鉄骨構造を選ぶ理由
住宅の購入を考えた際に、構造は迷わず鉄骨構造にしました。
それは以下の理由からです。
1.愛知県に住んでおり、地震に強い家にしたい
2.木造は手抜き工事がしやすい
3.木造は専門家でないとチェックが難しい
それぞれを以下に詳しく書きます。
1.地震に強い家 |
木造構造より、鉄骨構造の方が地震に強い家が作りやすいと思います。 まず、材料ですが、これは鉄骨の方が強いです。 また、木造住宅で地震に強い家を作るには、各接合部に金物を使用して止めますが、 全てが金物で留まっている鉄骨構造の方が強いような気がします。 木造でも地震に強くすることはできますが、まず筋かいを増やして、金物を増やすことが必要です。 それらを全て問題なく取り付けることができればいいのですが、問題が起こって取り付けられなかったとして、 施主が施工中にそれに気づくでしょうか? たくさんある金物の中で、数個取りついていなかったとして、気付かないと思います。 また、取りついていたとしても、正しく取りついていなかったら意味がありません。 最初に設計図面を頂いて、どこにどの金物がつくかを調べ、施工中にそれらをチェック出来ればいのですが・・・ これらのことより鉄骨の方が地震に強い家を作りやすいと思います。 |
2.木造は手抜き工事がしやすい |
木造住宅では、まず、材料の良し悪しが見た目では分かりにくい。 例えば、柱を別のものに変えられても、見えないところであったら、私では分かりません。 鉄骨ならば、H鋼でもパイプ材でも規格であるため、材料の変更はしにくいと思います。 また、問題が起こった時に、木造では大工さんが柱を加工して対応してしまいますが、 その加工が部材の強度を保ったままの加工ならいいのですが、強度が低下するような加工をしてしまっていることもあると聞きます。 その点、鉄骨なら、現地で加工など、そうそうできないので、問題が起きた時でも隠して着けちゃうなんてことはないと思います。 また、木造住宅では、納期がない、お金がない家では、面倒な金物の取り付けを省く、釘の本数を減らす、釘の種類を変更する等、 内側の部分の手抜きをしようと思えば、できてしまいます。 特に、釘は打ってしまえば何の釘を使用していたかは不明確になってしまいます。 2x4用の色つきの釘を使用すれば明確になると思いますが、お金を抑えようとした場合は無理でしょう。 鉄骨住宅では、まずボルトの本数は見ればわかりますし、本数自体が少ないため、チェックもしやすいです。 また、ボルトの緩み止めがあればボルトが緩むこともありません。 あとは、据え付け時のトルクチェックさえしっかり行えば安心です。 |
3.木造は専門家でないとチェックが難しい |
1.2.にも書きましたが、木造は様々なことができるため、それが正しいのか、正しくないのか、判断が素人には難しいです。 多数の釘、金物を使用するため、本数、個数が正しいかをチェックすることは難しいとおもいます。 このページを見るとよくわかりますが、金物を正しく取りつけていないという欠陥は多いようです。 また、見た目には取りついているようでも、専門家からみるとNGなものもあるようです。 やはり、毎日現場にいるわけでもない施主に木造住宅のチェックをすることは難しいようです |