Bangkok 〔1日目〕 入国手続きに30分ほど要しましたが外に出たのがまだ夕方の5時前。 このあと伝統的タイ料理の夕食をとり、タイ古典舞踊ショーを観てからホテルにチェックイン することになっています。 ただ、バンコクの東25kmのところにある空港から市中心部まで 1時間50分もかかってしまったのです。 バンコクの渋滞はすごいと聞いてはいましたがウソいつわりはありませんでした。 タイの伝統料理は、ご飯の上に煮た野菜汁や肉の汁物をかけてたべるものでした。 タイのお米はパサパサしたお米ではなく日本のお米の方に近いので たべやすくおいしい夕食でした。 たべ終わるころからタイの古典舞踊が始まります。指先をそり返しながら踊る踊りで、それぞれストーリー があるようですがよくわかりません。 夜9時ころになっても渋滞は解消していませんでした。結局ホテルまでまた1時間。部屋に落ち 着いたのは10時になっていました。 明日の観光は朝8時の出発です。まあ、余裕はありますね。
バンコク市内観光 〔2日目〕 この日の予定は、王宮、ワット・アルン(暁の寺)、ワット・ポー(涅槃仏寺)、 ワット・ベンチャマボビット(大理石寺)を巡り、夜はニューハーフショーを観に行きます。 このあとワットなんとかというのがたくさん出てきますが、ワットとは寺院のことです。 王宮/ワット・プラケオ(Grand Palace, Wat Phra Kaeo) 最初に向かうのは王宮。四方を長さ1900mの壁に囲まれた王宮の中にはワット・プラケオがあり、そのほか たくさんの仏塔や仏殿があります。最初に目を引くのは金ぴかの塔ですね。プラ・スイー・ラッタナ・チューディ といい仏舎利が安置されているそうです。本殿にはエメラルド色をした本尊が祀られていました。 全身エメラルド色の仏像だそうですが袈裟をかけているので青緑色に見えるのは顔の部分だけですね。 寺院の周りをぐるっとひと周り見たあと王宮へ向かいます。 王宮の前まで来ると衛兵が隊列をつくって行進してきました。1日に何回かある交代の時間だったでしょうか。 緑の前庭がある王宮です。ラーマ5世の家族はここで生活をしていたようですが、 ラーマ9世になりチットラダー離宮に移ったそうです。 金ぴかの仏塔 プラ・スイー・ラッタナ・チューディ―と、エメラルド色の本尊 プラサード・プラテープ・ビドーン(ロイヤル・パンテオン)と、行進する衛兵 ワット・アルン(Wat Arum 暁の寺) 次はチャオプラヤ川を舟でわたってワット・アルン(暁の寺)へ行きます。 その前に王宮を出たあと渡船場まで1km弱あるそうで、もちろん歩いてもいいのですがトゥクトゥク 乗車体験をすることになりました。1台3人乗りで100バーツ(約400円)だそうです。 乗ったと思ったらあっという間に到着でした。 ワット・アルンはもともとは第一級王室寺院だったそうですが祀られていたエメラルド仏がワット・プラ・ケオへ 移されたといいます。 仏塔は5基あり、大仏塔の高さは75m、台座の周りは234mあるそうです。 見上げるばかりの石造の塔には階段があります。しかしあまりに急で転落事故が多出したため 現在は2階の回廊部分までしか上れません。でもそこまでは行かなくちゃね。 左の写真はワット・アロンの全景、右の写真が高さ75mという大仏塔 ワット・ポー(Wat Pho 涅槃仏寺) ふたたび渡し船に乗ってもどりワット・ポーへ向かいます。 ワット・ポーはアユタヤ時代の創建だそうで全長46mの寝釈迦仏(涅槃仏)が安置されていました。 このように金ぴではありませんが、巨大な涅槃仏像はスリランカでも見ましたし東南アジアのあちこちに あるんですね。 見学を終えると昼時でした。今日の昼食はShangarila Restrantという中華料理の店。バンコクで 長年やっている店だそうです。普通に食べられる味でした。ただ、北京ダックは台湾や北京で食べた ものとはちょっと違う感じであまりおいしくなかったですねえ。 昼食後ワット・ベンチャマボピット(大理石寺)へ向かいます。 ワット・ベンチャマボピット(Wat Benchamabophit 大理石寺) 大理石寺です。そういわれる通り屋根以外大理石で作られた寺院です。 左右対称になかなか凝ったデザインですが、ラームア5世によって建立されたものだそうです。 左から、屋根以外大理石造りの建物、タイ随一といわれるチナラート仏、窓にはステンドグラス 大理石寺で主要なバンコクの寺院巡りは終わり街中へ戻ります。 