【第52番・滝雲山・太山寺(真言宗智山派)】 愛媛県松山市寺町

                     
        太山寺・(国宝) 本 堂
        円柱状に柱や木組みは豪快で、一部天竺・唐様と和様の折衷様式。
        嘉元3年(1305)の創建。 本尊・(重文)十一面観音・同6体。

径ヶ森(172)の東腹に建つ。杉や松が生い茂り、山門をくぐると広々とした境内が開ける。

国道196号から北へ3km入ると一ノ門で、更に進むと二ノ門(八脚門)、長い参道を更に200m進むと三ノ門(仁王門)で、長い参道が続く。だらだら坂の両側には「茶屋組」と呼ばれた古い遍路宿が今も残り、参道の草木と美しい調和を見せる。
この参道は格別の雰囲気がある。

境内正面に本瓦葺き屋根の勾配が美しい本堂が威容を誇り、大師堂・護摩堂・真野長者堂・稲荷堂・鐘楼が建ち並ぶ。

寺伝によると用命天皇2年(586)豊後国の真野長者が海上で嵐に遭ったとき、観音菩薩に祈願して難を免れた。
それを感謝して建立されたのが太山寺といわれる。

「真野長者堂」
 毎年3月18日に供養祭が行われる。真野長者はこの太山寺の創建者とされ、寺の北手の海で暴風に遭った長者が観音菩薩に祈ったところ、嵐がおさまり元の静かな斎灘に戻ったという。
一説には、真野長者は九州臼杵の石仏も造立した人物ともいわれている。

太山寺の北5km程のところに、53番円明寺の奥之院がある。印度仏涅槃釈迦如来、印度十一面観音,弘法大師を祀る。元の円明寺があったところ。


 (重文)八脚門(二ノ門)

  仁王門(三ノ門)
                
                   大師堂