第5回定期支部大会支部長あいさつ要旨

みなさん、おはようございます。支部長の小林でございます。

三河碧海支部定期大会にご参集いただきました代議員・傍聴者の皆様、大変ご苦労さまです。また、大西代議士を始め碧海5市の各級議員の皆様、退職者組合会長様、ポストライフ東海地方部長様、東海地方本部副委員長様、ご多忙のなか三河碧海支部に対する激励に駆けつけていただき、大会構成員を代表して御礼申し上げます。

まずは何といっても4月27日に成立しました郵政法案について申し上げます。小泉内閣による郵政民営分社化により、この5年間郵政事業は、地域に根ざした満足なサービスができず、国民・利用者の皆様に大変ご不便をおかけしました。また、事業の経営状況も厳しく、組合員の皆様にも経済的・精神的な負担を強いることになりました。

その状況を受け、法案成立に向け、政権政党である民主党がねじれという厳しい国会運営の中、本当に粘り強く取組んでいただいた結果、悲願の郵政改革が成し遂げられました。本日お見えですが、大西先生を始め、各級議員の皆さんのご奮闘に感謝申し上げます。

そして、何よりこの大きな成果は、厳しい生活・職場環境の中で、我慢を重ねながらもJP労組を信じてくださった組合員、そして家族の応援があったからこその結果であったと思います。

先の全国大会にて、来年の夏に行われる参議院選挙にJP労組として2人目の組織内議員を国会へ送るため、中央執行委員の「さだみつ克行」さんを擁立して闘うことを決定しました。今後も、郵政グループが発展できるかたちをつくるため、政省令がらみの課題は山積しており、組織として政治的影響力を高めなければなりません。まずは、みらい研の必要性を全組合員へ伝え、一人でも多くの組合員を結集して、組合員の政治意識を高め、「さだみつ克行」さんの名前を浸透させることとします。

さて、本支部大会はJP労組結成から5年の節目を迎える大会となりました。この1年を振り返る中で、5年間の支部としての総括をしながら「新たな郵政づくり」に向けた執行体制にて再スタートを切るための大会としたいと考えています。

お手元に、支部大会議案のポイントを配布させていただいております。後ほど書記長より提案されますので、私からは、「新たな郵政づくり」を展望した支部の弱点克服に向けた考えを申し上げます。

まずは、この1年間は旧特定局の組合員の方とのふれあいを模索した1年でありました。やり方・手法には異論を唱える方も大勢いますが、何もやらないよりも、一歩でも前に進めて、評価・反省しながら進めてきました。

アクション21では、各機関会議等への女性の参加率の20%を目指しています。我が支部は女性組員の占める割合は全組合員に対して21%です。本支部大会では  名の女性代議員の参加があり参加率  %であり大変感謝しております。

女性の声をも反映できる仕組みを構築した支部としたい思いです。「新たな人事・給与制度」では女性の声が反映されているのでしょうか? 全国大会・地方大会でも女性の視点からの意見はないように感じられます。女性の一生の中では働きながらも家庭では主婦という立場を経験します。その中で、賃金や処遇よりも大事な出産・子育てという、労働組合の世界では理解されにくい人生での夢を実現したいと考えているのではないでしょうか。郵政という職場の中は、制度としては認められている産休・育児休業等が安心して取得できる環境にあるのでしょうか? 毎回のこんにちは運動の中で感じますが、彼女達がフロントラインでお客様に対して無償の笑顔を提供する姿を守るには、安心して働ける職場環境を整えることが重要です。今現在、どう具現化するか悩んでいます。本日、お集まりの女性代議員の皆さんから、「支部長、こうやればいいですよ」と背中を押していただけるような発言を期待しています。

次に支部の執行体制について申し上げます。

JP労組結成時からの役員は、そろそろ退場する時期にきていると感じます。組織統合時の課題であった組織の融和と融合に邁進したこの5年間はそれなりの苦労や成果はありましたが、旧組織時代に組合活動に関わったことのない組合員やJP労組時代採用の組合員から組合に対する声が聞こえてくるようになりました。「新たな郵政づくり」を目指した支部体制を作り上げるために、まずは、この1年を各社別・内外別のバランスを考えた役員体制で臨み、会社統合に合わせた分会体制を再構築して、各種取り組みの基本動作が徹底できる組織基盤を作り上げたいと考えています。

何年か先には、先祖がえりさせることのない執行体制を築き上げ軌道に乗せたいと思います。それを私の最後の仕事にさせて欲しいものです。

最後に、この1年は、先行き不透明で、いつ解散総選挙となるのか解りませんが、来年の夏にて任期の切れる衆議院の選挙では「おおにし健介」代議士の2期目の当選に向けて全力で取り組むことと、来年の参議院選挙での組織内候補の「さだみつ克之」さんの全組合員からの一票の積み上げによる、文句なしでの票数で国政へ送り出すことを、支部の先頭に立ち、取り組む決意を申し上げ三河碧海支部を代表してのあいさつといたします。

 

以上。