我が家では桃の節句が近づくと「油菓子」なる物を作る風習がある。
これは家の母由来なので東三河周辺の行事らしい。
市販もされていて「油菓子」とか「くるりん糖」とか名称が付いているそうだが、
マイナー過ぎて殆ど見たことがないです(^^;
して、これが自家製の「油菓子」です。
材料は薄力粉とホットケーキのミックス粉に三温糖などを溶かした物。
他に卵や黒ゴマを加える事もあります。
これらを混ぜて耳たぶ位の堅さに練り、厚さ数mmに伸ばします。
それを幅1〜2cm、長さ約5cmに切り、短冊状になった生地の中心に切れ目を入れ、
『ひねりこんにゃく』のようにして油で揚げて出来上がり。
昔からある菓子らしく、本当に素朴な味です。
因みにこの油菓子は日持ちが良く、しかも時間が経つと堅くなり
最終的には樹脂状になります。これをガリガリいわせながら食べるのが好きです。
(らいおん師匠は「よくこんなの食べられるな」と驚いていました。
でも犬が噛む骨型ガムよりましだぞっと)