AVヒストリー2005(2005年1月1日〜)
徒然なるままに・・・修羅の道の戯言などを(^^ゞ
ハイエンドデジタルケーブル比較試聴 05年2月18日
ラインケーブルを8N-A2080Uに変更後であるため、以前に7N-DA6100を試聴したときほど大きな変化は総じて無し。
リファレンスであるワイヤーワールドのゴールドスターライト5(XLR)に対して同等以上の性能をみせつけてくれました。
レンジとしては全部充分です。若干DA6000のみ高域の輝きが強めの印象。8Nは低域の量感がちょっと強めかな。
音の厚みに関してはもうGSV5が薄口に感じるほど8N/7N圧勝、特に8Nはすごいですね。
フォーカス・定位は最初よくわからなかったのですが、色々聞いていてDA6100の揺らぎないピンポイントの実体音とそこから響き/余韻が綺麗に拡がっていく様がすごかった。これを実感してしまうとDA6000でも若干の音像の滲みがあると感じてしまうほど^_^;。他はさらに滲んでるように感じてしまいます。
余韻の拡がりなんですが、これはGSV5とDA6100がいい感じ、360度音に包まれる包囲感があります。でもDA6100の方が音に厚みがあるので包囲感が実感しやすいです。これで聴いたエンヤはもう部屋全体が完全に音に包まれる感じで究極のヒーリングサウンドでした。DA6000だと包囲感は270度くらい、8Nは180度くらいかな。
結局、比較してしまうとDA6100が一番となってしまうのですがコストパフォーマンスを考えると8Nはかなりいいです。でもXLRのみということで用途が限定されてしまうのが惜しいです。
やっぱDA6100の音の実体感と余韻を聴いてしまっていると最終的にはなんとかしたいなと考えてしまいますね。
ケーブル | レンジ | 音 み | の 厚フォーカス・ 定位 | 音 がり | の 拡総合 |
WIREWORLD GSV5 XLR | 5 | 3 | 3 | 5 | 16 |
ACROLINK 8N−A2080U XLR | 5 | 5 | 3 | 3 | 16 |
ESOTERIC 7N−DA6000 BNC | 4.7 | 4 | 4 | 4 | 16.7 |
ESOTERIC 7N−DA6100 BNC | 5 | 4.5 | 5 | 5 | 19.5 |
ラインケーブル総入替 05年2月11日
アインシュタイン製ケーブルの信者で通してきたのですがラインケーブルはついに乗り換えることになってしまいました。ACROLINKの8N−A2080II Premiumに総入替えです^_^;。
これは一本30万円もする割に早々に完売してしまったESOTERICブランドの8N電源ケーブルと同じ8N銅線を用いプラグがこれまたES0TERICのハイエンドケーブルと同じという代物でシース系も同じような感じです。しかも最近流行りの限定物^_^;。
でもその割に値段が98000円/m(ペア)という比較的リーズナブルな価格なんですよね。プラグが単品売りで6万円(4個)するものなので、ESOTERICのハイエンドケーブルと比べるとかなりお買い得ということになります。
まぁ結局は出てきた音でなんぼの世界だからいくら能書き並べた所で何の約にも立たないことはわかっていますので、まずは試聴することにしました。でもRCAが店頭用しかなく、とりあえずXLR1mの新品を借りられたので試聴してみました。
XLRはフォノイコとプリアンプ間で試聴。まず感じたことはレンジ広いです。低域の量感と沈みこみがいいです。また音の抜けがすこぶる良く情報量が多いにもかかわらず音の厚みがあるんです。しかしまだ新品ということもあり弦とかに荒さが見受けられ、我が家のリファレンスのニュートロンには中高域の滑らかさは及ばないなと感じておりました。
しかし・・・数枚聴き進む内にどんどん気に入らなかった部分が解消されて良くなってくるんです^^;。
こりゃCDでも試聴したいと思い、正確な評価はできないかも知れないですがRCA−XLR変換のニュートロンと試聴ケーブルを直列接続しDACとプリアンプ間につないで試聴開始・・・。