ところがバンコクの渋滞は半端ではなく夕食をとる The Twin Towersホテルまで1時間50分もかかって しまったのです。 当初いったんホテルに戻ってから夜のニューハーフショーへ行きましょうとガイドのパイラッタさんは いっていました。あまりの渋滞で宿泊するホテルには寄らずショーの会場へ行くことになりました。 ニューハーフショー ニューハーフショーはカリプソ Calypso というところでした。 送迎付きで1,400バーツ(約5,500円)、1ドリンクの無料クーポンがついています。 今やタイ観光の目玉の一つとなっているというので6人で観にきました。ショーは1時間15分。 美しいニューハーフが歌って踊るミュージカルですが、お客さんはかなり女性が多かったですね。 ひょっとするとお客さんのほうもニューハーフかもしれませんけどね。 まあ、美しい女性だし華やかでしたが、もっとコミカルなものかなと思っていたのとは少し違う感じの ショーでした。また、私は観たことがないのでわかりませんが、Oさんの話では宝塚の方がよかったと いっていました。 こういうニューハーフたちの仕事は若いうちしかできないでしょうし、体形を維持するにはホルモンの朊用も 続けなければなりません。ジェンダー gender の問題でもありますがこれも一つの生き方なのでしょう。 タイへこなければこういうショー鑑賞体験もできなかったでしょう。 これで観光2日目は終了。ホテルの戻ったのは10時少し前でした。明日は早朝6時の出発だそうです。 バンコク郊外観光 〔3日目〕 旅ば3日目。この日はバンコク中心部から西へ約90km、ダムヌン・サドゥアック 水上マーケットへ行き、その帰り道にあるサンプラーン象園に行きます。 遠いところでもあり市内の渋滞のこともあって早朝6時にホテルを出発します。 市街地を抜けて高速道路に入るとバスはスムーズに走りました。だいぶ走ったころですが 南側に塩田が広く続いていました。ここはタイ湾の最奥部になるんですね。 産業としての塩田は日本では姿を消し、いまはほとんど観光施設として残っているだけのようですが タイでは今も塩田営まれているということです。 もう一つ、車窓からですがメークローン市場を見ることができました。鉄道の線路わきに並ぶ市場で 列車が来る時間になると露天商が店のテントや傘をたたみ、通り過ぎるとまた店を始めるという珍しい 市場ですね。 今も残る塩田と、列車が通らない時間営業するメークローン市場 五彩陶器ベンジャロン焼工房 水上マーケットへ行く前に、五彩陶器ベンジャロン焼工房の見学がありました。 ベンジャロン焼きというのは、16世紀アユタヤ王朝のころ中国からの白い陶器に 24金を使ったり、多色の絵具を使って描いた焼き物です。 その作業を見ると、筆先に絵の具をつけて実に細かな模様の彩色をしていました。 右の写真ですが、仕事をするお母さんの隣で小さなハンモックに乗せられて眠っている赤ちゃんの姿 は微笑ましいですね。ときどきゆすってあげているようです。 ダムヌン・サドゥアック水上マーケット ホテルを出発して2時間余り、ダムヌン・サドゥアック水上マーケットまでやってきました。 果物や野菜といった食料品や雑貨品を小舟に積んで売り歩く水上マーケットですね。 タイの伝統的市場で、いまも各地にありますが現在は主に観光用として残しているようです。 せまい水路を商売をする人の舟が行きかい、その中を観光客を乗せた小舟が縫うように航行していました。 特に交差点では四方から小舟がひしめき合います。それでも衝突することもなくすれ違いを繰り返すのは 船頭さんの手慣れた技ということなのでしょう。 われわれも別にお金を払って小舟に乗っての観光もできます。しかし、帰りに船外機付きの小舟に乗って バスの駐車場まで送ってもらうということになっているのでやめました。 その帰り舟ですが、混み合う水路ではゆっくり走るのですが、混雑を抜けると一気にスピードを上げます。 これでもかこれでもかというくらいスロットルを上げ、水を切るしぶきが乗船客に降りかかるのです。 まあ、これも喜んでくれる客へのサービスの一つだということでしょうね。 このあとは象園に行きます。 左から、運河を行きかう水上マーケットの様子、観光客を乗せた小舟もひしめくように行きかう、 船外機付きの舟で運河を疾走する サンプラーン象園 サンプラーン象園は水上マーケットとバンコク中心市街の中間に位置するところのようです。 その象園内にあるレストランで昼食をとってから入園します。 