ペリドット
( Peridot / 橄欖石 )
本来はオリビンと紹介するべきですが、圧倒的にペリドット(宝石名)の方が知名度が高いので・・・
実は中学校の教科書にも出てきますよ。和名の橄欖(かんらん)とはOlivine(オリビン)を和訳した
ものでオリーブの意味です。 硬度は6.5で宝飾にはよく使われますが、やや脆い感があります。
* 橄欖石はグループ名で現在7種が認知されています。ここで紹介されている標本と宝石は
苦土橄欖石(Forsterite)で一般的にペリドットと呼ばれる物はこの種類になります。
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アフガニスタン産
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U.S.A アリゾナ州 サン・カルロス 産
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標本とカット石
左側の標本はペリドットの砂状粒が固まって出来ており、むしろ母岩の方が少ない。
U.S.A アリゾナ州 サン・カルロス産
オリビン片(石質部)が鉄ニッケル合金(鉄質部)散りばめられたなんとも
不思議なプレートです。比重の異なるこの二つの組み合わせは重力下で
はあり得ないところから隕石である事が証明されます。金属部分の酸化
防止にコーティング処理を施すのが一般的です。
U.S.A. アリゾナ州 産
フォルステライト
(Forsterite)
オリビン・グループの端成分鉱物。名称は英国の鉱物コレクターJacob Forsterに因んでいます。
フォルステライト /Mg2 SiO4 とファヤライト /Fe2 SiO4 の中間組成で黄緑色の結晶がペリドットと
呼ばれています。
ファセットカットされた物
スリランカ コロンネ産