A 錦鯉稚魚はご存知の通りその年に生まれたもののため水質の変化にはとても敏感です。したがって飼育、ストックをされる場合は以下のことを必ずご注意ください。また錦鯉は稚魚期にのみ発生する病気(浮腫症、鰓ミクソボルス(胞子虫)、眠り病)などなりやすいので注意が必要です。
薬浴の方法 水温が低下または安定しない場合----→"塩水浴"
水温が25℃を常に超える場合-------→"ホルマリン"(塩と併用
×)
1 飼育水を塩水0.5%(1Lに5gの塩)にして飼育してください。それでもダメな場合
0.7%(1Lに7gの塩)まで塩を追加します。(+d2kg分)
2 ろ過装置がない、水を張ったばかりの水を使用される場合は毎日三分の一の換水をしてください。(アンモニア、亜硝酸チェックして問題なければ換水の必要はありません。)換水する場合はその水量にあった塩の補充を必ずしてください。(デジタル塩分濃度計で測定してください。)
3 ろ過装置付きで飼育されている場合でも飼育を始めて2〜3日後には必ずアンモニア、亜硝酸の濃度を測定してください。アンモニア、亜硝酸がある場合は上記"2"の方法で換水をしてください。多量に水換えをするとせっかくできたパクテリアを一緒に流してしまいます。また濾過材は触らないでください。(アンモニア 亜硝酸濃度測定で低下するまで毎日換水 通常亜硝酸は7日後〜MAXになります。)
4 飼育後7日間経過後、アンモニア、亜硝酸がなくて初めて錦鯉稚魚にエサを与えることができます。その場合でも水が白にごりしている、水面の泡立ちが消えないなどの場合はエサは与えることはできません。
5 飼育後7日が経過してエサを与えても上記の2〜4に該当する症状がない場合にのみ三分の一ずつの換水をした後の塩の投入をやめます。やめたのち状態が悪くなった場合は再度塩を0.5%(1Lに5gの塩)を飼育水に入れてください。
※稚魚飼育は飼育場所によって方法が異なります。最終的には自分で判断しなければなりませんがアンモニアや亜硝酸測定試薬は常に常備しておくことをお勧めします。上記はあくまで参考ですので実施したからといって100%の生存率を保障するものではありません。