昨年、友人から千成ひょうたんの苗を3本分けてもらいました。ひとつのプランターで育てたのですが、結局ひとつも収穫することができませんでした。町の中ということもあって、虫による受粉ができないので、人工的な受粉行為をさせなくてはならないことを知らず自然まかせにしていたのが原因のようです。今年は庭のプランター3つにそれぞれ1つの苗を植えました。ひょうたんは地上に出ている部分と同じ長さの根ができるらしくゆったりと植えることにしました。今年は昨年の教訓からきちんと受粉させました。ひとつの苗で10個前後のひょうたんを収穫することができました。写真は、豊田にある倉庫脇にある花壇に植えたところ受粉させなくても一株当たり30個前後のひょうたんが収穫することができました。
ひょうたんが収穫できてもそれからが大変なのです。水に漬けること約3週間。ひょうたんの皮がめくれて水はどろどろになっているし、その臭いたるや半端ではありません。においをお伝えできないのが残念です。水揚げがすむと乾燥です。その道の達人に言わせると乾かし方も大切だといいます。天気が2〜3日続く日を選んで水揚げして、昼間は十分天日干しします。夜は扇風機や布団乾燥機などで乾燥させるそうです。渇きが途中だとそこに線が入るなどして値打ちがなくなるとか・。奥が深いんです。乾燥してから色付けです。本当は加工しない素のままのひょうたんがいいそうです。
色付けの塗料は、カシューという油性塗料で漆の仲間だそうです。色塗りも3回くらいしないとムラができているし、刷毛後が出てしまう。師匠?は、スプレーで色付けしているし、1個1000円で売っている。実際お金がかかる。栓は1個100円くらい、房は200円前後で専門店で売っている。房には針金が当してあって形が崩れない。写真は、師匠?通称こばちゃんにいただいたもの。赤色は小さいひょうたんとペアで親子ひょうたんのよう。お気に入りだ。黄色は金運、緑は健康運などあるらしい。座布団つければ立派に見えるでしょ?文化展に出展したら、人気集中?でした。自己満足だけど・・。
ひょうたんの愛好家は全国にいて、日本愛瓢会という団体を組織しています。その総裁は秋篠宮殿下だそうです。その県の組織をお手伝いしている佐屋町の小林さん、通称こばちゃん。彼の持っている瓢箪は素瓢箪と呼ばれ、何も加工がしていないもの。ちゃんと装飾すればン万円になるとか。今大きいものに挑戦中だそうです。11月には西尾市で県大会があるそうで、ぜひ言ってみようと思っています。にわか瓢箪族、熱っしやすいですから・・。残念。