このレンジの広さと情報量は何!って感じです。しかも音の厚みがある!。大体今まで試聴してきたハイエンド系のケーブルは情報量とかレンジは広いけど音の線が細くなったりして全然好みじゃなかったのですが、今回の8Nは厚いのにレンジが広いんですね^_^;。それにどの帯域にも特定の誇張感がなく、余韻の拡がりもすごくいい感じです。ボーカルも引っ込まず適切な位置にいるし、色艶という面では少し淡白でまだ華やかな感じですが、ニュートラルな表現という意味ではこれ以上はないかもって感じです。
ちなみにニュートロンだけに戻すとレンジが狭まって音がどこかでつっかえてる感じに聴こえてしまいました(-_-;)。
もうだめです・・・限定物だけに機会を逃せば全面入替えは難しくなるかもということで特注物も含め、基本のラインケーブルすべてを入替えることに決定。
さて特注物もあったのに1週間もせず納品となりました(早すぎ^^;)0.1chは後追いで注文したのでまだ入荷せず。
まずは5ch分のラインケーブルを入替えてみて新品にも関わらず音の抜けとレンジの広さに感動しました。さらに5.1chでの情報量がアップがすごいです。風、衣擦れ、溜息等今まで入ってると思わなかった音が聴こえてくるんですね。
エージングが進むにつれて華やかさも落ち着いてきていい感じなんですが、一部のソフトでどうもしっくりこない感じがありました(特に高音質盤でないもので)。中高域の滑らかさがたりない感じなんですね。素直に音が出るようになったからソフトの粗がでてるのかなと思っていたのです。
しかし、一週間おくれで残りの0.1ch(D.CubeTX2)分のラインケーブルが入荷し付替えてみて状況が一変しました(^。^)。気になっていた部分が解消されて非常に滑らかかつ繊細な情報まで聴こえるようになったのです。やっぱメインチャンネルの低域に対してサブウーファーの低域が追いついていなかったのかなぁと勝手に思っている次第です。だってサブウーファーだけでは聴こえない低域の話なんですからね^_^;。
でも久々にケーブル変更で感動・鳥肌物の出来事でした。
WBT NEXTGENプラグ購入 05年1月9日
最近プラグ部の接触不良が多いデジタルケーブル(SAECのEFF2000)のプラグを換えました。どうもEFF2000はホット側の電線とプラグ部のかしめ部が弱く、前にも接触不良を起していたのですが、また別のやつも接触不良をおこし始めたので、いっそのことプラグを換えてしまおうと思いたった次第です。
でプラグの候補としてはせっかくだから話題の75オーム整合をうたい文句にしてるWBTのNEXTGENプラグがいいかなと思い、銅素材のプラグでどうかなとお店に相談したところデジタルケーブルなら銀素材の方が高域特性がいいからお奨めといわれてしまいWBT−0110Agを購入(並のデジタルケーブルなら買える値段なんです^^;)
なんかこのプラグに換えるだけでかなり音がよくなると噂だけは聞いていたのですが、ほんとにプラグだけで変わるんか?というのが自分の気持ちでした。
で今回2本のデジタルケーブルのプラグを交換することにしていたので、まずは一本のみWBTに換えてとりあえず2chのCD−DAC間につないで比較試聴してみました。
まずはノーマルのEFF−2000を久しぶりにつないで聴いてみたのですが、どうも高域の元気がいいのですがちょっと雑に感じ低域もぼけが大きい印象でした。幾分ハイ上がりな傾向な感じです。
次にWBT−0110Agに付け替えたケーブルです。まずは音が出てきた瞬間で全然変わっていてびっくり・・・中高域の雑さがなく密度感が高くなってるんですね。低域もいくぶん締まって全体の雰囲気はちょっと低域優勢のいい感じです。リファレンスのゴールドスターライト5と変わらないんじゃ・・・と一瞬思いましたが、細部の情報量はさすがに少ないことがわかりました。
