川合観賞魚へようこそ
錦鯉、金魚、熱帯魚の病気の治療法
注意 下記の表の治療法は当店が行っている病気対策の一例です。
治療はお客様個人の責任で行ってください。当店では一切保障はできません。
病気にさせないためにすること(予防)
信頼できるショップで購入した場合でも必ず薬浴をした後にメインの水槽にいれる。(水槽がひとつのしかない場合には魚を入れると同時に投薬)
病気はショップ等で症状が出ていなくても環境が変わると発症する場合があるので購入後はよく観察する。
温度あわせ、水あわせは必ず行う。(但し輸送状態によっては早急に新水へ入れる必要がある)
病気の原因になる寄生虫、細菌は水槽、濾過槽のいたるところにいるので常に観察をする。(水のバランスが悪くなると病気になります。)
飼育水がうっすらと白濁りしてきた場合は病気or水換えのサイン、水換えで水質改善&飼育水中の寄生虫、細菌等の数を減らします。
病気の魚をバケツなどの濾過槽のない場所で隔離薬浴はしない事、濾過槽がない場所での長期の薬浴は無意味です。かえって症状が悪化します。
病気かなと思った時にお店に聞く前にお客様側で必ずすること
1 まず餌を止める ※これは必ずしてください。
2 PHの測定 ※水替え前に測定してください。PHが上がる物質が入っている場合はあまり意味がありません。
3 亜硝酸の測定 ※水替え前に測定してください。亜硝酸濃度が高く濾過が小さい場合や魚の調子が悪い場合90%飼育水を替えても翌日には元の濃度になる場合があります。
4 魚の画像or動画撮影 ※白っぽいものなどお客様の見た目では判断出来ない場合が御座います。
5 ここ最近にしたことの確認※金魚すくいの金魚を混ぜた、餌金の投入、飼育水交換、濾過槽を替えた等
ppmとは1000g「1トン」の水に対し何mlまたは何gの薬が入っているかを表しています。
例0.1ppmの濃度で薬浴行うには池水1トン(1000g)に薬0.1ml「g」を入れればよいのです。
水槽が小さく計量が困難な場合の薬浴の仕方
※過マンガン酸カリウムの場合
1 まず市販の1リットルのペットボトルを用意します。
2 このペットボトルに1トン分の2.5gを入れて水で満タンします。
3 このペットボトル1本で1トン用のうすめ液の出来上がりです。
4 このうすめ液は全部使うと1t用のためうすめ薬100ccで飼育水100L用となります。
市販薬品名 | 主要成分(別名) | 効能 | 注意事項 |
ヒコサンZ |
マラカイトグリーン(しゅう酸塩) | 白点病 | 高温で使用するとヒレが溶けます。 ※活性炭は除去すること※ |
メチレンブルー | メチレンブルー | 白点病 尾ぐされ 水カビ | 色んなものを染めてしまうため 水槽内のものに注意する。 一度付くとなかなか取れない。 ※活性炭は除去すること※ |
水産用プラジクアンテル | プラジクアンテル | ダクチロ、ギロダクチルス | ※特殊な方法での使用の為 必ず来店時にご相談ください。 |
レスバーミン | 脱皮阻害剤 | 主なターゲットはユスリカ幼虫 チョウバエ幼虫となりますが イカリムシ対策となります。 |
基本撒きっぱなしOK |
エルバージュ | ニフルスチレン酸ナトリウム(抗菌剤) | カラムナリス エロモナス菌 | 濾過槽付きで撒きっぱなしOK 100Lで1g ※活性炭は除去すること※ |
グリーンF ゴールドリキッド |
オキソリン酸 | 細菌性の疾病 | 強いアルカリ性のため 直接魚にかからないようにする 高価な薬です。 |
パラザンD |
オキソリン酸 (合成抗菌剤) | 細菌性の疾病 | 強いアルカリ性のため 直接魚にかからないようにする とても高価な薬です。 |
リフィッシュ | (本剤10g中) トリクロルホン1.5g 塩酸クロルヘキシジン0.12g 塩化ナトリウム8.33g |
イカリムシ うおじらみ の幼生がターゲット |
粉なので扱いやすい サジ付きで 計量しやすいのが特徴 本剤0.5gで75〜150L用 |
マゾテン液-20% | (本剤50ml中) トリクロルホン10g |
イカリムシ うおじらみ の幼生がターゲット |
2〜3週間のサイクルで反復散布 して始めて効果がある。 使用量が多いと魚が曲がる。 15℃以上28℃以下で使用 50mlで20t用 50ml中トリクロルホン10g |
トロピカルゴールド | (本剤10g中) トリクロルホン0.2g メチレンブルー0.5g アクリノール0.3g 炭酸水素ナトリウム1g 塩化ナトリウム8g |
