アクチノライト
( Actinolite / 透緑閃石 )
大変多くの種類がある角閃石(アンフィボール)の仲間で、陽起石やアクチノ閃石
とも呼ばれます。名前の由来は結晶が放射状に集合する為、ギリシャ語のAktis
「光線」からきているそうです。
何だかパッとしませんが、目を近づけて見ると透明感もあり
なかなかに美しい結晶です。
愛媛県 宇摩郡土居町 五良津山 産
アンフィーボール
この石は主にアクチノライト(透緑閃石)で構成されていますが、
純粋な物ではなく他の鉱物との固溶体なのだそうです。
詳しく調べると独立した鉱物名が判明するかもしれませんが、
表記では範囲を大きくアンフィーボールとしたそうです。
スリランカ コロンネ産
ネフライト
( Nephrite / 軟玉 )
交差繊維状構造のアクチノライト、名前の由来はギリシャ語の Nephros で
「腎臓」と言う意味合いらしいです。
モース硬度は6.5と差して固くは有りませんが、強固な結晶構造なので
カケ・ヒビに強く宝飾・彫刻に適しており、安価ですので大きめの彫り物も
手に入れやすいです。
カボション・カットされた石 ビルマ産