正式吊称はサンプラーン・エレフアント・グラウンド&ズー(Samphran Elephant Ground & Zoo)。 公園のような園内には、象に乗って周回する散策路、象のショーを見せる観客席と広場、そして ワニ園とワニのショーを見せるところの3つがあります。 ということでわれわれは象乗り、象のショー、そしてワニのショーを見るということになりました。 いい年をしてなんだとということもありますが、馬とラクダには乗ったことはあるけど象には乗った ことがなかったので体験(600バーツ)することにしました。 象乗りは当然のことながらやぐらを組んだ高いところから乗り込みます。〔右の写真〕 運転手は象の首根っこに上手に乗り、乗客はその後ろに2人並んで乗るのですが ちょうど象の肩の部分なので象が一歩踏み出すたびに上下に大きく揺れ乗り心地がすこぶる悪い。 馬やラクダの方がずっと乗りやすいと思う。 象の上から写真を撮るには手すりをつかんだままでないと撮れませんね。 20分くらいの象上散策でした。戻って象から降りると象が鼻を伸ばしてくるのでチップを20バーツ わたしてやります。象はそれを運転手に手わたす、いや、鼻わたすという仕組み。しっかりしつけてあるのですね。 次は象のショー。内容は2手に分かれて象に乗った部族と部族が戦うというもの。 背番号とNEYMAR(ネイマール)とかMESSI(メッシ)とか書かれた布を背に付け、象がボールをゴールに蹴りこむ サッカーなど、子どもは喜ぶでしょうけどね。 ここでも最後は象のえさを観客に買わせるというように商売には熱心でした。 ワニのショーはワニ使いが棒をもってワニをつついたりして大きな口を開けさせたり、 開いた口の中に自分の頭を差し込んで見せたりするものです。 ここでも観客からのチップをもらいます。そのチップ紙幣をワニの口に入れてやるのですが、 しばらくるするとワニはその紙幣を吐き出してよこすのです。これは食えねえとわかるのでしょうね。 そんなこんなの象園でしたが、象乗り体験をしたということで良しとしましょう。 バンコク郊外の観光はこれで終わってホテルまで戻ります。ということで渋滞の中、お休みタイムでした。 この夜はチャオプラヤ川のディナークルーズです。 左から、象に乗って決められたコースを回る、象に乗って戦争をするショー、ワニのショー チャオプラヤ川ディナークルーズ ディナークルーズに行くときも心配したとおりでした。ホテルから桟橋のある River side City まで 5・6kmだと思うのですが大渋滞で1時間20分くらいかかってしまったのです。 最後は大型バスがせまい裏道を走って午後7時15分に到着。7時30発の出航に間に合いました。 まあ、現地旅行会社は渋滞は織り込み済みなんでしょうけどね。 船は華やかな電飾をした Chaophraya Princess号。料理人が整列し、バンドマンがジャズ演奏する中を 桟橋に入船してきました。 われわれの席はアッパーデッキの舞台を目の前にした窓際最前列。いいポジションです。 演奏者はサックスの男性とボーカルのきれいな女性の2人。 軽快なジャズを中心に、乗客の国を見て日本の歌やインドネシアの歌など次々と演奏して楽しませてくれます。 左、ライトアップされた橋、みぎ2枚は王宮/ワット・プラケオ 食べ物はホテルのビュフェと同じ。海苔巻き寿司もありましたが酢がきいてなくていまひとつでしたけどね。 このディナークルーズは2時間、最後は打ち上げ花火で桟橋に迎えてくれました。 微笑みの国のおもてなしクルージングは、一番印象に残った旅のメニューです。 王宮内の宮殿 中と右の写真はクルーズ船から見たチャオプラヤ川岸の高層ビル群 アユタヤ観光 〔4日目〕 5日間という旅行はすぐ終わってしまいますね。今日は4日目・最終日で、アユタヤ観光を最後に 今夜半の便で帰国します。 周知のとおり、こうしたグループパック旅行では土産物屋さんへの案内もスケジュールに織り込まれています。 しかし、ガイドのパイラッタさんが気を利かせて昨日の空いた時間を利用して3件の土産物屋案内を済ませて くれていました。そのため今日の出発は10時と遅い時間にしてくれたのです。 この時間の使いかたは皆さんそれぞれですが、私と友人のOさんはホテル周辺の街散策をすることにして 出かけました。すると同じグループに参加している若い女性たちとばったり。彼女たちは MaxValuへ行くとのこと。バンコクのスーパーも見たかったのでついていくことにしました。 