白点病 尾ぐされ 水カビ イカリムシ うおじらみは 幼生がターゲット |
治療、寄生虫駆除、治癒の三拍子 揃った万能薬 30g入りで1.5t用 製品は30gと100gがあります。 ※活性炭は除去すること※ |
水産用OTC酸 テラマイシン(OTC) |
オキシテトラサイクリン | 細菌性の疾病 | 抗生物質のため水の腐敗が早い 湿気ると粘土みたいになるので 保管に注意 100gで2t用 ※活性炭は除去すること※ |
(症状から見る場合) | 主な病気・原因 | 対策 |
水面上部で腹を上にして浮いている (転覆病) |
温度差がある時にエサを多量に与えたり・調子の悪い時に いつもと同じエサを与えたりするとなります。治療はヒーター・塩0.5% を入れて水温を20℃以上で一定に保ってください。よくお店側が 「ヒーターを入れてください」と言うと"熱帯魚じゃないのに ヒーターがいるんですか??"といわれる方がいますが基本は 水温一定です。塩は1Lに対して5gです。 |
ヒーターで水温を一定にする。 現在の温度より3℃高めにする エサ止め 塩水浴0.5%で一週間薬浴 |
名称(薬から見る場合) | 使用量 | 使用時期 | 効能 |
塩 ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで5kg (0.5%) 100Lで500g |
消化不良や少しでも「おかしい」と 思ったら実行 (太陽光下でも効果持続) |
白点病、エラの初期にも効果有り、水温の高い時 に使用すると水が早期に悪くなります。 濃度によって使い分けします。 |
塩(高濃度浴) ※詳しくはお問い合わせください |
10Lで500g (5%) |
他のホームページでは頻繁に 使用するみたいですが高濃度 で薬浴する場合は魚の体力が あるうちに行なうのが良いです。 |
短時間薬浴で体や鰓に付いた寄生虫の駆除 塩5%液に90秒漬ける。 ランチュウがとても苦しそうに泳ぎ回りますが時間まで じっと我慢してください。この時、時折激しく泳がない魚は ダメと思ってください。 |
ホルマリン ※詳しくはお問い合わせください |
1トンあたり 20cc〜25cc |
塩との併用は×です。 | 底面式などで使用するとバクテリアに影響が あるため注意が必要です。3日程度したら 注水or水替えをしてください。 主に泥池などの使用に向いています。 時期によって水槽での使用は白点病を誘発 ※上部濾過、底面濾過での使用の場合※ バクテリアの減少→水質悪化→白点病誘発→ 更に飼育水の白濁りが加速→ |
過マンガン酸カリウム ※詳しくはお問い合わせください |
1トンあたり 2.5g |
塩との併用は可能です。 ただし水が古いと効かないor魚に 害があるため水替え後に行って ください。主にホルマリンが使えない 環境下で使用してください。 らんちゅうの当歳などの浮き気味状態 に使用すると効果があります。 |
水がさび色になることもあり薬浴後は 2〜3日で換水をします。 |
エルバージュ ※詳しくはお問い合わせください |
100Lで1g | 輸送や充血が見られたら行なう 濃度が濃いと水の腐敗が進み 逆にエラ病になることがあります。 (太陽光下では効果半減) |
スレ止め 鰓病 体表が血走る状態 |
レスバーミン40g (4t用) ※詳しくはお問い合わせください |
100Lあたり 0.4〜1g 付属サジ 1パイが1.5g |
脱皮をコントロールしている ホルモンのバランスを狂わせ 脱皮や羽化を阻害します。 |
主なターゲットはユスリカ幼虫、チョウバエ幼虫 となりますがイカリムシ対策となります。 |
マゾテン20%液 ※詳しくはお問い合わせください 現在販売はありません |
1トンで2.5ml | 金魚を購入後に毎回必ず行ないます。 価格の安い薬です。水槽では使用量は ごくわずかですので分量を間違えない ようにしてください。 |
イカリムシ、うおじらみの"幼生"駆除 寄生虫駆除 |
マゾテン粉末 ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで0.5g | 金魚を購入後に毎回必ず行ないます。 価格の安い薬です。水槽では使用量は ごくわずかですので分量を間違えない ようにしてください。 |
イカリムシ、うおじらみの"幼生"駆除 寄生虫駆除 |
