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ペツォッタイト
( Pezzottaite / 通称 ラズ・ベリル)
ベリルのいちバージョンみたいですが、セシウム元素を15〜17%含み、比重、
屈折率ともに高くベリルの範囲外なのだそうで独立種とのこと。名前の由来は
イタリアのDr.Federico Pezzottaに因みます。
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まるで六角ボルトの頭みたいですね。左側の結晶は向きを変えてい
ますが、正面にするとほぼ同じ形です。柱状にはならないみたいで
すね。出始めよりは幾分価格はこなれましたが、分離結晶の標本と
してはまだまだ高価な部類になります。
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写真左側
産出は順調ではないとの噂に慌てて注文。1カラット越えの場面が
大きく取れるマーキース・カットを選んでみました。インクルージョン
の少ない石を手に入れるのは困難な現状で、けっこうイケてる物を
選んだと思っているのは少々手前味噌でしょうか?
写真右側
宝石としてはサンプル程度の品質で実にわかり難いですが、一方
方向に向いたインクルージョンの為に僅かにキャッツ・アイが出て
います。
紹介のカット石は全てマダガスカル産
Ambatovita, Fianarantsoa Republic of Madagascar
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