ホテルはアソーク駅の近くで、MaxValuまで5分ほどのところにあったのです。 特に買いたいものはなかったので店内を見て回っただけですが、海外で見かける一般的なスーパーでしたね。 生鮮食品はなかったように思います。 スタバの入っているビルの地階にあるMax Valu〔右写真〕 地図を見ると公園があったので行くことにしました。ところが道を1本間違えたようで見つからず、 高架のアソーク駅を観て帰ってきました。電車が来ないかと5分ほど待っていたけど来なかったんですよ。 アユタヤはバンコクの北へ約80km、1時間半くらいかかるそうです。 高速道路を走っていくと 左手に建設中の鉄道線路が見えました。説明では日本の協力を得て新幹線をつくっている のだそうです。当面バンコクからチェンマイまで約650km、3年後の開通を予定しているといい、将来はさらに 北へ延伸する計画があるそうです。 建設中の新幹線の駅〔右写真〕 アユタヤへ向かう高速道路は意外といっていいほどすいていました。渋滞もなく順調にバスは走り、 予定通りアユタヤへ到着。 遺跡を観光する前に腹ごしらえということで昼食です。 インターナショナルビュッフェという普通の昼食をすませ世界遺産観光スタートです。 ワット・ロカヤ・スターラム Wat Lokaya Sutharam 広い野原に微笑みを浮かべたようなおだやかな表情で寝ておられました。 〔上の写真〕 全長は28m、高さ5mだそうで、 バンコクのワット・ポーの金色の涅槃仏の全長46m、高8mよりやや小さいのですね。 そしてその後ろ側が広大な仏教寺院遺跡でした。 〔写真左〕大涅槃仏の後ろに広がる遺跡 〔写真右〕観光客を乗せて歩く象。時々大小便をする バスで少しだけ移動してプラ・モンコン・ボピット大仏殿へ向かいます。 このあたりにも象に乗せてくれるところがあるんですね。観光客を乗せてぞろぞろ歩いています。 そして立ち止まってジャーと小便。象が通ったあとを見ると大量の糞も路上に落ちています。 聞くと掃除する人がいるのだそうです。ほかの東南アジアの国々と違ってタイはゴミも糞もなくきれいですね。 ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Viharn Phra Mongkol Bopit) ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット大仏殿は白い柱、そして白と赤の壁、屋根も赤のきれいな 建物でした。 中には金色の大仏が祀られていました。アユタヤで最も大きい大仏でパワースポットでもあるそうです。 何年か前に水害がありましたが、このあたりも3mくらい水没したそうで当時の写真が 堂に展示されていました。 〔写真左〕白い柱、白と赤の壁、続く屋根も赤色できれいな大仏殿 〔写真右〕金色の大仏 ワット・プラ・シーサンペット Wat Pra Srisanpet プラ・シーサンペットは1448年に建立され、アユタヤ王宮内で最も重要な寺院だそうです。 バンコク王朝におけるエメラルド寺院のような存在なのでしょう。ここで宮中儀式が執り行われてきたと いいます。 塔の東にはのちに本堂が造られ高さ16メートル重さ171キロの、純金に覆われた立仏像が置かれていたそうです。 ただ、1767年のビルマ軍による第2次アユタヤ侵攻で寺院そして仏像はすべて破壊されたが、 戦後になって修復され、現在の姿となっているそうです。 こうした破壊の歴史は各地にありますが、この3基の仏塔は存在感があると思いました。 ワット・マハタート Wat Mahathat そして最後にこれを観ずして帰れません。木に飲み込まれた仏頭はたいていのパンフレットに載っています。 一説では、1600年代中ごろに胴体から地面に落ちた仏頭が速い木の成長によって根元にとり込まれ、 現在の姿となったのではないかといいます。 写真を撮るときはかがんで撮るようにとのこと。仏頭が下の ほうにあるので見降ろした写真は失礼だそうです。 このあたりには頭のない仏像が残り、あるいは散乱し、集められたりしています。 ガイドのパイラッタさんはビルマのどろぼうといっていますが、 寺院はビルマ軍の侵略により破壊され、かつては塔の頂上に輝いていた黄金を略奪していっだそうです。 その後1956年の修復の際、塔の跡から黄金仏や宝飾品などが多数発見され、現在チャオ・サン・プラヤー 国立博物館に展示されているといっていました。 