デミリン ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで1g | 主にイカリムシの成虫を殺す場合に 使用します。"マゾテン"はイカリムシの 幼生のみを殺す薬のため成虫には利 きません。イカリムシの成虫が多数発見 された場合に使用します。イカリムシは 体に付いたまま放置すると魚が体をこ すり付けるため傷になりそこから穴あき 病などになる場合が多いです。 |
イカリムシ、うおじらみの"成虫" |
デープテレックス ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで2.5cc | 2〜3歳の金魚に使用 ※当歳魚への使用は鰭が溶ける 場合があります。 塩との併用は場合によっては不可 すでに弱っている魚へは使用しない事 ※死んでしまいます。 |
毒性強 使用量、取り扱いに注意してください。 |
トレボン ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで0.5cc 〜1cc |
基本はトン0.5ccで薬浴します。 1ccでの薬浴は弱った魚の場合 全滅を招きます。ただしウオジラミが 強くなっているためトン1ccでないと ウオジラミが死なない場合があります。 |
主にウオジラミの駆除で用いられます。 ※手かがぶれるので必ず手袋をしてください。 |
バイジット ※詳しくはお問い合わせください |
1トン1cc | この薬は"うおじらみ"駆除をターゲット としたもっとも効果のある薬です。もと もとは"うおじらみ"駆除用の薬ではな いため使用量を誤ると魚は死にます。 |
うおじらみ駆除で使われます。 使用すると独特な匂いがします。 |
水産用プラジクアンテル ※この商品は来店時にのみ お問い合わせください |
1トン 30g |
飼育水100Lに対して3g 600×450×H450=100L(水量8割) 薬浴時間は8〜24時間 ※8時間以上なら効果あり※ 下記ハダクリンーンほど量の要らない人 はプラジクアンテルが最適です。 ※特殊な方法での使用の為、電話での 質問はご遠慮ください。 リケンベッツファーマ社 50g入り |
ダクチロ、ギロダクチルスの駆除 |
ハダクリーン ※この商品は来店時にのみ お問い合わせください |
1トン 20〜30g |
飼育水100Lに対してハダクリーン2g〜3g 薬浴時間は8〜24時間 ※8時間以上なら効果あり※ ※特殊な方法での使用の為、電話での 質問はご遠慮ください。 ※とても高価な薬です。 バイエル社 500g入り |
ダクチロ、ギロダクチルスの駆除 |
メチレンブルー水溶液 ※詳しくはお問い合わせください |
水溶液60Lで 10ml |
ヒレ先のキズ口が染まるまで 薬浴します。当店では塩の次に 頻度が高い薬です。 エアーレーションは強めに・・・ (太陽光下では効果半減) |
白点病、尾ぐされ |
メチレンブルー粉末 ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで1g 最大3g |
薬浴の場合最大で3gまで使用可能 但し温度の高い時は注意!! 3g薬浴は主に20℃以下の場合 |
白点病、尾ぐされ、傷が多い場合など |
ヒコサンZ (しゅう酸塩) ※詳しくはお問い合わせください |
水溶液100Lで 10ml |
この薬の良いところはいったん色は 付きますがじきに色がなくなるため 水槽飼育用に向いています。 ただし色が薄くなった場合では すでに効果が半減以下です。 (太陽光下では効果半減) |
白点病に効果 |
パラザンD ※詳しくはお問い合わせください |
100Lで10cc | 別名オキソリン酸 細菌による症状に効果があります。 強アルカリのため使用に注意します。 (太陽光下でも効果持続) |
赤班症 塩と併用すると○ |
水産用OTC酸 テラマイシン(OTC) ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで 30〜50g |
昔から良く使われている薬、抗生物質 のため水が悪くなるのが早いため、 使う場合は飼育水を新しくした後に 使用、製品はアルミの袋に入っている がちよっと使って放置しておくと湿気を 含み粘土のようになってしまうので 注意が必要です。シリカゲル(乾燥剤) 等をいれて暗く、涼しいところに保管 |
細菌性の感染症に効果あり 薬浴期間は1週間程度にとどめ塩と併用すると良い 最近流行の厄介な細菌症に効果あり |
