エッセイ・人生論

作者:池波正太郎
 「男の作法」 新潮文庫
 ・刺身を食べる時の正しいわさびの付け方を本作品で学んだ。豊富な人生経験を持つ作者が「男の常識」を語り、さりげ
  なく「男の生き方」を説いてくれる。
 「映画を見ると得をする」 新潮文庫
 ・映画鑑賞方法のバイブル。映画狂の作者が、何故映画を観るのか?その効用について詳細に語る。

作者:キングスレイ・ウォード
 「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」 新潮文庫
 ・1994年のG.Wに九州一周旅行をしたが、その道中に読んだので印象深い。父親が自分と同じ道を志そうとしている息子へ
  男の言葉で語るビジネス(だけでなく結婚等も)の世界のルールと人間の機微。かなり良い人生の指南書。

作者:城山三郎 「打たれ強く生きる」 新潮文庫
 ・経済小説の第一人者である作者が、日々に接した事柄から愛情をこめて静かに語りかける素晴らしいエッセイ。

作者:青木雄二 「男と女のゼニ学」 ワニブックス
 ・漫画「ナニワ金融道」は凄い作品である。その作者は色々ゼニの動きについて数々の作品を書いている。本作品はゼニの
  動きに男女の愛憎劇を織り込んでいて面白い(?)。妻にも読むように話した気がする・・・

作者:司馬遼太郎 「風塵抄」 「風塵抄(二)」 中央公論社(文庫あり−中公文庫−)
 ・作者の戦国時代の歴史小説は読みやすいが、エッセイ類は結構理解しにくいところがある。
  しかし、この2冊は素晴らしい。「国土」を始め、様々な切り口で語る秀逸の短編集。

作者:鈴木健二 「自分学のすすめ」 新潮文庫
 ・「気くばりのすすめ」の作者が、「この世の中で自分ほど興味のつきない面白い対象はない」という視点で、色々な事を
  語ってくれる。

作者:乙武洋匡 「五体不満足」 講談社(文庫あり)
 ・最近TVでよく見かける作者のエッセイ。何でもプラス思考にとらえる彼の(実は彼の両親も)姿勢には見習うところ大です。

作者:スペンサー・ジョンソン 「チーズはどこへ消えた?」 扶桑社
 ・1時間で読める90ページの短編。でも非常に得をした気分になれる。ネズミと小人がチーズを探し求めるシンプルな話で
  あるが、状況の急激な変化にいかに対応するかを説く、深い内容がこめられている。

作者:今井彰 「プロジェクト];リーダーたちの言葉」 文芸春秋
 ・NHKで放送されている日本の発展に貢献する幾つかのプロジェクトの過程を描くドキュメンタリー「プロジェクト]〜挑戦
  者たち〜」の中からリーダーの発する言葉に焦点を当てて、幾つかのドラマをコンパクトにまとめた内容。非常に感銘する
  一方、自分のやっている事の小ささに思わず卑下してしまう。

作者:細野真宏 「経済のニュースがよくわかる本-銀行・郵貯・生命保険編」 小学館
 ・特に私の場合、そうなのだが、分かっているようで実は全然分かっていない事がありまくる。何気に分かったつもりである
  銀行・金利・郵便貯金・生命保険のカラクリを非常に明快に解説してくれる画期的な作品。前作の「日本経済編」も明快。
  2冊とも手許に置いて、何か聞かれたら引用したくなる内容で必携モノ。