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普段の練習では助走を思う存分使い、気持ちよくステアケースが登れるようになったと思って競技に参加してみたら全く登れなかった…なんて事はよくある話ですね。 実際のセクションでは助走できる範囲が少なかったり、地面が荒れていたりと様々な悪条件が用意されています。 そこで今回は助走がほとんどできないセクションを想定したステアケースの攻略法をご紹介します。 パラレルやダニパラができる方々には参考になりませんが… |
半回転ステア |
1) セット 半回転ステアは逆足(利き足の反対側)から利き足までクランクを半回転させて登ります。 ですから、逆足スタンディングは必須です。 セット位置はステアの高さ+αです。 今回は70cm程度の高さですので壁からフロントのハブ軸を80cm程度の位置にセットしました。 |
2) 溜め Rハブのノッチを掛け、ハンドルを真っ直ぐに戻しながら少しだけバックしました。 しなくてはならない動作ではなさそうですが、私はこの方が力が溜まるような気がします。 1)の画像よりもクランクが少しだけ上がってるように見えますよね? ここから漕ぎ出しながらフロントを上げ始めます。 |
3) フロントアップ 素早く、正確にステアの角にフロントを当てます。 もう少し低めのステアでしたら、角ではなく角に限りなく近い上面にフロントタイヤを乗せにいってもいけると思います。 また、この場合は腰を引いて(体重移動で)フロントを持ち上げていたのでは伸び上がりのタイミングに間に合いません。 力強い漕ぎと腕力で引き上げてください。 |
4) 伸び上がり フロントタイヤがステアの角を通過すると同時に伸び上がりながらリアを持ち上げ始めます。 この辺りの動作はできる限り素早く行う必要があります。 のんびりしていてはクランクやガードがステアにぶつかってしまいます。 |
5) 終了 素早く伸び上がった後はさらに素早く腕を前方に投げ出しながら足をたたみ込み、自転車を前に進めます。 この時点でリアタイヤがステアの上まで登る事ができれば大成功です。 |
GIFアニメ |
お馴染みのGIFアニメです。 動作が早いので伸び上がり近辺のコマは細かくしてあります。 その代わり、前半の溜めの辺りは荒くコマ取りしています。 上の説明ではブレーキの事には触れていませんが、セット時と終了時以外はノーブレーキです。 溜めで少しだけバックしましたが、前進に切り替わる時もブレーキは使用していません。 無論、フロントを角に当てにいった時、リアを持ち上げる時もノーブレーキです。 普段、簡単に登っているステアもこうして助走を少なくすることで難易度が増し、良い練習になると思いますが、いかがなものでしょう? |