ハイバーX (除草剤) ※詳しくはお問い合わせください |
1トンで 1〜1.5g |
池に鯉の数が少ない時によく出るヒゲ状 やウールマット状に広がる絨毯のような 藻に効果的です。 |
地下水を使うコンクリート池によく出る藻対策です。 |
種類 | 病名 寄生虫、細菌から見る |
症状 | 対策(薬品) | 補足 | ||||
寄生虫 | イカリムシ | 細長い小さな透明の針のようなものが付く 手でも抜くことができるがピンセットの方がよい |
マゾテン デミリン |
春は特に注意 | ||||
寄生虫 | ウオジラミ | 丸い円盤状の虫が付く(意外に動きが早い) |
マゾテン バイジット |
春は特に注意 | ||||
寄生虫 | 白点病 | 白い小さな点が付くもっともなりやすい病気です。 最近では尾ぐされ病と一緒に発病する場合が多いです。 完治前に一時、白点が大きくなる場合があります。 |
塩浴0.5% メチレンブルー ヒコサンZ 昇温 |
温度差に注意 | ||||
寄生虫 | トリコディナ | 体表に寄生すると粘液の異常分泌により体表が厚くなる。 餌を食べない 動きがのろい、複合寄生する。 |
ホルマリン 過マンガン酸カリウム |
複合寄生有り | ||||
寄生虫 (強) |
キロドネラ | まずはじめに尾に白い白点病より大きな不透明な白い塊が ぽつぽつと付き始めます。エラに寄生すると水の流れがない ところでプカプカと浮く、次第に体表部に尾に付いたものと同様 のものが多数付く、この時点では何をしても効果がない。 発症から死ぬまでがとても早くプカプカと浮き始めが1匹でもいたら 要注意、尾に白いものが付いた時点で処置をすることが生死を 分けます。初期は少しアゴを突き出して水面近くで早く泳ぐ。 末期になると流れのないところでプカプカと浮いている。 |
ホルマリン 過マンガン酸カリウム |
品評会の後や 購入後に注意 低水温時に 注意が必要 (15〜20℃) |
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寄生虫 | コスティア | 別名「泥かぶり病」 体表の粘液が厚くなりその上に水槽のゴミ、浮遊物が付くよう になる。混合寄生するため症状の進行が早い。 餌を食べない 動きがのろい、複合寄生する。 |
ホルマリン 過マンガン酸カリウム |
複合寄生有り | ||||
寄生虫 | エピスティリス | 別名つりがね症 鱗が浮いたような米粒のような物体が付きその周囲は 赤っぽくなる。患部はただれた様になる。皮膚をつまま れたように身が所々盛り上がる。 |
マゾテン メチレンブルー |
よく観察する | ||||
寄生虫 | ダクチロギルス ギロダクチルス |
水上で静止することがよくあり体表に付いた場合に体全体が 白っぽくなる。(濁った膜をかぶったようになる。) らんちゅうの当歳がよくエラの辺りから出血したように なりじっとして水上を漂うことがありますがこの寄生虫が原因です。 |
マゾテン ハダクリーン |
早めに処置 | ||||
細菌 | 松かさ病(立鱗病) | 少しずつ鱗が立ってきて赤や黒の色柄が薄くなったように 見える場合がありますこの場合、鱗が立ち始めている場合が多い。 完全鱗が立ってしまったら戻りません。 |
エルバージュ メチレンブルー |
飼育水の交換 PHの酸性に注意 |
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細菌 (強) |
カラムナリス (エラ、口、尾ぐされ症) |
この菌が体表に付くと綿状のものが付きます。 尾の場合は細菌の毒素により尾が次第に溶け始めます。 エラに付くと治療は困難のため早期に治療する。 底でじっとしていたらすぐにエラを見てください。 付着物が付いていた場合は塩、エルバージュ、パラザンDで永久浴 |
塩 エルバージュ パラザンD |
すぐに水換え この菌は塩水に弱い ため塩と併用すると よい |
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細菌 | エロモナス(赤斑症) | 見た目に赤くなる部分があるので容易に発見ができる。 早期発見すればすぐに直ります。水槽飼育の場合よく発症する。 太陽光にあてると比較的治りが早いです。 |
エルバージュ | 早期治療 | ||||
