こんにちは!
愛知県高浜市の歯医者「森歯科医院」です。
今回のお話は「歯磨き粉とうがい薬」です。
まずはじめに歯磨き粉を使う目的は
• むし歯予防
• 口臭予防
実は歯磨き粉は汚れ(歯垢)を取るためにはあまり作用せず、使用するしないで汚れがよく取れるという差はないんです。なので歯周病には他の対策が必要ということです。
そこで何を見て歯磨き粉を選べばいいのか?ということですが、
おすすめとしては
・高濃度のフッ素含有(日本では 1450ppm)→ フッ素での虫歯予防効果
・研磨剤無配合 → 研磨剤なしで歯質が削れるのを防ぐ
・低発泡→ 発泡剤が少なく磨きやすい
これらが歯磨き粉を選ぶときにチェックするポイントです。
近年フッ素とは別物のハイドロキシアパタイトが虫歯に効果があるのではと研究が進んでいます。効果はフッ素ほどきちんと確立されていませんが、一つの虫歯予防歯磨き粉として今後注目です。
研磨剤入り歯磨き粉は毎日2回の使用を続けるとかなり歯が削れてしまうことが研究で分かっています。
さらに低研磨剤の歯磨き粉でさえ歯が削れるとされていて、上手に付き合っていく必要があります。
世界では5000ppmの歯磨き粉が一番虫歯予防効果が高い!とされていますが、日本国内では購入できないので、今できる最善の方法で虫歯予防をしていきましょう。
そしておすすめの歯磨き法
①フロス/歯間ブラシ
②歯磨き粉なしで歯磨き
③うがいをして汚れを流す
④歯磨き粉をつけてフッ素で虫歯予防
⑤最後のうがいはしない
気になる人はペットボトルキャップ1杯程度でうがいをしてフッ素を残すようにしましょう。
ここからはマウスウオッシュ(洗口剤)についてです。
洗口剤は大きく分けて2種類あります。皆さんご存知でしたか?
・フッ素なし→爽快感、口臭予防に
・フッ素入り→虫歯予防に
フッ素なしは歯磨き前、フッ素入りは歯磨き後がベストと使うタイミングが違います。
この2つの使い道、効果は全く別物で、
使用手順も変わってくるので自分が使っているのは何かをチェックしてみてください。
まずフッ素なし洗口剤は
・口臭やお口の中をスッキリさせたい時
・歯磨き前に使う
歯磨き後に使うとお口の中のフッ素の量が減るのでNGです。
一部では歯垢付着抑制、歯肉炎の軽減にも効果があるという論文もあります。
フッ素入り洗口剤は
・寝る前
・歯磨き後にうがいをしたい人
歯磨き後うがいをしないほうがいいのですが、どうしてもうがいしたい場合は、これでうがいするとフッ素の量が保たれるのでおすすめです。
ただし、うがいできない4歳以下の子には使用要注意です。
現在の日本における最善のプランは、
毎日の習慣
・高濃度(1450ppm)のフッ素入り歯磨き粉(2回以上/日)
・フッ素入り洗口剤(1回/日)
歯科医院で
・定期検診、定期的なフッ素塗布
(虫歯リスクが高い人はバーニッシュ(22600ppm)を塗ってもらう)
いかがだったでしょうか。
これからもぜひ正しい知識をもって、明日からのむし歯予防に努めましょう。
むし歯のチェックやお口のメインテナンス、むし歯予防のお悩み事がございましたら、高浜市の歯医者「森歯科医院」にご相談ください。
定期検診、治療相談はお電話にて承っております。
2023.11.19更新
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