カルセドニー
( Chalcedony / 玉髄 )



*潜晶質石英からなるカルセドニーには 色や模様によってアーゲート,オニキス,
ジャスパー,等いろんな呼び名があります。(それぞれの呼び名の境界線は曖昧
だと思います。)まったく同じ模様は無いのでお気に入りを探してみては如何でしょ
うか? 硬度は6〜7・5程度で宝飾化工におおむね向いています。

*平たく言えば微細な石英結晶の集まりです。



模様のない物、もしくは固有の名前が付いていない物は
○○カルセドニーと呼ぶことが多いです。


       

帯赤橙色の均質〜弱い縞模様のカルセドニーはカーネリアンと呼ばれます。インド産


      

アップルグリーンが美しいクリソプレースと呼ばれるもの。
標本はブラジル,ゴイアス州 オパーゾン産
カット石はUSA カリフォルニア産


             

特に個別の名前は無いピンク カルセドニーですが、短波
紫外線で緑色に蛍光発光します。USA ニューメキシコ州産

カボションカットされた物   ブラジル産


   


宗教的な思いが強い石で、赤い斑点模様が血を連想するそうで、
ブラッドストーン(ヘリオトロープ)と呼ばれています。
右側は カボション

左側はその原石、100g以上あるのでボリューム満点。
インド産


     


写真左 黒色不透明の物はオニキスと呼ばれています。
機械彫りのカービングですが中々の美人でお気に入り。

写真右 グリーンカルセドニーのカボション


アーゲイト
(和名 瑪瑙)
模様に一貫性のあるもの

        

       モジュールを半分に切った物に染色を施したものです。中央の空間には      
   小さな水晶がびっしり生えています。ブラジル産

 

左側はファイアーアーゲイトと呼ばれています。暗闇から沸き立つ様な美しい模様が特徴的で
メキシコ産です。
右側はモスアーゲートと呼ばれています。その名の通り苔状の模様でマダガスカル産です。



ジャスパー
(和名 碧玉)
模様に一貫性の無い不規則なもの



この蛇の目模様のジャスパーはオーシャン ジャスパーと呼ばれています。少し前までは鉱脈
の場所がはっきりしなしなかったそうです。現在は特定され、マダガスカルの海中から産出す
るそうです。但し海の潮が引いた時にしか採掘ができないみたいです。



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