水質 | 黒斑症 | 体の一部分及び尾ひれの先端に黒色のシミのようなものが付く 模様が出てきたと勘違いしている人もいますが水質が酸性また は硝酸塩濃度が高い場合によく見られます。 水換えでほとんど完治します。 |
早期水換後に エルバージュ |
早期水換 | ||||
細菌 | 細菌性白雲症 | 主に冬になります。両手をたたんで体表が白っぽくなり動かなくなります。 加温されていない冬に錦鯉がよくなります。 |
メチレンブルー 塩0.5% テラマイシン |
水温上げる。 | ||||
細菌 (強) |
ネオン病 | 部分的に体色が薄くなり治療は困難な病気、カラムナリス菌が 原因で起こるとされている。金魚の場合では体長が大きなため この菌に感染した場合でもすばやい処置をすればある程度助かる 固体もいるが魚体重の小さいネオンテトラが感染した場合は体力的 にも治療が難しい、当店では金魚に対する方法と同じ扱い をします。まずカラムナリス菌や他の菌類は温度と塩分が苦手な ため塩分濃度0.5%と30℃近辺まで水温を上げます。注意点はネオン テトラが弱酸性で飼うからといって水の汚れた生物濾過の過程の 結果、酸性になっている水槽では塩は好ましくありません。何故か というと塩は水に溶けると水質を徐々に悪くします。ただでさえ 水質が悪い状態なのに更に塩を入れるという行為は一時的 (1週間程度)には良いですがこまめな水質管理の上で塩をお使い ください。ほかっておけば治るというような安易な考えでは治るも のも治りません。 以上のことから以下のことをお守りください。 ※下記の治療方法はあくまで当店が行っている方法ですのですべてのアクアリスト に当てはまることでは御座いませんのでご了承ください。またこまめな観察が 必要となります。
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塩0.5% エルバージュ パラザンD |
こまめな観察 この治療は経験が 必要のため実施 したからと行って 完治するものでは ありません。魚と水 の両方が見れる方 にお勧めいたします |
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細菌 (強) |
穴あき病(特に錦鯉) | 新しく鯉を購入してメイン池にドボン・・・これが一番の原因です。 購入した店では穴あき病にはなってなくても環境が変わると 一気に猛威を振るいます。今の強力な穴あき病は治りません。 口、手の付け根、腹、ヒレの先と発見が難しい場所から進行して いきます。この病気は接触感染していきますので池に保菌者が いるとすべての魚に感染します。 同一の濾過槽で水を共有していても池が別ならなることはない。 当店の知る限りではなったということを聞いたことがありません。 この病気は一度でもなったことのある魚はなりにくく抗体が 多少なりともできるみたいですが環境が悪化すると再び 再発して以前より治療は困難になる。今までなったことが ない池の場合一度感染すると最近の場合は即死亡する 場合がありますのでくれぐれも隔離水槽を設けてください。 鯉を購入したら最低2週間隔離してください。 隔離するだけでは不十分なため隔離している池に愛鯉を一匹 投入してください。もし購入した鯉が何らかの保菌者なら愛鯉に 症状が現れます。逆に愛鯉が保菌者だった場合、購入した鯉に 症状が現れます。どちらにしてもダメージは最小限となります。 |
経口投与 メチレンブルー その他etc |
※重症魚は病原元 の魚を処分 |
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カビ | 水カビ病 | 体表に綿状のカビが付着する。 | ヒコサンZ メチレンブルー エルバージュ |
すぐに治療 | ||||
ウィルス | ねむり病 | 鯉の当歳の幼魚が主に発生する病気で体を横に倒したままになり 音を立てたり池のふちを叩くと起き上がるがまた横向きになる。 ※最近は二歳魚でもみられます。これは"ねむり病"にかからず 二歳魚になってしまい"ねむり病"にかかった事のある魚と同居させると 発生します。このことから秋から冬に買った当歳と二歳は一緒にしない と言われる事がお解かりいただけると思います。面倒でも秋から冬に 買った当歳は別の水槽で春まで待ち、その後塩浴をした池にて他の魚の 同居させる事が望ましいです。 |
塩0.5%で場合に よっては0.7% |
すぐに塩 | ||||
ウィルス | ねむり病 番外編 |