でも同じケーブルでプラグを換えただけでこれだけの変化をするというのはちょっと意外な驚きでしたね。全体のバランスと音の密度感は確かにWBTに換えた方がいいと思いました。
その後、もう一本もWBTのプラグに交換して、基の使用場所であるMIMESIS30MEとDAC間に接続。
しばらくウォームアップで鳴らしておいてよく聴くソフトを聴いてみると・・・なんか音場の実体感が増してるんですね(^。^)。リアの音像も骨格がよくなったし、全体に風が吹いてる音なんかのリアルさがよくなってます。
結構高いプラグでしたがこれだけの効果があるなら自分的にはOKな感じです。
ただこのプラグの扱いにくかったのはコレットチャックが樹脂ネジでできているのですべりが悪く両手を使わないとロックできませんでした。よってラック裏のケーブル接続で片手作業しかやれそうもないとこにつなぐのにどえりゃ〜^^;苦労しました
Audiophile BASE導入 05年1月8日
DACのFALCRUMにはG−FLEXというインシュレータを入れているのですが、どうもこれがすべりやすくていかんのです。ちょっと力入れてボタン押すとDAC本体が動くしケーブルの差し替えなんかの時にもずれやすくてポイントずれると音も変わるしと悩みの種でした。
そこで前からなじみのお店では評判のAudiophile BASEというボードを借りて試してみました。結構マイナーな存在だと思うのですがステレオサウンドにも記事が載ってましたね。
さてFALCRUMの下に入れて試聴開始、最初は少し音像が大きくなるかなと思っていましたが、ボード系はなじむまでに少し時間がかかることは経験済みなのでしばらく放置しておくと段々音が良くなってくるのがわかりました。
最終的に2時間後くらいから本格的に聴きはじまたのですが、まずドラムのスネアの抜けがいいですね。スパンと音が出てくるんです。全体に音のレスポンスがよくなってる感じです。そのせいか音楽のノリがよくなったような印象も受けました。低域の分解能も少し向上してます。また音の前後の立体感がでやすくなるみたいです。
ということでFALCRUMの下はG−FLEXから変更と相成りました。
ESOTERIC デジタルケーブル試聴 05年1月4日
ESOTERICメクセルが出したハイエンドケーブルシリーズの内、デジタルケーブルのトップグレードの7N−DA6100(BNCコネクタ、定価252000円税込)が借りられたので話しのネタに試聴してみました。
我家ではライン・スピーカー・電源ケーブルはアインシュタインで統一していてそう換えるつもりはないのですがデジタルケーブルのみは本命が見つからず現在はワイヤーワールドのゴールドスターライトの5シリーズで落着いているという状況です。
過去にも色々とハイエンドのケーブルは借用して試聴しているのですが、どれも個性はあるのですが絶対的な優位性がでないことが多くてほとんどパス状態でした。そんな中でESOTERICが出したケーブルもまぁそう期待するほどの変化があるのかという感じで試聴してみたのですがちょっと驚きでした(゚.゚)。
まず音のフォーカスがよくなるのに音が痩せないんですね。高分解能タイプのケーブルはよく音が細くなってがっかりすることが多いのですが、音の骨格はむしろ太くなってるのにフォーカスは向上してる感じです。また低域の伸びと分解能もいいです。暗騒音なども曖昧にせずしっかり音にしてる感じですし、太鼓などの音の立上り、余韻の出方もリアルな感じなんですね。これを聴いた後でゴールドスターライトを聴くとピントが甘く淡白な音に聞えてしまう感じです。
聴きつづけるとこれはやばいと思い1日で返却してしまいました(^^ゞ。あんまり聴いてると後に戻れなくなるのは目に見えていたし・・・さすがにケーブルにあの金額というのは少々気が退けるので。
でもしばらくは耳に音が残って我家でCDは聴けなかったです^^;。
でも下のグレードの7N−DA6000(定価147000円税込)ならどうかなと考えてる自分がいるのが怖かったりして・・・一応借用して試聴するつもりでいます(^^ゞ。