そんな遺跡の中をぐるっと回ってきましたが、3人のお坊さんも歩いているのが印象に残りました。 お坊さんの休日なんでしょうかねえ。 これですべての観光は終了。 今日も世界遺産巡りでだいぶ歩きましたね。お疲れの人もいたようです。 暑かったせいもあるかもしれません。予定時間より早めにレストランに入って休憩。 そして最後の夕食は手長エビ入りのタイ料理・トムヤンクンでした。 手長エビは肉がしっかり詰まっていてぷりぷり、おいしかったです。 スワンナプーム空港 途中でセブンイレブンが併設されたガソリンスタンドでトイレ休憩し、まずまず順調に スワンナプーム空港まで送ってもらいました。 今回のガイドのパイラッタさんは親切なガイドさんでした。搭乗手続きも全部やってくれて 気持ちよく見送ってくれました。 残ったタイのお金で同行のOさんと共通の友人にお土産を買い、一人でツアーに参加されていた三重県の Kさんと一緒にJALのサクララウンジへ。彼女はわれわれ2人と同じ浜松出身だとわかり、 一緒に観光してまわり、お世話にもなりました。 つまみをとりビールなどを飲みながらむかし話も含めて歓談し、楽しい時間を過ごすことができました。 フライトは夜中の0時35分、ビジネスなので足を延ばしてぐっすり睡眠に入ります。 残念なのは飛行時間が5時間ほどと短いので数時間後には起こされてしまうということでしたね。 今回の旅は友人のOさんと2人、『日本航空ビジネスクラス利用 黄金の都バンコクと 世界遺産アユタヤ』という5日間のツアーでした。 結論的に言えば、遺跡や世界遺産は近隣の東南アジア各国のそれと程度の差こそあれ同じようなものだと 思いました。なんどもこうした遺跡・遺産を見ていると感動が少しずつ小さくなるのかもしれませんね。 限界効用逓減の法則かな。 むしろ今回は微笑みの国といわれるタイ王国のおもてなしを体感する旅だったような気がします。 ハードよりソフトかもしれません。ディナークルーズでの演奏や夜景、必ずしも感動的 とまではいかなくてもニューハーフショーのような演出、そしてたわいないことながら象乗り体験など タイを体感し楽しませてもらったということでしょう。ガイドのパイラッタさんも立派なエンターテイナー だったと思います。 タイの街も田舎もきれいでした。農業国であり、かつ第2次産業が国の稼ぎ頭だそうですが、一方観光立国 としての努力が感じられる国でした。その成果が世界で10番目に入るというタイへの旅行者数に 結びついているのでしょう。 手を合わせて、サワディー・カー(こんにちは)とかコップン・カー(ありがとう)といわれると こちらが尊敬されているようで心がくすぐったいような感じになります。このようなことからも タイは日本の先を行くおもてなしの国ではないでしょうか。 今回の一行は13人、皆さん旅なれた気さくな人たちだったので和気あいあいと楽しい5日間を 過ごすことができました。旅の出会いは一期一会かもしれませんが、この5日間一緒にいい旅が できたことに感謝し、うれしく思っています。 以下、順上同ですがこの旅行で感じたことを書き留めておきます。 ◆ 街がきれい 先にも書きましたが街はきれいでゴミはほとんどありません。日本と同じといっていいでしょう。◆ 車社会 ◆ 車 車は日本車が圧倒的。特にトヨタが抜群に多く、次いでホンダでしょうか。 ◆ コンビニ併設のガソリンスタンド
◆ 上座部仏教の国 タイはスリランカなどと同じく上座部仏教の国です。そのため、ほとんどの男性は20歳になると お寺に入って1週間修行をするのだそうです。ガイドのパイラットさんも修行したそうです◆ GDPと給料 タイは一人当たりのGDPは2018年 7,448ドルで世界82位。 シンガポール(8位)、日本 39,304ドル 26位)モルディブ(59位)、マレーシア(65位)、 中国(70位)に次いでアジアで6番目なのでなかなかのものです。 ◆ トイレ事情 ホテルのトイレは基本的に日本と同じで問題はありません。 ◆ ビール 海外旅行に行くときは、その国のビールをぜひ飲みたいと思って出かけます。 ◆ 食事
◆ おふくろの味は知らない タイでは家庭で食事をつくることはほとんどないそうです。朝昼晩すべて外食。 朝早くから夜まで露店も含めてどこでも食べられるし、外食の方が安上がりなんでしょうね。 ◆ もうすぐクリスマス
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