新しい鯉を購入していなく、新たに鯉を購入し混ぜると 元居た鯉がバタバタと死に始めるような症状があったら ねむり病を疑ってください。この場合「病気の鯉を売りつけられた」 と騒ぐ方がいますが基本は塩0.5%を先に入れておくと死ぬことは ありません。(ねむり病の場合)ほかの寄生虫なども一緒に 付いてくるため薬浴もかねて行ってください。 |
塩0.5%で場合に よっては0.7% テラマイシン |
新しい鯉を入れる と同時に薬浴 |
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ウィルス | 浮腫症 | 体がむくんだり眼球が極端に落ち込んだりする。錦鯉の稚魚で よく見られるこれにかかったら塩浴を直ちに開始する。 |
塩0.5% エルバージュ |
あまり見ないが とにかく塩、エル バージュ |
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寄生虫 | ウーニディウム病 | 別名コショウ病ともいわれ熱帯魚ではダトニオ等がよくなる病気です。 白点によく似ているがすぐには直らない病気です。 |
塩0.5%で1週間 以上 |
すぐに塩0.5% | ||||
ウィルス | リムフォシスティス |
|
傷口から広がるの でエルバージュを 入れておきます。 |
様子を見る | ||||
ウィルス | 金魚ヘルペス | 主だった外傷はなく免疫が低下する事でいろいろな細菌、寄生虫に 寄生されて死亡する。環境が変わったりすると発病することがある ために水温合わせをせずに水槽に入れると発病することもある。 よく金魚が死ぬと「ヘルペス、ヘルペス」と騒ぐ人がいるがたいていの 場合はエラ病や寄生虫によるもので人間の不注意によるものの場合 が多く、ホームページ等で紹介されている症状に似ているため誤解が 生じている場合がある。私もウィルスは見たことがないために断言は できませんが金魚ヘルペスによって死亡することは少ないと思います。 |
治療法は細胞に 攻撃しないといけな いために同時に 金魚も死んでしまい ます。予防以外対 策方法はない |
日ごろの管理で免疫 をつけているとならな い魚もあるが購入後 はメインの池にすぐに入れない。 |
||||
ウィルス | コイヘルペス ウイルス病 (KHV) |
平成25年現在ではコイヘルペス症はあまり聞かなくなりました。 というのもウィルス保菌鯉にも寿命があるためと鯉の流通減少、 愛鯉家の減少、ネットでの錦鯉売買(移動)が減ったため考えられる。 (本からの引用) まず初期段階では背びれをたたみ水面に浮く 体表のぬめりが落ちてしまいエラを見ると少し黒っぽく 櫛状のエラがはれた感じになり鼻上げ状態になる。 鼻上げから12時間から24時間で大体死亡する。 二次感染で体表に白雲症状のわた状のものが付く場合もある。 注意事項(本からの引用) 水温を30℃まで上げてその後5〜6日かけて33℃にすると ヘルペスを治すことが出来るというような情報があったことが あるがこれは大きな間違いで治ったのではなくキャリア鯉となり 体内に潜伏した状態になっただけである。これが昇温治療と 呼ばれるものです。 この状態は鯉とウィルスが共存している状態でキャリア鯉自体は 抗体をもっているので死ぬことはないがその鯉を他の鯉と一緒に すると他の鯉はウィルス感染して死ぬ場合がある。 上記は本からの引用で確実ではないが鯉の放流や譲渡によって 感染が拡大する場合がありやっかいです。PCR検査 (KHVウィルス検査)でも陽性にはならずキャリア鯉なのか 無感染鯉なのかは特定出来ないのが今の現状のようです。 上記錦鯉ヘルペス記事は本からの引用であり当店への質問は ご遠慮ください。またこの記事を見た人が誤って放流や譲渡を 踏みとどまっていただくために掲載しております。ご了承ください |
鯉を購入後はメイ ンの池に入れる 前に2〜3週間は 隔離池で飼育を する。 |
購入後は隔離し て様子を見る以 外は対処法は ない。 |
||||
ウィルス | コイ春ウイルス血症 (SVC) |
詳細な資料は御座いません。 | 鯉を購入後はメイ ンの池に入れる 前に2〜3週間は 隔離池で飼育を する。 |
入後は隔離し て様子を見る以 外は対処法は ない。 |
〒444-0423 愛知県西尾市一色町一色東前新田19
川合観賞魚
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