オパール
(Opal)


オパールは珪酸ゲルが硬化したもので、5〜10%の水分を含みます。硬度は6ですが、水分
を含んでいる為乾燥に極端に弱いものもあり、保管には注意が必要です。特徴的な遊色効果
は微小球状シリカ(珪酸)が規則的に配列している為光が回折する事によって起こります。  
  ジュエリーとしては19世紀に小説が発端で不幸の石と嫌われた時代があったそうです。



メキシコ産


    

左側は大きな揺らめきの遊色効果が美しい標本。
右側は母岩ごとカボションカットされたもの。


   

ファイヤーオパール

ゼリーの様なみずみずしさと華やかなカラーが特徴です。
原石標本は安価に手に入りますが、何故かカット石は
小さい物が多くやや高価です。



オーストラリア産


   

左側は乳白色の中に青色の遊色が出ています。
右側はシェルオパールと呼ばれる貝の化石がオパール化したもの。


    

写真左側 ホワイト・オパール

写真右側 ヨォワナッツ・オパール
オーストラリア クイーズ産



様々な国のオパール
遊色効果の出ないオパールが多いようです。


      


遊色は示さないがカットされると、半透明のとても涼しげなルースになります。
ペルー産 


   


写真左側 イエロー・オレンジの華やかなオパールです。
バックは白い方が遥かに美しいのですができるだけ同じ
条件の方がと思いまして・・・
ブラジル ピアウイ産


写真右側 チョコレート・オパール 思わず口に運びたくなる
様な色をしています。遊色は弱めですが味のある石です(笑)。
エチオピア ショーワ産



    


このファセットカットされた石はハイドロフェーン・オパールと呼ばれる大変珍しい
物で水分を吸収することにより、不透明フォワイトから半透明に変わります。
(写真は左から徐々に水分が浸透して行く過程を撮影しました。)

USA オレゴン州産


      


ハイドロフェーン・オパールの遊色付きです。中央の写真はまだ真の部分まで
水がしみこんでいないので薄ら曇っています。写真右側が完全に水を含んだ
状態です。遊色を捕らえたかったんですが上手くいきませんね、
実物はこの何倍も綺麗なんですよ。

メキシコ マクダレナ産



     


写真左側 キャッツ・アイ効果出るタイプのオパールです。
タンザニア、キングマール産

写真右側 スリランカにはオパールは採れないが通説なんですが、
ちゃんとあります。産地が珍しいコレクター石ですネ、地味なので
宝飾にはかなりセンスが必要。
スリランカ ゴダカウェラ産



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